すべてのおすすめ
たいていのものは飲み込める歳になった
鞄の中でイソジンがこぼれた
五センチの隙間からチェンジと言われている
携帯小説読んでも文学少女と呼ばれ
なじみの客がとってくれた宅配のピザ
....
あたしの
生きてる「証」
わたしのともだちに
こにし なな
と、いうこがいました
わたしは、あめあがりのそらがだいすきな
そのこを
こにじちゃん
と、よんでいました
こにじちゃんは、とってもロマンチックなこで
....
道端に落っこちて
もがいていた君
自然のことに
手を出してはいけない
それは知っていたけど
小さなアリが
君のまわりに集まりかけていて
思わず
手を出してしまった
君は精いっ ....
愛しているよ
こっちを向いてよ
ほら見てよ
僕はこんなにきれいだよ
あの頃
夏は飛沫だった
太陽の光も
プールの水しぶきも
弾けるサイダーも
無意味に思えるほど眩しく輝く飛沫だった
バスに乗って
あの頃に帰ろう
せめて
記憶を辿っ ....
夕焼けに向かう
流れ星のように
私の知らない
遠くの空
おい
ローズマリーが
茂りすぎだよ
中に何か
住み着いてるんじゃないか
お前は
ここで待ってろよ
俺が
見てきてやる
(いやいや、その手には乗らん)
理由など探せないけれど
赴くままに尋ね行く旧家
急ぐように古びゆく様を
呆然と眺めることしか出来ず
異空間の佇みに安心を覚える
理由も探せぬまま
歪む扉をこじ開けた
古さを物語る音はあの頃のまま
荒 ....
この
小さな野花を摘み取っても
だれも気がつきもしない
手折ってしまえば
すぐにしおれること
わかっているのに
わたしは小さな罪をおかす
恋は盲目と よく耳にするけど
傷つけないように 大切にしたいから 見えてなくちゃね
君が笑う度に 新しい恋をする
雨がふるかふらないか
曖昧なこの曇り空の下でも
人々は晴れやかに
「おはよう」の挨拶を交わす
昨夜眠れなくてぼんやりしてるひとも
ぐっすり眠って元気いっぱいなひとも
とりあえず「おはよう」っていう
....
朝忙しそうに支度をしていると
猫が一生懸命ついてくる
ちょっと座ったら
さみしそうによって来て
手の上にちょこんと乗っかる
一人は寂しいの
と言いたげに
命が輝きすぎて
あまりにも掌が汚いものに感じる
呼吸は
もっと尊かったはずだ
野いちごの赤いいろを口に含むと
なんだか悪いことをしているみたいな
それとも
なつかしいやさしいきもち。
赤いいろのたべものたべるのって
なんだか背徳感をおぼえる。
いけないことをしてるみたいな
こ ....
寝床に入っていったから
ライトを消して
暗くしたのに
また起きてきたの?
でも眠そうだね
道端に佇む
ひと目に留まらず
光を受けて
精一杯
努力を惜しまず
ありのまま
他の者たちに
愛と親しみを
心と態 全てで
雨が、すぐそこにやってきました。
さぁ、濡れる準備は良いですか?
誰かの置いた
みちしるべ
近い過去
傷口を庇いながら
痛みを無視して
紅空を愛してた
今
認めなかった傷を
直視して解けた意味
幼さと至らなさと
自我欲の赤い泪
白空を求めている
近い未 ....
彼のばあちゃんが作った大きな玉ねぎと
出荷できないからと知り合いから分けてもらった
真っ赤なトマト(何が悪くて出荷できないかまったく不明)と
うちの玄関先のプランターのバジル
全部のっけて朝 ....
君たちの孫が生きる頃の
地球や世界のことを考えると
恐怖で足がすくみます
今のままじゃいけないと
むじゃきな寝顔が訴えています
芸術的だ
なにもかも芸術的すぎて
私は、おもちゃになっちまったみたい
この地球の上に
宇宙よりも遥か上に
人間よりも賢い何かがいてさ
見えない糸で
全てを操っているのかもな
人間の心まで操ることがで ....