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鎖骨の
においが
こぼれ落ちたら、
さかなのゆめに朝がくる
ことば未満の愛を交わして、
ゆっくりとたしかめる
てあしの記憶
水の
においの
シーツを背中に
....
風を
くぐりぬけると
また新しく
風がある
ときにあばれて
ときに乱して
かろやかだったり
微かであったり
あらゆる表情を持ちつつも
ひとつにまぜた
名 ....
いつからか
従えずにはいられないような
ある種の隷属のなかで
炎をおぼえた
つめたい石を蹴飛ばしながら
無言の
雨に
含まれ、ながらえ、
水たちの森は
....
おだやかな雨のすきまのファンタジア、合わせ鏡に時計を捨てて
お逃げなさい、鳥のかたちの切なさよ翼が翼を捨て去るまえに
細々と千切れて可憐な嘘ばかり燃やせやしない夕暮 ....
あの日を
あの日、と呼ぶことは
思いも寄らないことだろう
あの日の
僕には
時は
流れてゆくものだと思う
追い越せないことは
確かだけれど、
離れ過ぎずに
ちょ ....
理由はありません、っていう理由について
もう少しやさしくあれたら、
と思うんだ
さびしい時刻が生え出したのは
ぼくの、背骨を笑う
星のした
だ ....
水晶を砕いてください船底でふゆの花びらかくまうように
捨ておいた言葉に幾度も拾われて星座のたもと鋭角を知る
閉じかけた波音の日がよみがえる月の鏡の無言を浴び ....
運ばれてゆく
ものがたりについて
ずっと聴けずにいたことを
ようやく受け取ったのは
はやすぎた夏、の
たてがみ辺りの
なごり風
眠る、ということが
どれほどの守りで ....
くじらはどこかと
島が問う
空をよこぎる鳥の背中も
きっとだれかは
島と呼ぶから
雨は
もうじき
降るだろう
あまつぶは
ふね
乗るも乗らぬも
う ....
ほら、見てごらん
無数の蛍
無数の蝶々
せっかく部屋を暗くしたのに
ほら、見てごらん
僕らはすっかり取り囲まれてる
吐息、ひとつ
(甘く、美味)
喘ぎ、ひと ....
もともと
あてになる眼ではないけれど
それでも
夕陽の色彩くらいは
心得ている
川辺は 減速を始めている
木立は 瞑想を始めている
鳥達は 安息を始めている
あきらかに夕陽の時 ....
藤丘 香子さんの千波 一也さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
プロミネンス
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千波 一 ...
自由詩
24*
08-8-11
風のくに
-
千波 一 ...
自由詩
8*
08-5-7
樹木の日々
-
千波 一 ...
自由詩
5*
08-2-4
◆幻想連鎖
-
千波 一 ...
短歌
5*
08-1-27
河口
-
千波 一 ...
自由詩
7*
08-1-8
真夜中しっぽ
-
千波 一 ...
自由詩
20*
07-12-28
◆ふゆの花びら
-
千波 一 ...
短歌
19*
07-12-9
七月のかなた
-
千波 一 ...
自由詩
18*
07-12-8
孤独
-
千波 一 ...
自由詩
8*
07-12-3
夏の虫
-
千波 一 ...
自由詩
9*
05-7-4
夕陽が堕ちる
-
千波 一 ...
自由詩
15*
05-6-26
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