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弱いものいじめ
しようと
手ぐすね引いてる人たち
たくさんいる
やっと咲いた花を
夜中にこっそり
折り取って
持って行ってしまったり
耳元で突然
大きな声出して
大喜びしたり
最 ....
あなたの恋人が
ひと目見たいわ
なんて
未練がましいわたし
どこかに捨てて行きたい
ビルの屋上や
夜の沼や
樹海の中へ
たくさんの雨に降られて
遊びに行くの
遠い遠いところ
山道を左に入って
舗装されていない砂利道を1キロくらい
そこに

わたしとあなたの
思い出が
白っぽい蜃気楼になって
佇んでいる

わたしは怖いから行かない
たぶんあなたも

 ....
そこはダメ
とか言いながら
崩れていく豆腐
ダメなとこだから
いいんじゃん
角から崩れていけばいい
そして跡形もなくなって
おいしい白和えになって
車に乗って
買い物に行くと
車線が多すぎて
迷ってしまう
そうして
どんどん違うところまで
行き着いてしまう
町でも
田んぼでも
森でもなくて
ただ
がらんどうな場所に
ベッドにだらんと横になって
裸の腹を惜しげなく見せながら
料理をする
男の背中を見ていると
あなたの作る
ぺペロンチーノを思い出す
あなたのことは
キライになったけど
あのぺペロンチー ....
草花が咲いて
古いバラの木がアーチに寄りかかり
向かい合った椅子には
誰も座っていないのに
まるで
それで満足しているかのように
風に吹かれている
住宅街を
奥へ奥へと
入っていくと
だんだん足が浮いてくる
足をつこうとして
何度も何度も足踏みしながら
歩いていくのだけれど
なんだかおかしいな
どこが自分の家なのか
本当はよくわ ....
本当は食欲なんかないの
コーヒーだって飲みたくない
だけどわたしは駅のカフェに行く
その駅のカフェは
窓がちょうど改札に面しているので
入り口から入ると
カフェの中だけは
駅の中になる
 ....
イイイイイイイイイイイイイ

大丈夫ずっと元気でいられる方法はある
大きく!大きく!大きく!

イイイイイイイイイイイイイ

脳天から左右に割れるよ
口の周り涎だらけになるよ
大丈夫 ....
友達ってほどじゃない
それくらいの知り合いの
彼氏と知り合いになってしまった
彼女を知り合いだと
言いそびれた
ヤバイと思ったのは
見た目がタイプだったから
小柄な体のバンドマンで
ギ ....
青い目の奥さんと
わたしは
公園のベンチで
並んで座っていた

青い目の奥さんの子供と
わたしの子供は
たどたどしい言葉で
一緒に遊んでいた

青い目の奥さんと
わたしは
ほと ....
年末になると
山から神様がやってくる
御札を持ってやってくる
勝手口へとやってくる
ママが2000円
払う
来年も火事に遭いませんように
油で汚れた古い御札を
ガスレンジの脇の壁から引 ....
この日のために用意した
黒いミディアム丈のドレス
トルソーに着せてみる
そして
足が少しでも細く見えるよう
一時間マッサージ
ベッドに寝そべって
ナイトテーブルにグラスを置いて
就眠の ....
そよ風に吹かれながら
野原を歩いて行くと
車の墓場があった。

どこからか
一台
また一台と
車がやってきて
力尽きたように
そこで蹲るのだった。

わたしはそこまで歩いて行き
 ....
家具屋さんに忍び込もう
家具屋さんで暮らそう
昼間はソファで本を読みながら
目の前を通り過ぎるカップルを眺めよう
これから幸せになる予定ですか?
それならばエキスをちょっと
分けてください ....
ある日
くまさんが

出会った人は
おじさんでした

おじさんの家に連れて行かれ
可愛がられました

くまさんは幸せでした
でも

くまさんは大きくなりすぎて
おじさんは家族 ....
他人がわからないのは重々承知でも
あなたのことはちょっとわかる気がして
だから絶対に踏み込めない壁を感じて
そう思いながらも同じ電車に乗っていたいような
そんな気がして

