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きみが帰ってこないあの日から
砂時計の砂はさかさまにこぼれて、こぼれて、
しだいに、ちいさな子供になってしまう、夜
遠くで、つぶやくきみの言葉が、わたしの名前だといい


そんなふうにして ....
ふゆの匂いがする

ほわり、
冬のお喋りをしよう

たくさんのきらきらするものが
眠たそうに待っているのは、きみの春
あの頃の小さな息吹が
ほわり、と手さぐりしながら
追いかけてくる ....
したたる、したたり、

侵食しはじめた月夜に
手足はどこまでも深く伸びている

やさしく影を包み込むようにして
月は、静かにあたたかい

当たり前のようにそこにいて
闇が照らすはずも ....
ふるるさんの さくらさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いくつもの、夜を越えて- さくら自由詩29*09-2-24
きらきら- さくら自由詩18*09-1-26
ゆめ_〜月と海〜- さくら自由詩20*09-1-11

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