あの青は知っているのだろうか

大海の向こうの優しさを
国境を越えた憎しみを
アスファルトに染み込んだ綺麗な血の匂いを
埃まみれの文字に隠された秘密を
届かずに色を失う百億のコトバ達を
 ....
水族館に鯨はいません
私は海が嫌いです
ですから鯨は見たことないと
お母様に申しましたら
味噌汁の入ったお椀を指差し
「これは何だ」とおっしゃいます
ああそうかと思いまして
お箸で中の実 ....
アダムの喉に詰まった林檎
人類が未だ飲み込めぬその叡智の一欠け
貴方の皮膚越しに噛み付いて
賢くなった気になりましょう

数多の月日をそれ無しで
無事に過ごせていれたとしても
飲み干せな ....
それは一体なんだったのか
解らぬままに
見たことのあるような
しかし記憶の引き出しはそれを何処に仕舞ったのかわからぬようだ

デジャヴに惹きつけられ
まあ ものの見事にどっぷりと浸かってし ....
 『本当のことを言おうか?』という詩人の脅しは
  常に否定形でしか語れない
 代用人間とはそのようなものだ
 
 形がある いや そうぢゃない
 中身がある 必死にかき集めて 粘土いぢりを ....
{引用=ぼくがうたをわすれても
みつけだしてくれるかい
シンバルのオモチャでも
つかんでいてくれるかい}


死体を晒さぬカラス
月にかくれた月蝕に問おう
倒錯しないか

好きだっ ....
床に流れてくわ

わたしの液体

蒸発して

青く満ちる

うかんだわたしは

ねているよ
桜草
薄桃色に
染まったら
君の頬にも
朱が差し染まる

向日葵と
麦わら帽子と
ワンピース
青い背景
よく映える君

奥山へ
紅葉踏み入り
歩いては
赤の隙間に
 ....
{引用=初冬}
桜の葉 すでに
落ちて 紅に
一枚 拾うか
拾うまいか



{引用=実はこちらが第一作目}
夜が眠れない
耳は音ばかり
追って また戻る
くるま くるま

 ....
君がくるくる回す
星のオルゴール
星座が今日も輝いて
明日は晴れだと告げている

僕がくるくる回す
星のオルゴール
星座が今日も輝いて
今は夏だと告げている

君がくるくる回す
 ....
僕の世界を書き綴る
世界ノート 世界ノート
答えはなんにも書いてない
正解not 正解not
それでも僕は書き続ける
僕のノート 世界ノート
はじめて会った
気がしないのは
なぜだろう

やさしいまなざし
知っているのは
なぜだろう

話しながら左手を右手で
撫でる癖を知っているのは
なぜだろう

その手のぬくもりに ....
つめたくて

やわらかな

夜中の大気だ

コンビニの袋を

ちりちりといわせ

二人で歩いていた

着込んでいるのに裸なふたり


既婚でいるのに

ややこしいこと ....
はじまる思い
一途な思い
終わる思い
いろいろな思いがあるけれど
今この瞬間を大切にしていこう

時には「過去」を見る
でも「過去」ばかり見ていてはいけない
「今」が見えなくなってしま ....
百の{ルビ眼=まなこ}で見ることができたら

きっともっと自分の可能性に

気づくことができるのだろう


千の眼で{ルビ視=み}ることができたら

きっともっと{ルビ他人=ひと}の ....
 もやもやとココロうずき。

  タバコやめたいなと吸いながら熟考す。
  
   現状を変えるとは自分が変わることか。

  空の青さに訳なんてないのに。

 もやもやとココロうずき ....
これが
自由というものなのですか
教室の机の中に
ゴミがいっぱいに詰め込まれて
誰がしたのと
言ったところで
全員が「知りません」
どうしてこんなことがと
思ったところで
全員が「わ ....
 寝過ぎで頭がガガガガン
 少しずるいことをしてしまったような気になる
 歩いて2分の自売機に缶コーヒーを買いに出る

  しまったぁ!

