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「折り入って相談があるんです。」
昨今この国では容易に学校へ忍び込ことができない。
僕が小学生だった頃よりも夜勤警備員の数が二人ほど増えていた。
ある夜の帰り道。酔いの勢いを利用してフ ....
残像として揺れるふたりの影が
この揺らぎを生む要因であることを感じ始めていた
奇数月に心浮く理由は
これから終わりに向かうから
ありもしない現実を思い描いていた
黄緑の鎌が花弁の上 ....
綺麗すぎて壊したくなるから
透明だから近付いて汚したかった
雨に濡れていたいんだって
誰かに逃げてばかりで
肩に髪が張り付いていた
瓦礫の中から積み上げていくもの
崩れた僕 ....
擦り切れて
麻痺した感じが素敵なわけです
脳内の中で躍ることができるバレリーナ
夜通しサメザメと笑える姿を鏡で見ました
世界の美しさに魅了されて
僕は両目を塞ぎます
失くすことな ....
右のまぶたが痙攣している
右のまぶたが痙攣している
乱れて震えて
知らないあの娘と痙攣している
右のまぶたが痙攣している
右のまぶたが痙攣している
左のまぶたの由緒正しきその姿 ....
「これ以上何も要らないんだ」
似合わない無欲
ヘタクソな言い訳で自分を成り立たせてる
何を気取ってる?
その何かさえ未知のまま
情緒不安定
異国情緒溢れる思い出のあの場所
....