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{引用=
忘れ去られた化石のように
 書籍がたちならぶ


黴は 胞子のにおい
 博物館の展示品さながら
 標本とみまがい、


ここでは もう誰も
 紙に書かれた物語を
 手 ....
気まぐれな秋の風に
そそのかされた 紅の葉が
舞ってみせる


 こんな日は、人恋しくて
街へでる
舗装された道は あそこもここも
わずかに 傾いで見えて
私は、足の爪をとがらせな ....
{引用=

天蓋は燭光の水あかり
心をてらす 後后のゆらめき


ここは、光さえためされ 路にまどう
教室の窓外に 黒光りする鱗の群れが、
古代魚たちが、泳ぎすぎる」


ありふ ....
気温 29℃
風速 3.1m
湿度 78%





鋼鉄の肌に汗がつたう
夜空をきりとった 明かり窓」からの月光
ウラン235の心臓の鼓動


「「 父さん、ここはひどく蒸 ....
月のといき
天の川の星のながれに
指をふれる
星のしじまのつめたさに
寂しさを 手づかみする



そんな夜には、
なぐさめの亡霊が やってくる
小さなベッドにすべりこんで
私の ....
「「 牛丼の並、コールスロー付で・・・

「「 はい、A定 一つはいります


時はしらずに 十四年をかさね
昔とすこしも変わらぬ オレンジの看板

丸いスツールにすわり
空 ....
少年は、石段の途中でふり返った
少女の気配を感じた、
そう想った





     ・・






ガス・マスクに着古したウェディング・ドレス
少女の姿は、そんなも ....
暗いそらのした
森の樹皮質のぬくもりが、
重さをました広大な冬の夜をささえている


不思議な安寧をやくそくされ
みちびかれるように 生きる
神々しく 雪をいただいた山のうちふところで
 ....
あれはもう 海などではありません
すべてを喪失させる 
漆黒の 巨きな悪魔の使い

瓦礫のやまの影に
行き場をうしない
銀鱗をわずかにみせる潮溜まり

確かにあのとき あたしは泳いでい ....
眠りによりそう
咲きおくれた百合の白い想い
写真のなかにおさまったあなたは、
昔見せた笑顔のままで
私をみつめる


じゅうぶんに苦しんだのですから
もう休んでもよいのです
生き ....
弟ガイウ
母ガ癌ダト
マルデ命ヲツカサドル神ノヨウニ
母ノ余命ハ半年カラ一年
私ハワライナガラ
ソレヲ知ラナイ母ニ
来ルコトモナイカモシレナイ
来年ノ旅行ノ話シヲシタリスル
海ヲ渡ッテ ....
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします

持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから

知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも ....
砂木さんの月乃助さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
booked_will- 月乃助自由詩813-11-4
シャネルno.68- 月乃助自由詩7*12-10-22
水の時- 月乃助自由詩18+*12-9-3
テニアンの少年- 月乃助自由詩21*12-8-8
ナウシカ- 月乃助自由詩19*12-7-17
つづきのない山女(やまめ)の話- 月乃助自由詩10*12-7-2
伝説というはじまり- 月乃助自由詩5*12-6-4
わたしごと_冬の先- 月乃助自由詩24*12-2-12
泥のなか- 月乃助自由詩9*11-4-10
陽だまりに- 月乃助自由詩21*11-4-2
- 月乃助自由詩1211-2-26
抱負- 月乃助自由詩22*11-1-2

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