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がたん、ごとんと電車は揺れて

それぞれを然るべき場所へと運ぶ



帰るところの無い私

頭上で揺れる吊り革みたい

誰かに繋がれるのを待っている



「それなら二 ....
  夜の頃
  いよいよ視力を盗まれて 往生する そう幾つもない階段を
  丁寧に降りていく 16,17,18,19,と数えていった
  山の神様が 遠い方からしょっぱい種を飛ばし
  加 ....
感情なら溢れていい
思う存分に枯れるまで
泣いてもいい
もしも年をとって
今日という日を
思い出す時
それが青春のように
輝いていればいい

願いを胸に湛え
星空から照らされる
 ....
テレビ電話の
むこうに
裸のきみがいる

削り取られた脳や
数えきれない全て
の代わりに
神は
きみの
コアを

ここに
表出させた
ひときわあかるくなっていった、
きみが
彼方にいる、そのとき
繰り返すことが
できるものだけが
ある

たしかに、彼方というものはなかった、
彼方にはだれもいなかった、きみが
そ ....
大好きは

どこから来るんだろう

どこから来て

どのくらい滞在するんだろう

有限世界、このことわりのなかで

あとどのくらい

こんなこと考えていたら


きみに
 ....
遠くの森で蜩が鳴いている
遠い遠いどこかの森で

穂を啄ばみに来る雀の群れを追い払う
生きるためにはしなければならない、どちらもそうしなければならい

秋の足音が聞こえてきた
私の後ろか ....
ウィロー、ウィロー
柳の下には何がいる?
パンクな歌手がやってきて
滑舌練習はじめたもんだ

滑舌ひらひら絶好調
東する水の果てしなく
フレージングとアーティキュレーション
ゆれるゆれ ....
「陽子、青いものー」

起立したまま微動だにしない私の横を、先生の質問はスルーと窓から外、遥か校舎の上空へ。まだわからない。分散しやすい意識をひとつ捕まえてはひとつ逃す、わざと。鳥かごのようなもの ....
夏はかき消えたわけではなくて

ものごとを何とか見よう見ようとする思いが
季節に関しても働いていて



私のタマシイも視力検査の黒い目隠しを握って
残暑側に空いてるCマー ....

は 生きていて
   たくさんの人
を   飲み込み
      迷わせ
そして
消   し   て
      しまう


そこは
 たった
       数年
で 
 ....
 エンヤコラサ

 エンヤコラサ

 今からこの婆

 捨てにいく


 エンヤコラサ

 エンヤコラサ


 今年はうちの

 婆の番じゃ

 目暗(めくら) ....
   僕はあまり夕焼けが好きではなくて
   海は群青であってほしくて
   たとえ
   双手にすくう水が透明であったとしても
   きみには蒼であってほしくて



  ....
 嫌われもののからすは

 誰からも愛されない

 慈悲の心があっても

 精進の心があっても

 愛されはしない


 冷たい冷たい冬も

 ひとりぼっち

 笑っ ....
で・ん・き・の・こんぺいとー
にゅう・どう・ぐも・から・ざーらざら
だ・れ・か・が・おーせーんーべ
ばーり・ばーり・たーべてる

ざーば・ざーば・アスファルト
なーつの・ほこりが・あらわれ ....
九歳のときに父に犯され
十一のときに母親を撃ち
十三のときに車を盗んで
十五のときに国境を越えた

シンディ
油とゴムの匂いがする
後部座席がいつもの居場所
二十の年までに
 ....
潮騒が耳の奥でいつまでも鳴りやまない八月も
半ばを過ぎて
レース糸を通したように陽光が柔らかくなる
ヒグラシもそろそろ日の目を見たくなるだろう


「おまえを必ず守る」なんて言葉を
いと ....
喪失というサイレンが僕を惑わす
夕間暮れ、呼び声は遙か彼方

きみのこえ
きみのこえ
きみのこえがする


ぼやけた部屋の片隅で泣いているのは誰なの

きみのこえ
きみのこえ
 ....
なんで
空って青いの
しくみじゃなくて
理由が知りたいんだよ
でもそれは
なくっていいんだよ
答えは
なくていい
ぼくは考えていたい
悩みにも似ている
だからすぐ悩む
だけど ....
人参をはむサラブレッドに駆り立てられ
人々はパンを追う
手を伸ばせば届くかもしれないが
目の前で揺れるパンめがけ
疾走する者とリタイヤする者とが
各々の歓声へ沈んでいく

粉まみれの鼻を ....
 
子鬼が
ざくろの実を食べた

僕はひとり
校庭で体育座りをしている

世界が夕暮れていく

どこかでまた
朝焼けをつくりながら
 
好きだった
あれこれ眺めること
時間だけを支払うこと
手ぶらでドアをこじ開けること
手放せずにいた
かもしれないを
恐れていた
買わないが消えてしまうのを

自動ドアに認知されない子 ....
               080816



アウストラロピテクスが
ぽかんと空を見ていたら
ハイエナに飛びかかられて
喉頸を引き裂かれ
哀れ絶滅したという
見てきたような嘘を書 ....
曖昧と
矛盾が口に残って
痺れてる

それが嫌で
自由のガムをポッケから
ゴソゴソ取り出し
口に放り込む



神様は生きるって
紙芝居をやっている
 ....
見上げた空の星は近いようで 遠くて
手を伸ばせば掴めそうで でも掴めなくて
何度も手を伸ばしても 掴めないのに
伸ばしてしまう
 「もし」 「いつか」

あきらめられない夢のように
そこ ....
早く
時計が進まないかなぁ

しんどいね

平常な日常

ねじを回す役目は私

私のねじは
誰が回しているのかしら

それは
自分自身だと
知ってはいるが

どうしてこ ....
 網戸のサッシの上 けだものの目で睨んでいたのは、夜の月だった
 起き上がって見上げる それほど高くない場所で
 私とにらみ合いをしている
 背中にへばりついた安物のTシャツをつまんで 惰性 ....
愛が散りばめられて
夜空に幾千の祈りをしたら
ロマンティックパレット
魔法陣を描いて
エンジェルは踊り狂う
 
坂道の反射のせいで
黄昏色の猫
オレンヂの教会
焼けただれたマリア
 ....
{引用=走れ、ジミー・デラクロイ、息はさんざん乱れ、横腹に針が刺さったごとくに痛んでも。何が迫ってきているのかと、振り返ってはならない。走れ、お前の足下の都市の輪郭がぼやけてくるまで、恐怖に、なじみの .... 天源神話なのですよ
ソティス、
今また長く閉ざされていた氷が溶けても
溶けても凍り
凍っても溶ける繰り返し
絶え間ない浸食と風化の中でもずっと
岩がだいていてくれる

かつて空から降っ ....
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