すべてのおすすめ
月が大きく自己主張した夜
私の家出はまた延期される
わかっているのだもの
どこへもゆきたくはないと

見知らぬ男の両の足の間に置かれ
身動きとれない それが
子守だと知ったのは母の笑い話 ....
はさみで 心を切り裂いて
あなたに半分あげるから
あなたの 半心くれませんか

どうせ
半分以上 あなたでいっぱいな私の心
あなたの空白は私で
きっと埋まっていないから

見上げる夜 ....
流した涙の数だけ 強くなれるなんて

うそです
うそです

苦しんだ後は救われるなんて

うそです
うそです

努力で得られないものは
備わっていないものは

泣いても
泣 ....
君がはらはらと はらはらと泣くから
僕はただ おろおろと おろおろとするしかない

君がほろほろと ほろほろとこぼす涙に
僕はただ ふわふわと ふわふわと夢ごこち

あやまったってゆるされ ....
生まれるはずだった私の子供は
こんな朝にもあらわれます
さむいって

生命がただ恐ろしかった私に
ぞんざいに扱われた私の子供
かっと見開いた目で私をみつめてほしい

耳だけがさえて 
 ....
遠くからお帰りなさいと声がして
あったかい部屋へ転がった
ころんころん おもいやりをください

おみやげです
受け取ってください
あたため続けた 愛してる

夕べ寝ないで考えた
一生 ....
おとうさん
そう呼ばせてください
あなたをおとうさんと呼んだ記憶がないのです

おとうさん
こっちをむいてください
あなたと視線をあわせて話したことがないのです

おとうさんの娘として ....
うずまきのぐるぐるにそって
泳ぐ魚の一匹は
わたし

群れにみえるのは
船の上 橋の上の動物の目の中の魚

とんでもない
うろこの数がちがうよ
あんな 貧弱な色してないね

ぴぴ ....
どろどろになったり
ぐしゃぐしゃになったりすれば
いいんじゃないかな
甘ったれたキモチにピリオドうちたい
それって 死ぬことじゃないよ
それって あきらめることじゃないよ

なにも言わな ....
道に迷ってしまって
立ち止まったら怒られた
後ろの人に迷惑だから
立ち止まってはいけないと言われた

歩き始める
どこへゆくのか どこへ続いてるのか
わからないままに

見たことも無 ....
私はある日 海草でした
十本の指は ゆらゆらと動き
それぞれに意志をもちながらうごめいている

波を受けながらカラダはおして ひいて
足はだらしなくとられ ぐねぐねと わなわなとふるえる
 ....
ひとつの結論を落とし
君というページを閉じる

すがりたいこの手を
あっさりと切り落としながら

終っていった
君との関係がまだ 僕をとどまらせている

君との時間の流れの中で
紡 ....
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます

そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ....
地球は丸いのに
底辺があるんだって
堕ちてしまったら
もう戻れないんだって

地球が丸いのは
外から見るからだって
中は三角形で
底があるんだって

てっぺんは尖がってて
おっと ....
うたうことで
なにかが変わるのだろうか
私の 今日も

信じるか
信じないかを論じることは

生きるか
ゆくかを 問うことに似て

どちらの答えにも納得できず
赦されたいという
 ....
どこまでも行くんではないですか?
そんな囁きがきこえそうな
森ではいつも会議が行われています
人類について
世界について

生命が
生まれては飛び立ってゆく
後ろも向かず
こんこんと ....
無条件に抱かれることが愛だなんて
知らなかったよ

なにかを果たせないと
たとえ子供でも
愛されないと思ってた

顔色を伺ってるって
こういうことを言うんだって
知らずに生きてたから ....
あなたという ゆりかごにのって
ゆらり 揺れています

あなたが どんな風に想い
どんな風に泣いても
ゆりかごに乗った私には
見えません 

ゆらり ゆらり

通用しないといっては ....
どんな風がすき?
その風が 
吹くわけでもない こんな日も

どんな花がすき?
その花に
育つわけでもないこの花も

意のままに
したいか 空の色までも

どんな人がすき?
そ ....
斜めの方角からきた野心に貫かれて
私の正義は枯れてゆきました


たばこのぽい捨てなんて注意できる勇気はない
路上に捨てられた吸殻も拾えない
潔癖症の私にはふれることができない
自分で ....
上には上があるという
横には横があることを
だれもちゃんとはわかってない

並ぶってことは重要だ
生きることを認めることだ
同じ地球の同じ場所に
並んで生きるということだ

上には上 ....
雨がガラスに寄り添って
打ち明け話しているような

ひとりの私は指先で
つっとなぞってゆきました

地面をおおう水溜まりが
あまりに暗くみえたので
身をひるがえして逃げました
溺れぬ ....
殿上 童さんの朧月さんおすすめリスト(52)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自己主張の月- 朧月自由詩510-1-30
半心- 朧月自由詩310-1-29
ごはんつぶののり- 朧月自由詩510-1-28
僕の罪は僕の胸に- 朧月自由詩710-1-27
忘れえぬこと- 朧月自由詩310-1-25
ラブストーリー- 朧月自由詩610-1-23
おとうさんへ- 朧月自由詩12*10-1-22
人魚のつぶやき- 朧月自由詩610-1-21
赦す- 朧月自由詩610-1-20
迷い道- 朧月自由詩310-1-19
海草の想い- 朧月自由詩3+10-1-19
永遠の君へ- 朧月自由詩310-1-17
過ちの街角- 朧月自由詩610-1-16
○△の地球- 朧月自由詩18*10-1-15
詩革命- 朧月自由詩310-1-14
生命の森- 朧月自由詩310-1-13
無条件降伏- 朧月自由詩4*10-1-12
ゆりかご- 朧月自由詩310-1-12
我ここにありて自然のままに- 朧月自由詩210-1-11
喪に服す- 朧月自由詩310-1-10
地球の輪- 朧月自由詩710-1-10
雨の虜- 朧月自由詩410-1-7

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する