すべてのおすすめ
漫画の登場人物のようには成れないよ彼らにはみんな全員全員全員夢があるから



何かを極めること何かに責任を持つこと僕らには分からない言語を使うこと



どの能力も平均程度にあること ....
名前など 関係ないわ 字があれば
あなたの想い 伝わればいい

匂いとか 囁く声も 二次元で
横スクロール 上には行けない

なんとなく ただなんとなく なんとなく
ああなんとなく なん ....
人参をいれないカレーつくれます隣のうさぎの売り出しコピー


いつまでも夕焼けみたいなものばかりほしがる鏡のむこうのほうは


洗濯機まわしてるだけ部屋中に散らかっている歌う恋人

 ....
誰からも笑われたくないそれだけを考えている顔も洗わず



胸骨の奥に水銀充ち満ちたさかずき一つ震える心地



理想的フォームで端から次々に否定されてくシーラカンス



ぬ ....
軽く結ぶ靴紐と同じ今日の意味握り締めたくて離してしまう

ベランダのまだ乾かないシャツの袖つまんで頷くその顎の先

三両の電車に揺られあくびする瞬間のあなた私のものかも

玄関をそっと開け ....
遠ざかるたび変化するサイレンは君のメールを追いかける鼓動

夜の街の赤色灯に冷蔵庫思わず開ければ鰯と目が合う

波長ならもつれてからめて捨て去って眠れる夜のそんな誘惑
乾かないTシャツ残して出かけたら今日はいちども猫に逢えない



セーターの襟首ざっと引き上げて毛糸の匂いの世界にいるよ



パジャマから追い出されてる春だからはだかんぼうで抱き ....
叫びたい怒鳴り散らしたい殴りたい泣きわめきたい君に会いたい



デリケート割れ物注意めんどくさい
夜風このままわたしを連れ去れ



世界には星の数ほど男がいて
通じ合うのは ....
ダイエット中だというのにばいちゃんは飯とお菓子を食え食え迫る



雪がとけ木の実に混じり現われる二つに割れた銀の歯車



先生や親と呼ばれる生き物が同じヒトには思えなかった

 ....
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする

トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか

煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
近づいてはみるけれどすべては許せない体育座りでまもる心臓


異物という有色世界に混じろうか溶けきらないでよハッカドロップ


終わらないはずのよるが終わるならあたしはきみよりもっと淋しい ....
なんでこんなにさみしいかなだれかわたしをさらってください


さよならにまだ泣いている心臓がきみを思ってとくとくとなる


水分を全部きのうに連れてってきみの涙を消してあげるよ


 ....
BSつけて チラ見しながら 授業案
腰をフリフリ いつしか号泣
闇のなか灯し火あかい輪のなかに萎みゆく愛小刻みに揺れ

しみしみと冷ゆる夕べに二人いて噛み合ってない会話が続く

夕焼けにカーブを描き伸びていく廃線になった二本のレール
あの場所にわざと置き忘れた春が欲しかっただけ届かないだけ


ぼくだけの明けない夜をつくるため今でも空を塗り続けてる


磨り減ったあなたの靴の底をみていつか桜も散るのだと知る


 ....
冬知らんままに帰らぬ人の街寒さ知らずと背中を探す

待ち人の笑い顔さえモノクロで過去になったか瞼焼け付き

銀髪の指にも通らんダメージヘア日も浴びらんと背も手も届かん

足蹴にされ ....
向き合うと僅かに見上げていることに気づいた五センチだけ高い君

りゅういちくんって呼んでみたのに「先輩」って防御されたらもう動けない
目薬は雛人形の味がした2月はとうに過ぎたというのに



いつまでもできませんもの咲く事は
濡れる事を恐れていては



ひらがなできみの名かけばやわらかに
漢字で書け ....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった


しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜


爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
 ....
人気(ヒトケ)なき通りをマネキン誘拐され行く春の日うらら

早婚の少女の睡眠浅し桃色の指先のプレリュード
で、話は終わり。裸足の夢をみる。歩く他には何もできない。 ヘイ!般若、おまえのしかめっ面に落書きをしていたガキだった頃



浴室に溢れる涙どんだけの悲しい嘘を喰らったのだぃ?



