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始まったばかりの夏
の土の中、まだ摩擦の悦びを知らぬ柔かなお体の、蝉の
けれど夏の終わりにはカサリ摩擦死するお体のそのお顔の
死んで乾いた真っ黒い眼球をもう浮かべてしま ....
眠りをすり抜けた昨日の喪失は
ぱらり、
白いお皿への林檎と一緒に
落下して
静止する





ぱらり、ぱら、ぱら、手の平から
白いお皿へと、剥いて ....
今すぐ
私たちが震えていることに
気づきなさい





春、春、
夏夏夏、
瞬きの度に私たちは
その色を、その言葉を
飲み込み、黙り、街路樹に
その芯に、 ....
雨上がりの
仄白い、広い、ひとつの湿度が
冬の夜の終わりに、ふ、と
灯る


夜明けだ
空はひとつの肺となり
冷たく湿った冬の朝を呼吸する
細やかな鳥の霧を含んで
 ....
唐草フウさんのA道化さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オニキス- A道化自由詩409-7-6
本当の林檎- A道化自由詩808-3-11
反抗季- A道化自由詩408-2-14
呼吸器系の季節- A道化自由詩908-1-17

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