この胸から一枚の
夏の風景をとりだしてひろげよう
青い湖 まわりは緑の森
そのむこうになだらかな丘々
湖には小さな桟橋 つながれている幾叟かの小舟
ほとりに小さく白い館

そこで僕らは
 ....
1.
詩の作品で生まれた脱字を
ベビーカーに乗せて運んでいる

ここはわたしの島だよ
だから集団行動はもうおしまい

そして詩人たちはそれぞれの家に帰り
まっ青な台所で
最後の晩 ....
  

あたりはふるえ続けていた。そしてあなたは、手縫いのように丁寧に畳んで、爪がまたよごれていた。この、ことばで。あるいは、そのことばで。どのことばも少ない会話のほとんどが詩であ ....
君は燃える泣き声
僕を探しているよ
どこで聞いたのか
僕の部屋の周りをうろついてる

誰が考えるのか
どこにもいないものを
探し続けて老いていくなんて
変で愉快なアイデア
”火を ....
あなたは冷たい水に手を浸して、至高の果実はきっと血の混じった奇妙な味がするでしょう、わたしの心は茨の蔓で情け容赦なくくるまれて、わずかな動作で果てしなく食い込む痛みで朦朧とするでしょう、時はもはや ....   

眠る私と眠らない私
半球睡眠の見る夢

日々の
狩る私と狩られる私と

生きているうちに
おはようと、おやすみと

まだ生きているうちに
ごめんなさいと、ありがと ....
夜明けに立つけだものが
空を掴んでは離している
虹の足音
虹の足音


月は森に居て
径は光に流され
まぶたは眠り
さらに 昇る


何もない昼の空
 ....
レ 悪い約束:スランキーサイドの”悪い物体”を聞きながら書いた。
大した意味はないけど4ビートで頭にインパクトが有るイメージ。

レ 僕の箱:悪い約束と同じリズムでもっとソリッドにしたいな、と思 ....
モルモット、だぶついたモルモットは
どっか行こうとするのかね
溢れたケージからこぼれて
それから鼻をひくつかせて
これからを考えたりすんのかね

なんどもドアを開けたっけな
どの入口 ....
間違いなく冷たくなってた
あいつ、死んだよ
法律って知ってる?
知らねえ、もう行こう
風呂屋が閉まる

東京はただの街
広島はただの街
日本はただの島
ここはただの場所

眠 ....
僕の魂の一部が
川面を流れて行く
自信がなかったので
側にいる人に聞いたら
あなたの魂の一部です
と、確認してくれた
魂の一部はこのまま海まで流れ
小さな生物に消化や分解をされ
 ....
ただその時が過ぎていくのを待っていた、嵐のような夜の、焦りに似た感情はひたいに汗を記述し、確かな、また不穏な外気はそれを凍らせる、服の中にこもる粘着く湿度の中で何度も何度も描写は続く。水音一つ .... バスは満員
電車も満員
ひとびとは水底に四角くならんで
青くひかる
ぶつかり合わない程度に
ゆれあい
いつか
自由になれるんだろうか

乗り物を降りると

豆腐屋が通りを ....
   *

 《気づくと、おれは腹を押さえながら傘を差して、元町は、裏通りのガード下まで歩いてた。雨が激しかった。血はそれほどでてない。いまならまだ助かるというのにそこらで酒を呑み、最期に残っ ....
いつか死んでほしい人のための家路ほど
悲しいものもない雪夜でした
窓のあかりとうなるボイラ
湯をあびるひとの気配
耳なりのむこうのやわこい声
わたしは悪党だったから
全身が指先みたいにかじ ....
さむいさむいふゆのなか、雪でできたおうちに住むきつねの親子がおりました。
「いってくるわね。」
きつねの母はこれから、こぎつねのために狩りをしに行くのです。
「いっしょにつれてってよ!ぼくだって ....
ぼやけた眼鏡のひとが
わたしを連れていく
とんかつのお店
ご飯は小盛りで
と言うのでわたしも小盛りにする
遺伝子の特集をとりあげた雑誌をながめる
ばらばらになったいくつかの ....
君は言う
私はそれ、嫌いです

爪の中で土の粒が膨らんでくる
十日前に切ったあと
爪があるなんて忘れてた
なんか言った?
なにか聞こえたような気がした
目の前にいる人は
僕になん ....
頸を傾げ
游ぐ白鳥の
鉤括弧を孵化させる