終電逃したかなっ ....
天井がずいぶん高いなって思ったら空だった
わたしはいろいろ忘れてしまった
エレピの音が恋しい

必要ないのに笑うのはやめようよ

遠くでたくさんの音が聞こえる
とても賑やかだ
コーラ飲 ....
悲痛な声で鳴いている
わんこ
ああ
お散歩のついでにスーパーに来たんだね
それで入り口に繋がれているんだね
口輪を嵌められて
くるくると回りながら
くおおおおおおおん
くおおおおおおお ....
台所に座り込み
勝手口から空を眺めると
柿の葉が広がっていた
とても濃い緑

よく耳を澄ますと
じいい、と通奏低音みたいな
音がする
理由はわからない
たぶん夏の名残

もうすぐ ....
いつの間にか知らない人が
座っていた
「どちらさまですか」
と言いながら
焼きたてのスコーンを差し出して
わたしも座った
誰でもいいのだ
もうすぐお湯が沸く
ある日
夜、歩いていたら
街灯がやたらと
光って見えた。

何度目をこすっても
光って見えて
どうしても
吸いつけられてしまった。

だから、
もう
帰れないと思った。
どこか寒い
なぜか寒い
吹き込んでくる感じがする
でも
たぶん気のせい

あなたの後を追った
知らない場所で見かけたから
わたしの知らないあなたを
突然見つけたような気がしたから
 ....
急に寒くなった
霧のような雨が降る
わたしは
お寺を思い出す

山も
林も
お寺の屋根も
雨に濡れて

位牌檀のある部屋は寒い
ぞろぞろと歩く
思い出は薄くて
あなたがいなく ....
さようならわたしのともだち
警察では事故だって言っていたけど
ブレーキ痕がなかったみたいね

国道から入った突き当りの壁は
巨大な山を支えるためについている
とっても硬いコンクリート
あ ....
花子は豚です。
山形県のある町で幸せに暮らしていました。
町はいつもとても静かで、響くのは、花子がブーブーとおじいさんを呼ぶ声くらいのものです。

朝六時、町のスピーカーが目覚ましの音楽を鳴ら ....
ふたつに割ったチューチューアイスを
仲良く食べましょう
ありきたりなことしましょう
やり残したこともそれほどないし
あとはもう
チューチューアイスでも食べていましょう
チューチュー
チュ ....
「夢ばかり見ていたあなたも大人になったのね」
そんなことを口走った夢を見た
ハーゲンダッツのカップの中で溺れていた夜
抹茶色のスカートを捲り上げて
「さあここに来て頂戴」
そんなことを口走っ ....
そんなことはいいから

あなたの話を聞かせてちょうだい
家族のこと
恋人のこと
学校のこと
会社のこと
悲しかったこと
寂しかったこと
こどものころのこと
そんな
いろんな話
 ....
あおばさんのチアーヌさんおすすめリスト(185)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたは弱いですか?- チアーヌ自由詩907-6-8
捨てられて- チアーヌ自由詩307-5-31
舗装されていない道- チアーヌ自由詩1207-5-25
ダメなとこ- チアーヌ自由詩507-5-17
車に乗って- チアーヌ自由詩607-4-21
ぺペロンチーノ- チアーヌ自由詩907-3-28
Garden- チアーヌ自由詩807-3-5
住宅街を奥へ- チアーヌ自由詩407-2-27
駅の中- チアーヌ自由詩607-1-19
イイイイイイイイイイイイイ- チアーヌ自由詩407-1-17
知り合いの彼氏- チアーヌ自由詩607-1-13
青い目の奥さん- チアーヌ自由詩8+07-1-1
神様- チアーヌ自由詩606-12-29
明日への期待- チアーヌ自由詩306-12-21
タイヤの塔- チアーヌ自由詩806-12-6
家具屋さんに行こう- チアーヌ自由詩706-11-21
くまさんとおじさん- チアーヌ自由詩506-11-1
希望の光- チアーヌ自由詩606-10-30
さよなら10月- チアーヌ自由詩806-10-29
スーパーマーケットの外で- チアーヌ自由詩206-10-17
丸い空- チアーヌ自由詩606-10-16
お茶の時間- チアーヌ自由詩806-9-29
夜の街灯- チアーヌ自由詩906-9-24
道祖神- チアーヌ自由詩106-9-22
秋雨- チアーヌ自由詩206-9-13
夏のメッカ- チアーヌ自由詩506-8-29
花子とおじいさん- チアーヌ散文(批評 ...506-8-24
チューチューアイス- チアーヌ自由詩406-8-17
わたしのおじいさん- チアーヌ自由詩306-8-16
大丈夫- チアーヌ自由詩106-8-2

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