 すばらしい天気じゃないか!
 こんな日に夕方 ....
君に


 君の心と僕の言葉が反対を向いてどうしようもない時は
 僕のことをへちまのちんちくりんと見なして
 うっちゃってくれればいいよ

 僕は少し酢とかにんにくとか
 鼠の尻尾とか ....
ぼくは詩人

旅には様々な形があり
その目的は心の充足

今日もまた

朝の散歩をしていると
旅人に出会いました

彼はメモ帳を取り出して
いろいろな場所での
たくさんの思い出 ....
きっと僕等は探してる

太陽に当たると虹色に光るような
ソーダ水にいれるとシュワッと音をたてて
泡になって消えるような
晴れの日しか見れない
青空に浮かぶ白い雲のうえにあるような

脆 ....
貴方が見ているのは
ワタシの内なるもの

貴方が触れているのは
ワタシの内なる魂

仮想現実に住み着いた
もう一人の自分

心も
言葉も
考えも

想いも
願いも

異 ....
 あの丘へ行って
 パスケットにパンを詰めて
 赤と白が戦争をするのを
 二人で眺める

 虹色の鯨が
 フィールドを横断していく
 空気の海を優雅に泳いでいる
 僕達は顔を見 ....
公園の中で季節を売る老人が

樫の木のベンチにぽつんと座って

売れ残った夏を鳩に投げつけていた

ぼくは池を一周 口笛吹きながら

薄く晴れた十月のパノラマに

若く散った楓を敷 ....
ベンチに腰を下ろしたら
まるで恋人みたいな気分になって
不思議



人の通りの薄い時刻
けれども人がいない訳ではなくて


噴水を挟んだ向こうのベンチには
しっかりと
恋人た ....
  どっかの誰かがコロされた。

  私は、そのひとつひとつをひろって、悲しむことができるでしょうか?

  答え:ムリです
俺の血液型はO型です
大型じゃありません
O型なんです
俺は血が薄い男で
時々頭がくらっとして倒れそうになります
美しい女性を目撃したときも
頭がくらっとして倒れそうになりますが
それは ....
突拍子もなく
きれいでなくても
賢くなくても
えらくなくても
この心において
あなたが好いてくれれば
それでいいンだ
あなた一人が好いてくれれば
それでいいンだ
新宿駅南口の「オン・ザ・ビーチ」
そこは僕たちの海岸線なのだ
潮の花こそ咲いていないが
橋のむこうに見える空からは
南国の海の匂いがする

イルカは車輪の下でも跳ねている…?

行き場 ....
眠い 眠い とても眠い
政 官 財 崩壊
若い 丸い オンナたちのおっぱい
ミンナ 謝罪 おれは謝るまい

{ルビ天使の都=クルンテープ}の朝 のっと 太陽が赤い
ヤーを送りだした後 なん ....
紅山「そわか」さんのおすすめリスト(103)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏気球- アズアミ自由詩507-9-1
- 亜樹自由詩207-8-27
智恵の実- 亜樹自由詩5*07-8-26
追憶_思い出す- 獅子丸自由詩107-8-24
代用人間への手紙- hoochie cooc ...自由詩107-8-12
ロストフロスト- しろう自由詩307-8-11
液体- れんげ自由詩107-7-15
春夏秋冬- 秋桜短歌7*07-7-11
なんちゃって琉歌(2007年上半期版)- 吉岡孝次伝統定型各 ...3*07-7-8
星のオルゴール- ゆうと自由詩5*07-7-7
世界ノート- ゆうと自由詩15*07-5-2
初対面- 小川 葉自由詩7*07-4-15
着込んでいるのに- 吉岡ペペ ...自由詩707-2-10
- 優羽自由詩6*07-1-14
- 相良ゆう自由詩6*07-1-12
もやもや。- もののあ ...自由詩5*06-11-8
これが自由というものなのですか- ぽえむ君自由詩8*06-10-30
ガガガガン- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-8
君に- 水在らあ ...自由詩12*06-4-22
ぽえむ君−旅人−- ぽえむ君自由詩6*06-4-10
きっと僕等は探してる-繊細な世界-- Keico自由詩2*06-3-15
内なるもの- 十六夜自由詩5*05-12-25
エリーゼ時間- 如仁自由詩505-11-22
色相環- 相馬四弦自由詩2*05-10-18
少しだけ歩き疲れたら- 千波 一 ...自由詩19*05-9-11
いまも- udegeuneru自由詩1*05-3-4
血が薄い男のバラッド- 岡部淳太 ...自由詩4*05-1-9
この心において- 春日野佐 ...自由詩204-12-22
オン・ザ・ビーチ- 加藤小判自由詩104-9-17
あと五カ月- 狸亭自由詩704-2-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4