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世紀末、
虫が電灯で
渦をまいている
暑すぎて
ぼくは蒸発してた

鱗雲に投げかけた
{ルビ地球=ほし}へのラヴソング
小5のぼくは
顔を赤らめて、
夕焼け{ルビ頬=ほお}

 ....
乾いてゆく風があった
薄れてゆく光もあった
綺麗にされた夏だった

目の前に拡がる
どこか懐かしい景色に
なぜかふるい歌を思い出し
海に腕をさし入れる
かなしみが群れているのは
きっ ....
舗道
天象儀
展開
コロイド
眩暈

砂時計
遡及
吊り橋

覚醒
シグナル

郵便船
記号
万華鏡
平行線
庭園

シナプス
散乱
フェンス
溶解

 ....
人間の「芯」を知りたい 触れたい
そして でかい人間になりたい
今も過去も含めた世界を知りたい
そして
冒険をしたい
全力で生きたい
カッコつけたりせず
小さいことを気にせず
 ....
北東の風が、強い。
雲は千切れ、崩れていく。
思ったより遠く、ずっと遠くまで、
走っていた。

(誰もいないグラウンドに立ち、空の箱を投げる。誰もいない。投げられた衝撃で箱が開
き、そこか ....
いつの間にか
私たちは忘れてしまった
追いかけっこに
夢中になっていて
周りを見れば
誰もいなかった
ただひたすらに
走っていたから

疲れ果てて
たくさんの時間が過ぎた
数の計 ....
きみが泣くときと
ぼくが泣くときが
一緒だったらいいなって
それだけ





約束なんて守らなくていいよ
だからいつでも会いに来てよ
星が見えない夜でも
雨が止まない朝 ....
ちいさな電車だった
いくつも風景をやり過ごした

乗客はいつも決まっている
新聞のにおいのする父と
たまねぎのにおいがする母
シャンプーくさい妹と
無臭のぼく

電車ごっこの紐は
 ....
指は
君の小さな生き物だった

どこか
遠い異国の調べみたいに

時おり
弾むように歌ってた


君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる


遠いね、
   
とだ ....
指の形を覚えている
緩やかな節への流れと
その静かな温度を

ある日私の地平の向こうへと
吸い込まれていった
橙の夕暮れも透明なカラスも
かつてはその指を知っていた

今は置き去りに ....
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます



ぼくが、ベーコン ....
うつぶせに寝る 
一週間分疲れたからだを 
ほねつぎの先生は 
大きい手の親指で 

 ぐぃっ ぐぃっ 

とのばしてくれる 

「 マッサージしてもらい 
  すじがのびると 
 ....



金色の光が入り込む階段をかけおりて
ゴミを捨て歩き出す
金色の光の中を

喉が潤いそうな朝の空気を沢山吸い込んだ
朝ごはん

ビルやマンションはサングラスに反射 ....
詩を詠おうと鏡の前に立ち
増えた白髪の数を数えた

擦り抜けた散り散りの感傷が
部屋の片隅で溜息を零し
歯に噛んだ笑顔を向けてる

捧げたい言葉があるんだけど
きっと哂い無しでは生まれ ....
眠りの先にある風景を知らない
手にしたジャックナイフでは
届かない、刃先

夢をおぼえている、というあなたは
きっと眠ってはいない
暗闇の向こう、世界で起こっていること
肌の外の全て ....
風の便りに乗ってきた あなたのこと
 もう忘れよう
 寂しいときには月を眺めて 
潤う涙の先に乗っかって 夜空を散歩
 星は僕を歓迎してくれた
 白い朝と供に消え去りし
あなたへの思い ど ....
トイレの中で泣いた事はあるか?
声を押し殺して
友が過ぎ去るのを待ちながら
泣いた事はあるか?
悪臭にゲロを吐きながら
泣いた事はあるか?