今さっきあんたと会った夢の中?いやいや夢の中ぢ ....
きみだけが全粒性の愛しさをコップに入れて水で溶かして


いつだかに落とした恥と外聞がひかれていくのをそっと見ていた


お互いのなみだをまぜるセックスをしたいとずっと思っていたよ

 ....
サラリーマン 足だけ歩く ココロ置き
軒先干され 風に揺れてる
中耳に日章旗解けをり回廊に夥しき英霊

王国蜃気楼の彼方呼べども昔々在りしとて
ケイタイより幻聴の狂想曲(カプリチオ)その日の午後少年失踪す

杳として知れざれば黄昏に少年マッチすりをり
アッラーがなんか言ってる。えーと、明日、ドラクエ買うのに休むんだって


こんな娘じゃないはずだってこんな娘じゃないはずだって結婚をする


昨日、みみが長くて、頭についてて、体の真っ ....
日だまりに停車してある軽トラできらきら光るホットサイダー



おじいちゃん早く渡りな大丈夫道路は三途の川じゃないから



祝日に国旗を掲げる家なくて家主の世代交代思う
 ....
四十万キロ越え視線を反射するあたしが決めたい月の満ち欠け




前髪がするりと頬をなぞります無いものねだりはまだつづきます


おもいでをつよくなぞってみたけれど濾過をするにはまだ足 ....
きみの持つ柑橘系のやさしさがあたしほんとは好きだったんだ

気まぐれに教えてくれる真実にどんな他意があるのか見せて

名字じゃなく名前で呼んでいいよって言われただけで口笛だね、春

ぎん色 ....
紅林さんの短歌おすすめリスト(208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死因は五月病- ピッピ短歌608-5-17
無名の人- 西日 茜短歌6*08-5-16
こいびとの眉間- westneri短歌308-4-30
消失欲求- 高島津諦短歌208-4-30
花瓶の薔薇、玄関の靴、居間の窓、風埃水、明日の自分- 吉原 麻短歌308-4-27
イマージェンシー- アイバ  ...短歌108-4-26
snap- westneri短歌3+08-4-26
私こんなにも好きだっ短歌- 木屋 亞 ...短歌4+*08-4-25
帰郷と回顧- 河原いさ ...短歌208-4-24
遠野拙歌- 西日 茜短歌7+*08-4-20
体育座りでまもる心臓- 春日短歌4*08-4-20
とくとく- 春日短歌4*08-4-17
フラガール- 西日 茜短歌5*08-4-16
夕焼け- 夏川ゆう短歌308-4-15
置き忘れた春- 春日短歌7*08-4-14
グレースケール- 江奈短歌2*08-4-14
春に手を振る- 短歌208-4-13
春が回ると想い溢れてどうにもこうにも目が回る- 木屋 亞 ...短歌2*08-4-13
ながれたそうめんあつめていった- こもん短歌9*08-4-12
春の温室- フクスケ短歌308-4-10
そして裸足の夢をみる- 因子短歌2*08-4-10
石を継ぐ者- 本木はじ ...短歌6+*08-4-10
すべてのラストを保存したのに- 春日短歌2*08-4-9
ココロここに在らず- 西日 茜短歌4*08-4-9
時の彼方へ- フクスケ短歌208-4-8
少年- フクスケ短歌208-4-7
巨人なら絶対勝つと思ってた- ピッピ短歌408-4-6
思春季- 本木はじ ...短歌2208-4-5
月までの距離- 春日短歌2*08-4-4
グレープフルーツ・デイズ- 春日短歌3*08-4-2

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