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まっくろな
まっくろな
あおかった
世界中がブルーに染まってた
海になる。


じゅじゅんだ叫びを
置き去りにされた
まっくろが
ころがっていて


浮き沈み
変わっても
 ....
象の柄の蓋をしている赤い色の練り香水、
透明の香水。
「ありはしないと思いながらきらり」
アラウンド・フューチャー。

ジャスミンの効能を数え上げて寝て死んで起きると朝、
(思い出さない) ....
百均でキキララグッズを買い占めたい
マイメロディもキティーちゃんも
 俺にも誰かと付き合うという機会はあるもので、大抵相手のその寝顔を見ながら夜を明かした。俺は眠れないことが多かった。


 寝たいか。と、問われればイエス。
 俺を殺せ。が、アンサー。 ....
ロディアのノートに火をつけて、
火をつけて、
火をつけて、
火がつかない夜は
僕の小指を噛んで食んで一緒に濁流に行こう


「百億個の太陽を君と一緒に抱きしめた。」
「百億個の太陽 ....
約束の上
汚い復興、羊の数をかぞえて。

積み重ねた崩れ落ちた
滲んだくらいのダイヤモンド

なかんづく相対死するほどの
黒い洋傘と英霊は時雨になった

憧れてた世界は現実的に生きて ....
 ギターを掻き鳴らして歌う青年と少年が死にたいらしい。けど俺にはどうでもいいそんなことっていう世の中に絶望とかしないむしろ飯の種な人間が多いよねってスルメ食べながらテレビ見てるお父さんに殴られた夜。
 ....
コンディションが成功していてこそ神の存在証明が成り立つこの世界
っていうのはおおげさ?
だってあんたらちっとも走らないだろう

ショッキングピンクと黒のバッグで平気に闊歩していたおれさま
 ....
 真夜中に息をしていた。
 左の耳がどくん、どくん、とうるさかった。心臓の音はビートを刻んでいた。しんどかった。だがべゲタミンAは飲みたくなかった。以前は五錠飲んでも平然としていたが今は四時間後くら ....
マーメイドは普通じゃない
マーメイド、夜の海でしか泳げない、
冬は寒いね。
夏がくるね。

マーメイド、弱ってる、マーメイドが弱ってる

泣いている踊り子がいた。
マーメイドは話しかけ ....
私の恋人はとても天才
だれより天才
だってマーメイドに花の名前を教える。
「グラジオラスの花の色のドレスが欲しい」
「どくだみの花のような控えめなドレスが欲しい」

マーメイド、
君に似 ....
四年

なんの病気
「老いのうた」
忘れた
大正
ってなにですか。




肺炎か
本当に増えた
すばらしいもの
そんなもの
そんなもの
愛じゃない
いらない
 ....
 「俺は自分が青や緑やとにかく寒色のものを着ると、ただ具合が悪そうな人に見えるということに十八歳になった日に思い知らされたんだよ。」
その日に赤いセーター二枚も買ったんだ。

 十七歳も今思えば ....
蛍光色

近い色合いの、液体
を飲む。


島と海

錠剤。
食べ過ぎたおれ
は死ぬ
こと

せん妄し、
雑巾
を絞る。
壁を拭く。
硝子障子

なでる。 ....
「あそこのマクドナルド潰れろよと思うんだけど、」
「唐突だね。」
「ファストフードはみんな潰れたらいいよ。」
「嫌いだもんね。」
今夜はトーを誘って宅飲みでもいいからアルコール摂取しようと思っ ....
連絡がとれないことがミルクティー、イン・マグカップ、紛れてくれない

大粒のH2O葉を覆い我のなかにはデカルト現る

偏狭なナショナリズムとファシズムの説明受けし昨日の授業

美しき挿絵に ....
足などというものなどは蹴るために素足あたためラブホテル出る

生ぬるき水道水を飲むグラスただの水とは思わずに飲む

ボトルの形が変わったお茶などのペットボトルに年月あるか

防水のプラスチ ....
「電気」


しびれない電気とかで良いからさこの傷口からセザンヌおくれ

二徹目の午前八時に誰もいないおれの電線電気はどこにも



「白線」


白線もない道に建つ懐石の料理 ....
これもまた一つの機械と思わせる眠れぬ夜に目線を下ろし

田の寂しときに帰省し眺めればハローワークに行かぬ案山子が

一本の矢の如くにアキレスを、あのアキレス腱を、刺せ目線!

