(チューリップが 咲いたよ)

君は少しずつ
透きとおって消えていった
虹色の血液をめぐらせる
心臓と血管だけは
しばらく其処に残っていたが
やがてそれらも
透きとおって消えてしまった ....
午前四時五十七分
うつくしくひかりに濡れた朝のなか
しっとりと艶やかな群青に紺碧にきんいろのそらのなかを
あなたはおちてきました


たったひとり



東京は潰滅しました
炎を ....
雨上がりの朝は
木々の葉の上で
雲が作った宝石が
きらきら
きらきらと
輝いている

空の上には
雲が忘れていった
たくさんの子供達が
朝日を浴びて
七色に輝いている

その ....
 夜更けにそっと目が覚めた

 夢の中で君は笑っていた

 こんな世の中だけど

 君は僕の心を癒すオアシスだから

 愛しいよ


 僕たちはまだイントロさ

 物語は ....
 ぽっつりと。
 水面に輪ができた。

 ゆれる、空をまたいでいった。

  空は青かったか?
  地上は寒かったか?

 それよりも、
 揺れた空が端っこで、
 境界線を描いてい ....
 
 
 
湿った身体。
やまない雨。
傘を持つ手が落ちそうで、痛いほど。
探し続ける視線の先に、なにが見えるの。

歪んだ心。
冷たいつま先。
滲んだ血は傷を覆い隠して、痛いほど ....
途中だった思案を開いてみる
また白紙になっていて
今日という日があるのはそのせいだ
記憶なんて信用できないもので
記録のほうがあてになるかもしれないと
毎日、一頁ずつ
日々を書き留めていて ....
あなたを言葉で追い詰める

喉元に鋭利な刃物を突きつける

笑うあなたの裏のこと

泣いちゃうあなたの酷い顔


追い詰められる感情と

吐き出させないあなたの軸と

壊れそ ....
君の声が聞こえない
寒空の風の歌が響く

烏の鳴き声共に子供達はいなくなり
残されたのは、僕と忘れた人形だけ

取り残された現実は闇に沈む

暖かな光が灯る家々に僕は嫉妬したり
砂で ....
 小さな詩を書こうと思う
 微生物のように
 ゾウリムシのように
 ミジンコのように
 誰にも目につかないような小さな詩は
 きっと誰の胸にも届かないだろう
 この大きな世界に
 小さな ....
呼び慣れた名前が耳に残って
空回りする思考の意識もあと僅か
無人の駅ではあの頃の影が張り付いたまま
今の姿は砂塵に紛れてしまいそう

明確な手段は隙を作った
たとえそれが在り溢れ ....
 転がしてよどんだ魂を復旧中
 川の流れに運ばれた石ころは
 角がそげて丸くなる
 理想とかけ離れた現実が
 少しでも夢色に染まれ

 不器用な詩が人を傷つけることもある
 私の痛みは私 ....
 ひるがえる思考に
 そろそろ、とどめを打ちたくて…


 なだめすかして過ぎ去る日々よ
 私はまだ、こんな所にいる
 逃げることが罪なんだと頑なに信じ
 自分を責め続けてきた月日
  ....
がんばらなくていい
あせることもないし
いそぐこともないよ

あなたは
あなたらしく
無理をしないで
できるだけのことを
すればいい

マイペースで
いいから
ゆっくりでいいか ....
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