すべてのおすすめ
キッチンの茶色いテーブルの下を
小川が流れます 黒い水
ちょっとおかずをね
落としたから
(母さんの作ってくれた
 お煮物のほぐしたの)
足元に小さな魚が集まって
たいへんです
箸で掬 ....
洗濯物が溜まるので
夕方まで洗濯機を回す
(日差しが格別透き通る日
 遠くを選挙カーが通る)
乾燥まで回すと
匂いがちょっと嫌なので
乾燥かけず外に干す
外はもうすっかり暗いので
夜空 ....
僕たちの友情はいつまでも
変わらない 乾き物なので
宅配に託しました
三百キロ離れた 友人の住むところへ

僕たちの友情は
花に胸をちぎられて歩きました
高い雲の下を
電線がゆるく垂れ ....
雪の無人駅
雪を掃く係りのものが雪を掃く
何でもないコンクリートの踏み板の上を掃くものがある
待合室の歌謡ショーのポスターからさびしさのしたたり
掃き残した埃と雪の混じった少し硬いものをさらに ....
鉄棒に細い両腕とあごを重ねて
校庭の向こう岸に
風が波になって集まるのを
見ていた

帰り道の友達は
黒い袖をはためかせ
くるくると帽子を回しながら
林の陰へ消えていった

頼りな ....
霜が降りた
歩道の黒い縁石に
雲まで忍び寄る電柱の背中に
今朝のしるしが重なる

雲ひとつない冬空の下を
花嫁が歩いていく
黒地に赤い花を揺らして
うなじに笑顔の雫を落として
半月前 ....
ふるるさんのオイタルさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キッチンの茶色いテーブルの下を- オイタル自由詩3*22-9-8
洗濯物が溜まるので- オイタル自由詩8*21-11-1
僕達の友情- オイタル自由詩417-7-29
雪の無人駅- オイタル自由詩13*16-12-11
鉄棒に両腕と- オイタル自由詩7*09-5-5
花嫁のうた- オイタル自由詩4*09-2-8

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する