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白雪に赤い水飴垂らす頃 あの子は少女と呼ばれていたか




目の前を振り子がとおる 催眠を 迂闊に噛んではいけない指が




灰皿の上に広がる砂景色 嬉しかったね、呼吸すること ....
 
 
遊歩道 風化の隅にももいろの雨が逝く午後 そっと手つなぐ




触れられるそばから羽化をした 二度と同じではない スプリング・イズ・ヒア
目覚めると輪郭だけが残っていた はまって遊んだあとで、笑った


ソファの上に速度の違う一日あり胸とくとく打つ猫と私と


いまはもう見えなくなった補助輪のかろかろ我の胸に鳴り在る

 ....
 
利き腕を殺しあわずに手をつなぐ二人に喧嘩が絶えない理由



胸元に爪立て割れるピスタチオ 落ちてゆくのはとてもかんたん



でたらめな角度にさまよう手鏡で火があがる なぜ出逢 ....
冴えすぎた身体 仰ぐ瞳にうつる天井の白さだけが無実
帰ったらコッカコーラ飲もう




握る手のチップで繋がれたラブアンドセーフティ
ネオンの微笑みきょうもあいしてる




 ....
現代詩フォーラムは{ルビ試薬=クスリ} 日本語を知ってしまった僕らのための




明日からは飼い犬として生きていく これも決して容易くはない




あん時ね、蚊に刺 ....
焦点をぶれさせるため朝はある 指のすきまに宿る色彩

眠り明け 耳鳴り低く響くので 夢のはしから余白を殺す



むしられる前のつぼみに似たひとの、首をしずかに傾けるさま

唐突に遠さ ....
mizu Kさんの短歌おすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
sorekkiri- 佐藤真夏短歌10*11-1-4
_________- 石畑由紀 ...短歌6*09-4-2
独りごとにすら、できない- 石畑由紀 ...短歌12*09-3-7
蒼、いくつかの- 石畑由紀 ...短歌3*08-5-29
ネオン- オオカミ短歌208-4-30
それでも地球はへこんでる奴らを足蹴にして回っている- ピッピ短歌1007-12-17
「サイダーの泡われわれは」- キキ短歌8*07-9-16

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