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いくつもの時間と
太陽を横切り


窓辺の中で
影だけが遊ぶ





その足音は
騒がしくも心地よさのうちに

正午を過ぎて
風を忘れた頃、


幾重もの雲を
たち上げ

躊躇わず
夕立ち ....
夕暮れは音階を待ち
染められるべき旋律は藍にて



焔は色をひそめ

少しばかり
せつなく風が抜けて




境界を曖昧なままに




ひと息の独唱は
明日へと続いている








 ....
ねぇ

神様

そこにいるんでしょ?
聞きたいことがあるんだ
そこに行ってもいいかなぁ

あふれる
光のした
探し疲れた答えを
片手のひらにのせて
そこに立っているんでしょ?

会ってみたいなぁ ....
雨が似合う日に
とっておきの
憂鬱を着て

雨が似合う道を
お気に入りの
傘をさして

雨が似合う花に
こっそり
逢いにいく

雨が似合う人には
なかなか
なれそうにないけれど

もう雨は
嫌いじゃ ....
眩むように
ひそやかで


賑わうように
うら寂しく



微かに浮き立つ
輪郭を描写するような



凝縮された時間の果ての
雪洞にも似た夜の入口に導かれ


僕は



記憶の中、
遠くか ....
あおい蕾が
春の嵐にぽきん、と折れて
公園のくずかごに捨てられている



花の命のありかがわからなくて
こわごわ抱いて家に帰る



光に翳すと
やわらぎながら
ほどけてゆく部屋



輪郭をも ....
ぼくは高校卒業まで叔父叔母に育てられた
母さんはぼくと妹にいちども会いに来なかった
誕生日にはお金が送られてくると叔母は言っていた

叔母ぼく妹で買い物に出かけると
きまった店でよく服を買っ ....
上を望まず 控えめに

その身を飾る サザンカは

愛に溢れて 美しく

舞い散り落ちた 花びらも

一つ一つが それぞれの

愛する心を 忘れない
詩は世界を構成している

移ろう空の色
道端の小石
花びらのまあるいカーブに
詩が宿っている

だから
世界は詩で造られている

そんな気がするんだ
空に羽が生えた
あんなに自由に見える空さえ
どこかへ飛び立ちたいのか

わたしはそして
根を張るように
ここを離れられない
ささやかな嘘。
私は考える。嘘がウソであり続ける為に髪を伸ばし
私を縛り、私は私を騙し続ける。



象牙の塔は築かれる


築くべくして
築かれるので

そこに現実は無いんだ

 ....


おまえは
ひっそりと
息づいている

遠く
生まれ故郷の
砂漠を思い浮かべて

ひっそりと
欲望を募らせている

ああ
なんて

かわいそうなおまえ

せめて
おまえを愛でよう

せめて
記憶に ....
砂浜で

きみとぼくは
ふたりで座っている

ぼく以外のひとを想ってるきみと

きみのことしか考えられないぼくと

夕焼けは
残酷に
こころの隅々まで
照らし出す

あの夕焼け、きれいだねって

それ ....
色褪せた空に
薄赤い月が
張り付いている

神様
あたしにもまだ
やり直せるチャンスを
くださいますか

たいして信じてない神に祈る

せめて

あのひとが
幸せでありますように
厚く



熱の積層する
太陽の谷間で


流水を浴びたいと


切望の淵



地虫は揚力を手に入れて

夏の途中、



蒸す草いきれは陰を追い



木々の葉をひるがえす

風もなく

 ....
まだ青い実が
道に落ちている

成熟を知らぬままに
その存在を主張する

ああ
ボクに
何が出来るのだろう
いつまでも
子供のままじゃ
いられないんだ

青い実が
道に落ちている

誰もそれを
拾おう ....
真夜中にとめどもなく
浮かんでいる



多層の意識の吐露



舞台は悲劇と喜劇を目まぐるしく映して



時計の針だけを朝に近づける



虚ろな時間さえ
真実を想って



眠りに誘われ ....
例えればあなたは
この砂漠に育った


風の紋様のように
年輪を刻んだ



太陽の灼くように
苦痛と恵みとがあって


月の照らすように
癒しと哀し ....
天の白馬は 雲海をかけてゆく

どこまでも どこまでも

時に 灼熱の太陽に灼かれようとも 時に嵐に飲み込まれようとも

その足並みは変わらない よりいっそう負けまいとして 力強く駆け抜ける
 ....
あたしなんて
死ねばいいのに

お風呂にずぶずぶ潜り込んで
死んだ真似

呼吸が続かなくて
ざばり
息を吸い込む

過去が何をくれた?
未来が何をくれる?

大切なのは


分かってるのに

時々難 ....
世界は円で完結する




民族も
思想も
姿かたちも




些細な異差の
凝縮された拡大




あなたのどこかが
もしも欠けてしまったとしたら


誰かと
手をつなぐとよいのです



 ....
鳥だって
ああやって生きている

人だって
そうやって生きたって良いだろ?


わたしたちは確かに孤独だけど

孤独に生きなきゃならない
わけじゃないだろ?
悲哀の音色と光の乱舞が
互いを完全に打ち消しあって
零れ落ちた沈黙に
回転木馬の夜がくる


めぐり、とまる
とまり、めぐる


繰り返されてきた物語はその結末 ....
砂浜に続く小さな花に
潮風が囁けば


あの日の
僕らのはしゃぐ声が

遠く、

残響していて




ふいに、

よせる波が
すべてを打ち消した

 ....
青空にレリーフ



少女は命を受け継ぎ
誰かをしあわせにする



風はつばさを授け
太陽は希望を授け


僕は王冠を授けよう


昼と夜とが
逆転する頃には

自ずから輝けますように

 ....
猫がのびをするように
舌を出して


髪を風に翳して
眠るうちに
世界の大半が嘘に染まって

太陽さえもイミテーションになってしまう



午後に於ける
2時00分と云うものは



ひときわ ....
あなたには魅力が満ちている

この花は
告げている


星は再び巡ってくると

あなたは
告げていた



いつかまた
この道で出逢える日まで



私は花を
摘み続けていよう



星が降るまで ....
煮るなり、
焼くなり、
しておくれ
罪をゆるすことなどは出来ないが

腹を撫でさせてやる

癒されるがいい
この空を
あなたにあげる

だから
最後に
ぎゅっと
してね

それから
お互い
忘れっこしようよ
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