すべてのおすすめ
夕暮れの風が民家の風鈴を鳴らし、
茜色のまなざしで今日をねぎらうように、わたしの頬を撫でてくれる。
その涼しさに、ほっとして深く息を吐く。
庭先には、萎れた朝顔が脱ぎ捨てた服のように垂れ下がり、 ....
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの 
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
 ....
わかちあう わたしは
みんな わたしたち

花をわかち
春をわかつ

街をわかち
ふるさとをわかつ

笑い声をわかち
淋しさをわかつ

本をわかち
音楽をわかつ ....
この浴槽を欲情で満たす牡丹雪

ひとひら、
口づけるたび、悲しみの温度が肌を焼く
ひとひら、
白い手に抱かれるまま、別れの雪を肌に降らす

この雪は溶けるため 
この白は忘れるため

あなた ....
見崎 光さんの夏嶋 真子さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰路- 夏嶋 真 ...散文(批評 ...21*09-8-24
- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...35*09-8-8
わけあう- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...15+*09-4-18
牡丹雪- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...12+*09-2-27

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する