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ナンセンスな静けさをはらんでいる
           真夏の夜に
     睡魔がennuiをさげすむ

 UFOは隕石の放物線を追いかけて
  にびいろのしっぽを振り続ける
  この地 ....
日曜日
夏空の午前中

モデルハウス見学会場の
前庭の向日葵が
爪先立ちに背伸びしてました

新築マンションのデカすぎる看板が
せっかくの入道雲を半分かくしてたけど

旧街道は
 ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
少し湿った空気のせいにして
ずっと見つめていられない

まばたきするのと同じ一瞬で
咲いては散る火の花は
たくさんの星を集めたように
火薬の匂いをひいて流れてゆく

ほら
星が夜空に ....
知っている曲が 途切れて
知らない歌が とぎれとぎれに
髪の先 さわり ふれる

冷蔵庫にジュース
飲みたい けど
動きたくない

どうやってたんだっけ
時間て
なんて
数えるん ....
ああ、旅をしているんだな。
揺れるクレマチスの青い花。
ああ、ひとりでいるんだな。
夏が、終るとするにおいが、
今日はしているのだけれど、
どうしてなんだろう。はて、
どこへ行こうとしてい ....
いくら温めても孵らない夕暮れに
灯りはじめた明りが視線にぶら下がっている
帰り道を間違えた私は
街角を覆う木の下で傾くようにして
蝉は鳴かない
明日への蓄えを手のひらに溜めるようにして
燃 ....
ノイズが木霊する吹き抜けの真ん中で煙草から白い筋をくゆらせながら見上げるガラス越しのエレベーターが脳にエロチック
システマチックな上下運動に引きずられるように動くケーブルに繋がれた密室

機械仕 ....
無いものねだりは
しないでおくれ


でも可愛い君にだけ
内緒であげよう
僕の飴玉


あっ
ふたつとも
口にふくんじゃいけないよ


もうひとつは
妻のだよ
帰り道に迷って
泣いてる子羊
あの空の羊雲は
違うよ
君の帰るところじゃない

涙を拭いてよく見てごらん
発見はいつも
ほんの足元からはじまるんだ
背伸びをしてると
ほんと ....
{引用=あなたへの
熱い思いは届いてるはずなのに

あなたはいつも
涼しそうな顔をしていますね……}

扇風機は、現実を見たくないのでしょう
首をぶんぶん振ってます。
夏休み
街から人はいなくなった
窓という窓
木陰という木陰
ベンチというベンチ
そのいたるところから
少しの匂いと
体温を残して

静寂、というには
まだわずかばかりの音 ....
どうしようもないくらいの
空の返還が
わたしに帰ってきた
わたしの唇は青いことでいっぱいになる

空に着歴がある
それは長い長い数列
雲は遠くの蒸気と会話したりするけど
やがて話が尽き ....
池袋のスクランブル交差点
ど真ん中で俺は
釣り糸をたれる
ジョニー にぼしのジョニー
おまえはどこか
白い皿の上で美しく
干からびている
ジョニー にぼしのジョニー
おまえもかつて ....
うおおおおおっ!
何か!今日の!バカ男!すごいよ!
すすすすすすすすっごーいよ!
エナジー?が?みなぎっている感じ!超!そんな!感じ!
発電所?っていうの?小豆島?っていうの?
がお ....
なっちに誰も突っ込んであげられなかった


肩叩いて


尻さわって

























モーニング娘。の ....
まるみをおびたふち
から
足をすべらせて
フラスコの中に落ちた
としても
意気消沈する必要は
ない

そこでなにかできることを
さがせばよい

そこにも
陽はさす
屈折さえし ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする

抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ

産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした

今も少し
する
 ....
雨が降ってばかりの午後の終わりになって
雨が止んでばかりであること、感づいた
数億粒の喪失、愕然として足を止めた
ずぶ濡れのアスファルト踏みしめるゴムタイヤ
が群れ行き
音、が愛撫を ....
またいちにちがはじまって

俺は高所恐怖症なのにもかかわらず粉を撒く

どうしてもかゆいところをかきたければ

目の前で壊されていくツバメの像を積極的なかたちで

尻拭いを受けたよ ....
東京でも月ぐらいあるんだろう

でもほら
あの浜でやったように
月光の下
唄ったり踊ったり できたのか

お前が東京の大学に合格したとき
お前の母ちゃん幸せそうで
やっと大工の親方に ....
  感じない掌の上に
  鳴かない鳥が
  人のように瞼を閉じる

  冷たい雨の降る
  コンクリートの上で
  静かに眠りにつく
  戯れるように
  温度を残して  ....
伝えたい心は
たくさんあるのに
言葉にすることが
できない くやしさ

人はみな 悲しい{ルビ詩人=うたびと}だ
  
向日葵の迷路で迷いながら倒れこんで
そのまま眠りにつきたい
とつぶやきながら汗を拭い
晩夏の土間を掃除なんかしてる

今どき土間なんて貴重よう
なんてPTA会長がすました顔で言って ....
あいこさんの自由詩おすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒い軋み(六)- 信天翁自由詩106-8-27
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つめたい_命令- 砂木自由詩12*05-7-26
灰色の実- こしごえ自由詩12*05-7-26
その日から七月は- 霜天自由詩1805-7-26
エレベーターエロス- 紫音自由詩8*05-7-24
キャンディーズ- 恋月 ぴ ...自由詩6*05-7-22
羊飼いの歌- 落合朱美自由詩40*05-7-17
扇風機- くしゃみ自由詩9*05-7-15
夏休み- たもつ自由詩1805-6-29
空の形- tonpekep自由詩45*05-6-25
にぼしのジョニー- たもつ自由詩14*05-6-16
すっごいよ- バカ男自由詩12*05-3-10
〜to_なっち_pain〜- 馬野ミキ自由詩15*04-12-13
フラスコ- 望月 ゆ ...自由詩3*04-10-25
かわいい匂い- チアーヌ自由詩7304-10-4
黄土色- A道化自由詩303-12-20
何度だって呼ぶよ- 示唆ウゲ ...自由詩203-12-20
月に吠える馬鹿(2)- AB(な ...自由詩603-12-19
優しい鳥- つきのい ...自由詩2903-12-7
ウタビト- 春日野佐 ...自由詩203-12-2
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