言葉を寄せれば頬が温もる。そうしていくつもの冬を乗り越えてきた。
正義と正義と欲はきっと同じ意味であり、他人のものであるとは到底言い難い。しか ....
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僕の心はいっとき無茶苦茶であった。
どんなときでも平坦な感情であることに憧れていたが、それは僕がそういった人間でなくそういった人間に ....
家は川沿いにあった
ぬかるみが渇こうとして
夕暮れは
大腸をひきずりだしたように
ながくなった
そのなかを這うように
ぼくは船出をして
帰りかたがわからなくなった
日の落ちかけ ....
母は、
なまえはつけないほうがいいよ
と冷蔵庫にむかって
言いつづけた

寝ているときは
ずっと怒っている
車をひっくり返し
おとこを犯し
ベランダに放火し
エレベータ ....
秘密の夜
混ぜもののなにか
混ぜ物の中身
渦を巻きながらヘッドライトを横切る残像
残像!それはただの残像!

叶わなかった願いを
喚く男が隣りにいる
いや、女だったか?誰だこいつ
隣 ....
許されるならば
喜怒哀楽の頁にはさみこんだ
しおりをほどき
薔薇のトゲのように
愛は血まみれの行為であったと
旅立つひとに告げたい

愛は規範をもたない
むくんだ背すじに頬をあてて ....
部屋があたたかいと何も書けなくなった、つま先も踵も地表にはつかず、ふっとうしたひかりになった、七月生まれの人がかに座になって、星座は煮えたぎったあぶくのようだ、部屋があたたかいと何も書けなくな .... 肩幅で生きる
肩に幅があって良かった

夏は草の履歴と
雲の墓場
ただいま
おかえりなさい
言葉が影になる

初めてできた影だ
子供たちに見せてあげよう
昨日いた犬にも見 ....
ぼくは今日、ぶちこわされて帰る
派手な火花とは無関係さ
みたことはあるんだ
見たことがあるっていってんだろ
派手な花火
昨日までまともだった
いいやつだったんだ昨日までなら
今日に至 ....
五行山(ごんごいさん)、という言葉を聞いたことはありますか?

また新たに回り始めた方には耳触りない不思議な文言に思えるでしょうし、もはや独りでに爪が減るような方にとっては回るものすら今やいな ....
どれだけ沢山の人が報われず死んだか
そういった話題を君は好んだ
死の間際、彼らが何を望んだのかはわからない
君が好む思考実験にあえて臨む
これが日曜の過ごし方

木の椅子に浅く腰掛けて
 ....
名前が
水たまりに落ちてて
のぞくと君が宿った
空のひろい方を
私は知った
凪目さんのおすすめリスト(216)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の風景- 塔野夏子自由詩13*21-8-29
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じゃこれを文句とする- よんじゅ ...自由詩2*21-8-27
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いつか声をあげるときに- ホロウ・ ...自由詩2*21-8-23
mRNA- AB(な ...自由詩121-8-16
左目_この世の果て- 木立 悟自由詩921-8-14
teenage_mutant_ninja_titles- 竜門勇気散文(批評 ...221-7-27
庭のモルモット- 竜門勇気自由詩2*21-6-10
ソフトな心の真っ赤なウソ- 竜門勇気自由詩2*21-6-9
つぶやかない(三)- たもつ自由詩821-4-14
点火- すいせい自由詩121-2-22
豆腐のうた- 自由詩17*21-1-31
カスタマーサービス- 中田満帆散文(批評 ...421-1-20
雪と阿片- 平井容子自由詩821-1-16
こぎつねとまんまるお月さま(童話)- 月夜乃海 ...散文(批評 ...4*20-11-6
遅いランチタイム- 自由詩12*20-10-14
路傍の下、アーケードのタイル張りの床の下、こぼれた炭酸入りの ...- 竜門勇気自由詩1*20-10-9
違語- すいせい自由詩420-9-27
あなたの心が今ある運命を受け入れられず、これから来る悲劇をも ...- 竜門勇気おすすめリ ...2*20-9-17
くろい- よんじゅ ...自由詩4*20-9-17
コンデンス- 平井容子自由詩820-9-16
四則演算概念ドライブ- 竜門勇気自由詩1*20-9-12
- 白島真自由詩1820-9-12
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終戦- たもつ自由詩1120-8-7
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エルベレス- 竜門勇気自由詩2*20-6-16
空が落ちてる- かんな自由詩13*20-5-20

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