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その使命は知らないだろう
風と光に甘えながら柿の小枝で
休みなく首を傾げ続けている子雀たち
ニンゲンを脅すように無闇とわめく
グロテスクなハシブトガラス
ときには思ひついたように唸りだす
....
入院中の相部屋で
天井の淡い模様をながめながら
暇を持て余していたおいらにとって
それは それは 照れ臭かった
担当の女性看護師から
米寿 おめでとうございます と言われ
....
整形の外来受診のたびに
Drは和顔でささやかれるようになった
「もぅ修田さんの齢になれば・・・」
(現状維持はやむを得ないと)
だか ....
歩き慣れたプロムナードの果て
靄のかかった森をながめて立ち止まる
杖を支えにねこぜをそらして─
林の奥は冷たいつむじ風と
リグレットのトルソが潜んでいるのか
木立 ....
おれのねこぜに住みついたもの
それは無能のうろこと無力のかけら
そして
おれの筋(すじ)に貼りついたもの
それが悔 ....
早苗月というのに
落日後には過敏症となる
生来のアデノイドと
老後の筋骨のバリケード
その寛解のために
気・ ....
あわれなことに
老残の年配ともなると
過去に偏り 拘り 囚われ
追いかけること 以外 能がなくなるんだょ
こころの足腰に粘り ....
祖母が大事にしていたサボテン
それが枯れて軒下に放置されると
ひ孫がデッサンの対象にしてしまった
(若し温室に並んでいたら
祖母は民話の対象にしていたかも知れない)
....
夏 木陰からの風がほしいのに
木漏れ日だけで充分なのに
冬 すきま風でも厭なのに
日向ぼっこだけで満足なのに
どうして あまのじゃくなんだろう
コスモスの花芯 ....
そういえば二十数年も前のことだったかなぁ
三輪車に夢中だった孫の
遊び相手をしながら
公園の勾配がある芝生の上に腰をおろし
それは それは 楽しいひととき と
ためらはずにお ....
かぜのやさしい日
ガラス窓を開示して 勧めました
レースのカーテンに
腹式呼吸を
ひかりの淡い日
裏木戸 ....
梅雨の隙間から覗く太陽が
午後の峠を越したころ
昼寝をむさぼっている街頭に
黄ない帽子がデッサンされる
それは それはいとおしい風光だ
そして 宿題をいっとき忘れているのか
....
ぶりょうに甘んじている 昼さがり
盲目のトルソは連発し始めた
邪「気」のなまあくびを・・・・
(なんということだ)
「血」の経絡と
「水」の脈路は撹乱され
....
病窓のむこうにはあふれていました
ゴールデンウイークのうきうきしたひかりが
中庭の木立のあいだにもながれていました
みどりに薫るそよとのかぜが
....
朝 南垂れのベランダに届けられる
冬陽という なによりのご馳走がある
夜 裸木に呪文をとなえる
北風という メッセンジャーがいる
庭隅のわくら葉は いま
....
beebeeさんの信天翁さんおすすめリスト
(45)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
グレーの黙示_五
-
信天翁
自由詩
2
14-5-30
白い狼煙_八
-
信天翁
自由詩
7
14-5-24
折畳まれた日録_八____
-
信天翁
自由詩
2
14-5-24
白い狼煙_五
-
信天翁
自由詩
2
14-5-17
錆ついた風見鶏_四
-
信天翁
自由詩
3
14-5-17
錆ついた風見鶏_①
-
信天翁
自由詩
2
14-5-9
折り畳んだ日録_三
-
信天翁
自由詩
3
14-4-25
クィックライフ(六)
-
信天翁
自由詩
6*
12-9-8
・・・なのに
-
信天翁
自由詩
6
12-8-28
クィック・ライフ
-
信天翁
自由詩
4
12-8-3
ある日の空に向けて
-
信天翁
自由詩
5
12-7-21
スロー・ライフ②
-
信天翁
自由詩
4
12-7-16
噴水の片蔭(九)
-
信天翁
自由詩
1
11-3-20
入院-白そこひの手術にて-
-
信天翁
自由詩
6
06-5-4
冬ざれの詩(うた)十五
-
信天翁
自由詩
2
06-2-20
1
2
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