誰かに聞こえるように呟いていみても
何の解決にもなりゃしないことは
とうに分ってるつもりだけれど

馬鹿にされても笑うフリ
傷つけられても泣くフリ
辱められても怒るフリ
形作られた実像が ....
ある夜だった
マリーゴールドが揺れている

電車の中で窓ガラスに映るライトが煌々と
収縮をはじめてしまっている
不気味なほどに煌々と
シガレットの香りといっしょに
紳士の姿は泣いている
 ....
日曜の床屋の順番待ちで
向かいに座る少年が 
ウルトラマンの本を開いて 
手強い怪獣の輪郭を指でなでる 

少年の姿に重なり 
うっすら姿をあらわす 
30年前の幼いわたし 

開い ....
全部デタラメだったから
夜の濁流に呑まれていった
慌てふためいて流れ落ちる星を見た
消え失せた彼女の背中が白く浮かんでいた

誰かの手が加われば痕になる
だから誰も必要としなかっ ....
時間の狭間は裂けながら君を飲み込もうとしている、逃れる、逃れないじゃなく
それが運命というものだとしたら君はどうする?古い雑誌を読んでいた―忘れたものを取り戻そうとするみたいに
野良犬 ....
窓を開けると 
外はさめざめと
雨降り
灰色の空と 灰色の空気が
僕の部屋の中に充満していく

僕は なんだかまた
例の不安の波が押し寄せてきているらしく
なんだかまた 泣きべそかきそ ....
いとしいあのこが電車に乗って
白いまつげをふせながら
やわらかく甘いつめの先
僕の方だけすこしみた


ゆるくむすんだネクタイに
なみだのような白雪が
すこしつもって
ちょうちょのよ ....
都会と文化
自分と恐怖
肉体からの忘却
錆びついた魂
這いつくばる
青空
ただ深呼吸
ただ深呼吸
空しく
悲しいけど
実力は
ただ深呼吸
時代が変わろうと
君を追い続ける
 ....
剥ぎ取られ
た天使の笑顔と、分割された、

髑髏の気持の行方は。



飽きるほどコピー
され、スキャンされたマリア様と

の絆、

老いた初期衝動。


それは、
き ....
とってめかしいリンパの流れに、
ストップウォッチは疾走する。負け
ないようにCD―Rを回し投げ続け
たら、白樺の木を切り倒す結果にな
った。カミナリから我が家を守り続
けていた白樺の木。
 ....
    めがしらとめじりに溜まった
        いちにちのめやにを
 両薬指の先でこすりとる癖となった
           ねつかれぬ夜
      果てしない四次元からの
    ひ ....
私が何もしなくても
時間は流れていく
社会もまわっていく
つかみとるには
うって出て
多少傷を負ってでも
闘うしかない
重い扉をゆっくり開けて
ビルに盗まれた青空を探す

声ならまた明日探せば良い

君の空白を少しずつ
満たしてあげたい

笑顔なら造らなくても良い

君の現実を少しずつ
溶かしてい ....
僕らしく生きてきたんだ
結果として周りに誰も何もなくなったって
これが僕が決めて選んで遣った事

蒼穹はいつも深く深く
ため息を吸い上げてくれそうな気がして
疲れた時はよく見上げたものさ
 ....
君を好きになって 嫉妬がオマケについてきた 青い夜
私は私
別れ知る
ここにはバス停以外なにもない
曲がり角からバスがきたらすぐわかる
だがそちらはみない
何もないからみなくても
バスのエンジン音は聞こえてくる

私を乗せるためだけに
バスは私の前で急停車 ....
こめかみの銃口我に味方せり引くも引かぬもその強さゆえ

撃鉄を起こす刹那の走馬灯 涙とともに溢るる思い

悲鳴とも歓喜の叫びとも聞こえたが俺は応える「闘え、この ....
当たり前の事が当たり前じゃなくなった時
頼りになるのは自分という存在。
そこに常識の入る余地は無い。

当たり前の事が当たり前じゃなくなった時
支えになるのは誰かの存在。
そこでのお金は役 ....
本当の意味は用もないことをべらべらしゃべること。
みたいですね。


しっか〜〜し!



普通に"駄目な弁当"と連想した私は素直な人間とも言えよう。
何を隠そう ....
はんぶんこ
君と僕との間を
はんぶんこ
もう言葉は必要ないね

其れはすごく素敵だね

けれど
言葉以上の愛を語るには
それだけじゃどうしようもなく
物足りない


そうだね ....
いつもの下り坂を自転車で走り抜けてたら
ふと風の匂いが変わった気がしてブレーキをかけた。
片足を地につけて斜めに空を仰ぐと
丘の上で穂を送りだしたばかりのススキが
遠慮がちに目配せを寄 ....
時を運ぶ歯車は
錆び付いてしまったのだろうか

未だ此処に癒されぬ傷がある

夜明けを誰よりも待ち望んでいた私は
叫び続ける雷鳴の中に
青白い月をみつけた

気付けばとう ....
絡み付いた糸がほどけない

不規則そうにならんだ規則的な網

苛立ち睨み合い一本の糸がきれた

振りかざした拳にはまた糸が絡み合っている
錆び付いた太陽ガガ音を立てて空廻ってまたひねもす。


今頃蝕あたりをおこした地球が月のかけら吐き出している。



雲の肋骨をひと囓りして穴を開けたもう ....
君との想い出を抱いて 死んでいけることを誇りに思うよ 説明しよう!


近年、ウルトラマンが地球に滞在できる時間が増えたのだ


ただし彼の能力が上がったというわけでは無い


彼が命がけで守り続けている人間たちが


 ....
今あなたが食べた
その秋の実は
一年に一度しか実がならない
そんな生き物なのです
人の一生の中では
わずか五十回くらいしか
作ることができません

この秋の実ができるまでに
冷たい風 ....
辛い事や苦しい事
楽しい事や嬉しい事

どちらを選ぶかと聞かれたら
僕は前者を選ぶ、もちろん後者も否定はしないが

何故かはよく分からない
それは多分多くを学べるから
そこから這い上が ....
高い声でしゃべる少女
それはあたしだったかな
それともあなただったっけ

いつつ数えて
唄いだしたらいいよ

そしたらわかるの
どうしてあの女の子が
並木くんに恋をしてるのか
 ....
紅山「そわか」さんのおすすめリスト(103)
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いつかの少年- 服部 剛自由詩6*07-12-2
「プラチナ」- 菊尾自由詩107-12-2
ホワイ- ホロウ・ ...自由詩2*07-12-2
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最終電車- アヅサ自由詩5*07-11-30
深呼吸- matu自由詩307-11-28
cue.- やまぐち ...自由詩907-10-1
地球がくれた伝説- 木葉 揺自由詩307-9-22
密談- 信天翁自由詩107-9-15
闘い- 渡辺亘自由詩207-9-15
WORLDEND_STARMINE- 000自由詩207-9-15
うそつき、- AKiHiCo自由詩407-9-15
もれなく- 北大路京 ...自由詩6*07-9-15
夜に- 川柳207-9-14
バス- 優羽自由詩3*07-9-14
■共同作品■__GUN___blue- Rin.短歌10*07-9-14
心臓部- 美琴自由詩307-9-14
駄弁- フクロネ ...散文(批評 ...4*07-9-14
林檎- フクロネ ...自由詩1*07-9-13
季節の狭間にて- megie自由詩307-9-13
窓の外は雨- れるむ自由詩307-9-11
蜘蛛- 優羽自由詩3*07-9-11
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僕らウルトラマンの味方- むむ自由詩207-9-5
秋の実- ぽえむ君自由詩9*07-9-3
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