俺はあるよ
今もそうしている
だからお願 ....
ボクのココロには、小さな乾燥機があります。

だけど、少しポンコツで、肝心な時に動かない。

パソコンに向かってる時、目はカラカラなのに、

キミを思うと涙が止まりません。

やっぱり ....
1枚めには
あなたに会える喜びを
風に吹かれて待っている

2枚めには
悲しみが潜んでいる
私のことを忘れないでいて

3枚めには
胸いっぱいの愛を
あなただけにあげるの

そ ....
空がこんなにも 開けて
甘い曇天が ひっそりと退くと

天空から秋の雲が垣間見え
私は視線もろとも 空へ 飛び込んでいる

空中を滑空する 夢
この秋空のなみなみとした 胸

陽光の ....
小石がはねた
みっつめのところで
沈んでいった
それはそれは
穏やかに
すこし左右にゆれながら
底を目指して
落ちてゆく
水面に
たくさんの輪を残して


さような ....
仕事場で

見かけるあなたの周りには

大輪の花にも似た人々が

笑顔いっぱい咲き誇る。
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
それは学校の帰り道
ふいに表れた入道雲のせいで
大きな大きなたまり水ができていた
ふとノゾいてみると
さかしまの街が映っていた
でもよく見ると
私もさかしまに映っていた
反 ....
「金木犀」

ということばは少し宇宙的だね、って、そうやって笑った。
寒くなってきたね、星がよく見えるから。
長袖でも少し寒いくらいの朝と夜、それを理由に手をつないだりなんて、
そうやって、 ....
友達が死んだ

まともな恋愛もしないまま

友達が死んだ

親孝行もしないまま

友達が死んだ

ペットの世話も途中で

友達が死んだ

食べかけのリンゴを残して

友 ....
そんなに 恋がしたいのなら

    媚薬を飲んで 人混みへ飛び込んじゃえ
虹の消えるように
面影もまた いつか薄まってゆく

さみしさよりも
そこにあるのは 何
つかめないのに、いとしくて

「思わず」シャッターをおす
早くしないと はやくしないと

 ....
戦うつもりがないのなら
ナイフなんて捨ててしまいなよ
護ることだけ考えていたら
闘志は衰えていくだけ

空っぽの拳銃使っていたら
ロシアンルーレットは成立しない
命を懸ける覚 ....
聞こえるはずの有線や
隣りの席の喧騒は遠く
耳に響くのはただ
あなたが噛み砕く氷の音


薄暗い照明に
照らされる指先の卑猥さ
子どもらしい仕草はポーズ
いつだってあなたは


 ....
Porterさんの自由詩おすすめリスト(639)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
1999年- ゆうさく自由詩6*07-10-13
乾いてゆく風があった- soft_machine自由詩16*07-10-13
メモランダム- 塔野夏子自由詩6*07-10-13
- 青の詩人自由詩207-10-13
中空- 月見里司自由詩307-10-12
ただ走って- いまじん自由詩7*07-10-12
やさしくなれたらいいな- ゆうと自由詩9*07-10-12
電車ごっこ- yo-yo自由詩8*07-10-12
- umineko自由詩27*07-10-12
指の記憶- 松本 涼自由詩607-10-12
拝啓、君は元気ですか?- 望月 ゆ ...自由詩20*07-10-11
「_ほねつぎ_」にて_- 服部 剛自由詩7*07-10-11
_朝- 高木 し ...自由詩1*07-10-11
ただ抱かれて眠りたい- 松本 卓 ...自由詩307-10-11
眠り、取り残されて- たりぽん ...自由詩607-10-11
思い- saburou自由詩207-10-11
おっぱい- 虹村 凌自由詩3*07-10-10
そんな、或る日。- 來稚自由詩1*07-10-10
クローバー- 未有花自由詩11*07-10-10
朝に空を見上げて- アハウ自由詩807-10-10
無題- 石畑由紀 ...自由詩14*07-10-10
あこがれ- 梓ゆい自由詩207-10-9
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
たまり水- 麻生ゆり自由詩4*07-10-9
きんもくせい- R自由詩307-10-9
死ぬということ- 森下 流 ...自由詩4*07-10-9
暇つぶし- 北大路京 ...自由詩9+*07-10-9
レインボー・シャドー- 唐草フウ自由詩7*07-10-9
バタフライナイフ- 1486 106自由詩1*07-10-9
ジン・トニックにチェリー- 衿野果歩自由詩307-10-8

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