すべてのおすすめ
街にほどかれて
悲しみがほころんで
ふらついていた
悲しまない
悲しむまい
どこかで僕らは
計られ
見守られ
さやかな風が運ぶ
なにを見た ....
蛙の/鳴き声は
星の/鳴き声だ
地上の/宇宙で
無機質な/命の
星/鳴いている
夜風を、友よ、
ぼくは、青春と呼ぼう、
黒の日だまりのなかで
ひとりを抱えて
自転車をこいでいる
いくつか光を過ぎて
セルロイドみたいな
外灯のそばの新緑 ....
星がひろがる、昼下がりの欲情、
トキが流れる、冬の終の性処理、
あれからのトキを、考えている、
ああ、二度と会えないひとなんて、
僕だけだろうか、きみもだろうか、
....
なに?大好きが聞こえない
愛はしなやかな放置プレイ
春のかすみは遠浅の緑宝石
風がほどけて翔けてゆく
ぼくは故障した水のよう
いっぽんの煙草を燃やす
なに? ....
オレンジに闇が曳かれ
精神のカルテ
群青に染まる
僕らかけがいのない宙
地球での
それはお話しか
死ぬまで
生きているのか
オレンジに闇が曳かれ ....
向精神薬なんて、鍵のひとつじゃない
ドーパミン
セロトニン
生まれもった病気のふり、やめろよな
あたしの未来になにをするんだ
医者やインターネットの
あたしペイ ....
革命家どうしの恋があった
恋は愛に変質していった
執着としての愛に
恋ごころとしての愛に
それは宝石のようだ
宝石の透明ないろをしていた
あきらめてはいけない
....
聖火ランナー達の映像
聖火を運ぶということ
かつてこれほど人類が
外灯のしたその青白いカップル
感情は何枚もコピーされている
幽霊みたいなおまえの写メール
それ ....
ジャパン・ランドのうえを
ひかりが
風が、雲が
ちからの流れを変えてゆく
ぼくらはどこから来たのか
ぼくらはどこへ向かうのか
おなじでも
べつべつでもないのに ....
新緑が山にパンチパーマあてている
幽霊みたいにか細いグリーン
風の流れが変わる
そんな祈りにも似たひかりを
街から街へ
女から女へ
家族はひとつきり
革命家が ....
花びらが
あしもとに転んでいる
気持ちいい夜風に
白い素直なものが散っている
居酒屋をでて
スナックにむかう
仲間たちのうしろ姿
外灯に浮かびあがっている
....
きょうも
生き残っていた
バラは昼間
薔薇いろになる
あんな気持ちに
なるだけなのに
きょうも
生き残っていた
誰にも秘密なこと
僕だけに話してくれた
東京は
雨の音だから
なにかにあたる
音だから
なにかに裂かれる
音だから
東京は
雨の音だから
ぼくを好きでいることをやめた
きみを許す
旅びとだから
きみを許す
たましいは一人でしか抱けない
ぼくを許す
旅びとだから
ぼくを許す
唇できみのからだ ....
夜風がゆるく吹いていた
さくらが銀河のようだった
カップルが一組
川向こうのベンチに座っていた
僕たちはすこし道に迷ったようだ
たまに肘があたる
あてどない人生が
....
テレビを見ながら
リモコンをカチャカチャやってたら
消音を押してしまった
それでなんとはなく
映像と文字だけを見つめていた
テレビから
映像や文字がなくなれば
....
きみと別れて
ぼくは季節を見失う
桜を、
夜を、
匂いを、
化粧を、
花火を、
肌を、
濡れた、
性器を、
きみと別れて
ぼくは季節を ....
木蓮はほどけて
黄いろい死斑を散らせていた
桜の木々は赤く汚れて
ところどころに
灰いろのピンクを零していた
季節はひとつを終わらせ
ひとつを始めてゆくというの ....
海のおもてはエメラルドグリーンで
絶えまなく変化する指紋のように見えた
そこには
際限のない虚無や希望の陰があった
際限のない快楽や絶望の放光があった
届くことのない ....
ピアノ伴奏のある
昔の洋楽を聴きながら
朝の街道をドライブする
ニッポンのビジネスマン
街路樹の子宮のなかをゆく
きょうもハードな商談がいくつかある
じぶんたち ....
今期も残すところ実働六日です
計画達成まであともうひと踏ん張りです
強く持続した思いは、必ず物質化する、なんて
偉そうなこと言ってるもんだから
僕は間違いなく追いつめられていま ....
抱き寄せて、
そうやって愛されたいの、
めちゃくちゃにして、しばって、
そうやって愛されたいの、あなたに、
人は信念とともに若く疑惑とともに老ゆる
すぐれた創造力たくまし ....
まだ木蓮の蕾はろうそくのようだ
満員電車をおりて駅からでると汗は
まだ浅い闇の風に体臭をうすく匂わせた
いとなみはやわらかに撫でられている
爽やかな夜に
春の夜に
....
きょうは、いい天気だったんかあ、
おまえ、うかんどった、
空にずっと、
おまえ、うかんどった、
あたし、空なんかに登場してへん、
息を吸う
それはいまから
深海に
深海に
潜るために使われる
だからいま
息を吸う
未来に
未来に
未来に会うために
息を吸う
....
雪が散り舞う
気の遠くなる場所から
此処まで君らは降りてきた
君らが人間なら
乾杯といきたいところだ
どうやって来たんだ、
重力で来ました、
途中大変だっ ....
norifさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト
(57)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
悲しみがほころんで
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
08-5-1
地上の宇宙
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
08-4-29
さよならの前につたえる
-
吉岡ペペ ...
自由詩
13
08-4-28
トキ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
08-4-28
緑宝石
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
08-4-24
僕らかけがいのない宙
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
08-4-22
罪の色
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
08-4-20
宝石
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
08-4-20
革命前夜
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
08-4-19
四月の風
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
10
08-4-18
未来
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
08-4-17
花びら
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
08-4-16
きょうも
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
5
08-4-16
雨
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
08-4-8
旅びとだからきみを許す
-
吉岡ペペ ...
自由詩
16
08-4-6
銀河
-
吉岡ペペ ...
自由詩
22
08-4-3
本質
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
08-4-2
きみと別れて
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
08-3-31
春の切実
-
吉岡ペペ ...
自由詩
11
08-3-29
蒼天と断崖
-
吉岡ペペ ...
自由詩
5
08-3-26
ニッポンのビジネスマン
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
08-3-25
祈り
-
吉岡ペペ ...
自由詩
5
08-3-24
性の履歴書
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
08-3-23
春の夜に
-
吉岡ペペ ...
自由詩
6
08-3-18
空にずっと
-
吉岡ペペ ...
自由詩
5
08-3-12
深海に潜る
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
08-3-6
旅の杯
-
吉岡ペペ ...
自由詩
14
08-2-29
1
2
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