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午後四時
青の上から
橙や赤や紅色が
塗り重ねられてゆくのを見ながら
大急ぎでベランダのシーツを取り込む
あのうつくしい仕事をしている人が
どんな人だかは知らないが
時折
ゆるめ ....
本を読む人の眼は
例外なく真っ黒い色をしている
それはもちろん
眼が活字のインキを吸収してしまうからである
本を読みすぎて
白眼まで真っ黒になってしまった人が
こちらを向い ....
・
好きと嫌いが
ギアの上で揺れていました
わたしはちょっと迷いましたが
結局どちらとも決められないまま
右手で好きも嫌いも
すっかり覆い隠して
細心の注意を払い
....
▽
どんなに長く電子メールを送信しても
恋人は七文字程度しか
返信してくれないのである
業を煮やしてメールを送信するのを止めると
次の日から
矢文が届くようになった
頬を掠めてすこん
....
*
魚は酸素を知らぬだろうか
暗い水辺に輪を描いて
あんなにも深く潜ってゆく
*
飼育係は放課後に
飼っていためだかを流してしまった
閉じ込められてるのが
可哀相だったって
....
たもつさんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト
(5)
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日付
美術用品のある日常
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吉田ぐん ...
自由詩
33
11-2-21
書店で働くということ
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吉田ぐん ...
自由詩
73*
07-4-25
仕事の話
-
吉田ぐん ...
自由詩
25
07-3-11
恋人とのわかれ
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吉田ぐん ...
自由詩
27
06-12-19
飼育係、或いは荒廃
-
吉田ぐん ...
自由詩
15
06-12-14
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