今朝鳴いたカラスは死神だったかもしれない
昼間通り過ぎたおばあちゃんは天使だったかもしれない
目方80kgのおっさんは閻魔だったかもしれない
家にいる猫は実は火星生まれで妹は実は姉かもしれない
....
おおきなこえをだすことができます
おおきなおとでおんがくをきくのがすきです
ぼくは
ぼくは
おおきなおとでおんがくをききながらおおきなこえをだすことがすきです
....
山小屋があって お互いに区別のつかない たくさんの小人が 暮らしているらしい 一つも窓がなくて 丸いテーブルを囲んで おいしいごはんを食べている その時うしろの方で 微かな鳴き声が聞こえて もしかした ....
100円ライターで火をつける
ローマ字記載の大量生産のどこにでもある匂いを
個人の匂いと認識してしまう
単純明快な自らの臭覚を
恥ずかしくなって
はじてはじてはじ ....
ほんとは12才で死んでたよ
でも13年も多く年をくってしまったよ
その間に二人殺したよ
越えた13年より生きた12年の方がよっぽど人間だった
どうしてあの時近所のアフロばばあは腕を ....
古本屋の中で
眠ってた
本を抱いて
それは湿気ていて
暖かかった
店番の
おじいさんは
お弁当を食べていて
たまに
お茶をずずーっと
すする音
幼稚園から
逃げ出してき ....
シルクハットを鏡のなかに投げ入れると
鏡のなかのじぶんが投げ返してくる
さみしい 中年詩人の ひとり遊び
ある朝 いつものように あいさつがわりに
シルクハットを鏡のなかに投 ....
先日、京都へ行ったときにガケ書房でちょっとした知り合いでもあって、大好きな小川恭平さんの作った「Dear キクチさん、ブルーテント村とチョコレート」(いちむらみさこさん)という本を買って来ました。表 ....
実際の所あれは
鴉のようにも見えたし
人間のようにも見えた
真冬の朝の
まだ明けきらぬうちに
紫色の空を
私たちは見上げていた
凝固につぐ凝固
雪よりも白く美しい
骨を包んで ....
とっくにもう
枯野の向こうに行っちまったけど
俺に初めてフグを食わせてくれたのは
おんじゃん(おじいちゃん)だった
唇がぴりぴりしたら言わなあかんで
フグの毒がまわったゆうことやさか ....
いらいら
かりかり
そわそわ
たじたじ
なあなあ
ぺこぺこ
むらむら
ゆるゆる
らんらんらん
わいわい騒ぐものたちを
広口ビンに詰め込み終わったら
どっこいし ....
僕は何とたずねれば
キレイなキレイなビードロの
すっからかんのがらんどう
光があたれば透きとおる
光があたればはねかえる
僕は何とたずねれば
光がなければがらんどう
すっ ....
おとうさん
おかあさん
みて
さくらが
....
男は書店で物理の参考書を買った。大学を卒業し就職して既に十数年が経っている。文系出の男にとって物理など縁遠いものであったし、特段の興味があったわけでもない。それでも男は物理の参考書を買ってしまった。「 ....
ぼくはバクに
夢をたべられてしまったよ
ぼくの
枕元にいたバクは
めやにばかりの目に
うっすら涙をためながら
こういったんだ
いただきます
ひっそりと
いただきますといわれてしまって ....
凪目さんのおすすめリスト
(225)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
もうもう
-
カチキ
自由詩
1
09-10-2
ねこはまる
-
カチキ
自由詩
4
09-8-5
エピローグ
-
砧 和日
自由詩
6
09-3-20
8
-
カチキ
自由詩
3*
09-3-13
オーバー
-
カチキ
自由詩
4*
09-1-26
ちゃいろい
-
花平すり
自由詩
6
07-6-19
ゲームの規則
-
藤原 実
自由詩
4*
07-5-8
2006.10.29_「Dearみさこさんへ」とかきたくなっ ...
-
初代ドリ ...
未詩・独白
3*
06-10-30
冬の風景
-
和泉 輪
自由詩
17*
06-2-19
てっぽう
-
yo-yo
自由詩
4
06-2-12
じゃむ
-
たもつ
自由詩
6
05-12-13
ビードロ
-
Tシャツ
自由詩
2
05-7-1
ちりぬるね
-
Tシャツ
未詩・独白
1
05-4-8
男
-
たもつ
自由詩
12
04-12-17
バク
-
かなりや
自由詩
4
03-12-27
1
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5
6
7
8