すべてのおすすめ
ごめんね
貰いすぎたね
気持ちを
ごめんね
あげすぎたんだね
心を
一月前の気持ちが
春風に吹かれて
冷えてゆく
さよならをするのは
多分初めてなのに
眠れなくて
夢か現か
悶々と身体を動かし
出口も
入口も見当たらない
絶望的な夜
もう全てを諦めて
全てを投げ出して
そして
小鳥の声を聞いた
遥か遠く
朝焼けが見える
1日の始まりを
彩っ ....
光が
満ち溢れるまで
あと
数秒
人々は起き上がり
大きく
伸びをするだろう
ついでにあくびも
昨日の夜
泣いたことなんて
まるで忘れて
精神病院に
ずっと閉じ込められていると
雨にうたれたい
日の光を浴びたい
霧の中を歩きたい
足の裏で
土の感触をたしかめたい
なんて贅沢な時間だったんだろう
自由って
....
眠れなかった寒い朝には
あったかいココアなんか
飲みたいな
ふたり
ひっついて
離れないで
パジャマ着たままで
そろそろ出かける時間だなんていいながら
はやく着替えなきゃなんて ....
病院内で知り合った
女の子が
儚くなった
茶色い長い髪を
くるくるとカールさせて
フリルやレースの
かわいい洋服を着て
いつも微笑を湛えていた
その彼女が
もうい ....
仰向けになって
ずっと天井を見てると
なにか
いろんなものに見える
小さい頃の
熱を出した時のように
あの点とこの点を
くまにしたり
小鳥にしたり
だけど
点と ....