らいめいもそぞろにして
雨が走ろうとしている
つけっぱなしだった 冬が
おやすみの汽車へ

にもつは半々
手からしゅるる
えいえいえおお
らぶはそれ以上
ゆれゆれトロッコ


 ....
言葉にすれば
背徳だとか禁忌だとか
人類有史以前から
ありふれた、それ。

  長風呂していると
  ぽとり、と汗が落ちました
  それは昨日の
  私のささやかな悪事
  手にした ....
線が、みえました

線が、みえていました

「ここからはいらないでね」

そう
いつでも


めにみえないかなしみ、というやつは
そこら
ここらに
ころがっています
 ....
 
燃やして、捨て去ってゆく
そういう風に、生きる塊がある
 
凄くつまらないエピソードを
凄くつまらないままで終らせても
どなた様にもご迷惑を
おかけしません、と
 
草木も揺るや ....
ヘリコプターは遠ざかりやがて聞こえなくなり
空は薄めた絵の具の様だろう
カーテンに窓の模様が浮かび
天気を知る
近づき遠ざかる何度も
手を振る
また会おう

昨日の雨が嘘のようだ
土 ....
丸みの無い水平線の向こう、
空と海の境界が
白く曖昧になるあたりで
春、が転寝している


寒気から噴き出した風が止み
陽の降り注ぐ砂浜には
くろい鳥のような人影が
水面に微笑み ....
透けるまで薄着して森のわたしためす

集まる紙風を背中でせき止める

不審な針を持ち歩く動きを落日に焼く

筆跡集う闇市に服着せて隠す

雲が昨日工場を飲み子供らの嘲笑

羽根付き ....
コンセントから漏電した原色の((わすれないで))はフィクションとなり



       凝固剤の足りない夜の水槽で泳ぎも歩きもできない会話 


壁 ....
デニーズの半円形のテーブル席で
フローズンヨーグルトを飲みながら
通りを眺めてる と
フローズンは溶けて
ヨーグルトになった
すこぶる健康な昼
着信があったよ
シンガポール ....
何かを急に言いたくなって 口を開けたとたん
くもりぞらにのみこまれてしまった

たとえば好きな音楽を
反芻してやり過ごす
でも最後が訪れるまで
待ちきれないんだ
盛り上がりがこないから
 ....
鈴木が首を吊ったという知らせをうけて
テーブルの上を見てみれば
なるほど
胡椒入れの横で
鈴木が首を吊っているから
いたたまれない気持ちになって
伸びきった首を掴んでロープを外してやると
 ....
日月さんのおすすめリスト(76)
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20080207- 藤野鞠子自由詩308-2-8
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