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窓際に並べた氷がとけていくのを眺めていた
わたし以外に誰もいない
広い部屋の中で
ひざをかかえるように小さくなって
息を潜めて

日が落ちて暗くなっていく
とけた雫か
わたしを伝って流 ....
現在形で突っ走ったので
少し汗をかいています。

未来形で懐疑的なので
いささか今日が懐かしいです。

過去形で憤慨しているので
どうにも目的を見失います。

あまりに精巧に構築され ....
なにもないは白か

なにもないは黒か

なにもないは透明か


白いなにもないには白があった

黒いなにもないには黒があった

透明ななにもないには透明があった



な ....
   黒縁の眼鏡をかけた教授の講義が一段落すると
   スクリーン上に映し出されたままの
   夏の星座がゆっくりと回転し始める


   古びた校舎の窓側を覆う暗幕は
   その歳月 ....
自分の中にある
忘れてしまっていた
言葉のアルバムを
ふと開いてみる

何でもなかったことを
こんな言葉で表したのかと
苦笑いしながらも
あのときの自分には
その言葉が似合っていた
 ....
名付けたいひかりの先に
やさしいリビング・ルームがない


一握りのたましいが
あかるみに美しく滅んでいる


並んで有機物が芽吹く
動とも植とも
青とも赤ともつかないまま

 ....
 1

もう、
ふりかえらないのだ
髪をゆらしていった風は
束ねることはせず

つまさきは
後ろに広がる汀を
走れない世界にいて
こころだけがいつまでも
波になりたがっている
 ....
詩を殺すのはいつも詩人で
詩を愛するのはいつも他人で
涙を流すのはいつも美人で
笑顔を殺すのはいつも愚人で
君はいつのまにか大きくなって
僕の目の前を通り過ぎていった
大人になる怖さからナ ....

初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
 ....
ぼくは詩人

今があるのは過去の努力
そして明日へとつながる

今日もまた

朝の散歩をしていると
少女に出会いました

桜の花が散っていくのを見て
もの悲しそうでした

ぼ ....
灯和さんの自由詩おすすめリスト(160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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空間は色気を出して- ブルース ...自由詩607-5-22
なにもない- 粕身鳥自由詩307-5-22
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言葉のアルバム- ぽえむ君自由詩18*07-5-21
ひかりちゃんとそらちゃん- 石田 圭 ...自由詩2307-5-20
海と声- まほし自由詩36*07-5-20
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初夏- 吉田ぐん ...自由詩4307-5-17
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