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銀色の刺に、凍える、空気は、
青い空の下で、
白い、息をつき、声がもれる、
頬の骨に、拳が石のようにあたる。
わたしは、
バラ線を後ろに、殴られる。
放り出された、ランドセルの黒い光。 ....
江ノ島の砂浜で、
少年だったわたしは、
父とカイトを、飛ばした。
父の、大きな背の、
後ろで空を見上げる。
埋まる足元と、手につく砂。
潮風に乗って、
黒い三角形のカイトは、
糸をはり ....
うさぎは、町の喫茶店で地図をひろげていました。海を見に行きたかったのです。海は町はずれの丘を越えた先にあるようです。
アイスコーヒーを飲みほすと、うさぎは外に出ました。帽子を深くかぶります。 ....
一人でいることに、何年も飽きなかった。シートの、海に伝わる神話を読みながら、永く暇をつぶしていた。精霊の女、の横顔の表紙。空腹の中、海に向かう道、カセットで、オペラを聴きながら、わたしは車を走らせた ....
つきのいし.さんの光冨郁也さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
バラ線
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光冨郁也
自由詩
10*
05-9-17
点のカイト
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光冨郁也
自由詩
9
05-2-20
童話_旅のうさぎ
-
光冨郁也
散文(批評 ...
2*
04-12-22
バード_(「バード連作集1」)
-
光冨郁也
自由詩
20*
04-10-13
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