むきだしの意 ....
わだつみの声よ示せよその教え、遠くに見える鱶を眺めて

弾丸は砕くものだとこそ思へこぶしは何をするものだろう

もの言わぬ虫けらどもの歩み寄るそれを見ながら反抗するは。

オリオン ....
「褒められたりすれば単純に嬉しい。」
*





俺は共感とか理解とかこのままずっとされないんではないだろうかな、でもそれって多分普通なんだろうな、なあ。トーはそう思ったからそう口 ....
カルトンの上に画用紙を引いて、続きの仕上がらないデッサンをしながら、前半、身体が、というより頭と手が動かせなく、ますます遅れていくのを実感しつつ、そして後半エスタロンモカでなんとか動けるようになってか .... 「茄子のおひたしってやっぱショウガ醤油にかぎるな。」
「うん」
「ショウガって偉大だな。」
「うん」
「俺、さっきバームクーヘン食べちゃってさあ、なんか収まり悪い」
「トー、」
 ....
すぐに俺の性質によって打ち消されるそれを、ただひたすら肯定されてみたい。肯定されたい。ずっと肯定していてほしい。「肯定してほしい。」口に出した事はない。しかしずっとそう思っている。
肯定され ....
仲 仲治さんに「さぜんちゃん」などと呼ばれていますが、俺のことはどうか「左膳」とでも、呼び捨てで呼んで下さい。
ギャップ。





今日は日曜で、いわゆるオフなのですが、俺は睡眠障害で ....
最近、ぐだぐださが、よりいっそう重いです。

美術教室であまり集中出来なかったり意識が飛んだり(解離)、
しないといけないことはたくさんあって、したいことも一応ある。
のに。

自己嫌 ....
今日って何日、なあ、今日って何日、俺はたぶん七日から十日の間だと思うんだけど。
記憶がとぎれとぎれなもんで感覚が合いません、って言ったらいいの?バイト?いきなりレジ立ってたりしたよ。

 ....
「らしくないね」「うん。」
ドラッグストアに行って今すぐサプリを物色したいんだけど、と電話をもらった。家に行った。ト―は廃材として売られていた小さな木片の詰め込まれたビニールを物色していた。「ドラッ ....
三ミリ
ほど
白い部分が見えるまで伸びた爪

今日も放置した
自分の


誰かの爪が
食い込んだ
自分の爪より大きく厚い/turn off.



痛みには種類が、
 ....
トイレの白い個室のドアには蛾の羽根についていた模様の一部がついている。トイレットペーパーで蛾をおさえつけ両手でつぶす。蛾はトイレットペーパーで見えないがきっとつぶれている。その跡だろうこの灰色の汚れは ....
あおばさんの榊 慧さんおすすめリスト(48)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
H2O- 榊 慧自由詩213-12-29
フューチャー- 榊 慧自由詩413-7-29
似合わない- 榊 慧短歌313-5-30
隣で死んだように眠っていた横顔は- 榊 慧散文(批評 ...213-4-9
- 榊 慧自由詩413-4-8
雪降る音は遠い- 榊 慧自由詩313-4-2
バウムクーヘンを食べながら- 榊 慧散文(批評 ...113-1-29
口紅- 榊 慧自由詩412-8-20
別にどうだっていいこと- 榊 慧散文(批評 ...112-7-9
マーメイド- 榊 慧自由詩212-6-22
とくべつなやつら- 榊 慧自由詩412-6-10
四年- 榊 慧自由詩412-3-22
十八歳の犬- 榊 慧散文(批評 ...1212-1-3
くすり- 榊 慧自由詩1011-12-30
分かってないよ- 榊 慧散文(批評 ...211-11-8
「十六歳・最後の優等生」七(2010〜2010)- 榊 慧短歌2*11-11-4
ヌード撮影_2011.9.9- 榊 慧短歌6*11-10-6
「電気」「白線」「信号」「映像」「桜桃」の短歌- 榊 慧短歌2*11-9-22
「十六歳・最後の優等生」五(2010〜2010)- 榊 慧短歌411-9-2
「十六歳・最後の優等生」四(2010〜2010)- 榊 慧短歌3*11-8-26
現実の話- 榊 慧散文(批評 ...311-8-14
2011.7.23- 榊 慧散文(批評 ...411-7-29
いつのまにか八月がそこ。- 榊 慧散文(批評 ...3*11-7-28
ある燃料- 榊 慧散文(批評 ...411-7-6
赤紫蘇の方を選ぶ。- 榊 慧散文(批評 ...611-7-3
ヒマラヤ。- 榊 慧散文(批評 ...311-6-19
スキャット- 榊 慧散文(批評 ...211-4-9
洗剤コーナー- 榊 慧散文(批評 ...3*11-1-25
敬虔なる- 榊 慧自由詩1110-9-22
recognition- 榊 慧散文(批評 ...410-8-22

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