雨上がりの朝は
高嶺 遥子

雨上がりの朝は
木々の葉の上で
雲が作った宝石が
きらきら
きらきらと
輝いている

空の上には
雲が忘れていった
たくさんの子供達が
朝日を浴びて
七色に輝いている

その申し子達が降りてきて
蜘蛛の巣で一休みすると
そこに銀色の
大輪の花が咲く

それは
ある雨上がりの朝のこと…


自由詩 雨上がりの朝は Copyright 高嶺 遥子 2008-01-23 21:15:01
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