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そうこうしているうちに
衣をとられてしまって
騙されているほうがよかった
と中川から帰っていった



{引用=fromAB}
わさえ

にすんいりん

ぬさえ

のまた

のさのさ

げんせんじょうどん

いでんひがすん

すばさ

のさのさ

わんさちどさけさ

どさけさ


 ....
 

はるかあとおくうのお かぜのおむこおにい
きてきいのおおとのお

ちり〜ん



ゆうおじさんのリヤカーが通り過ぎる

ゆうおじさんのリヤカーには
ぽるしぇ
と書いて ....
竹竿の先に灯火をぶらさげて
小さな子から先にあぜ道を歩いて行く

ひと粒の米に
千もの神が宿っていた頃から続く火で
稲の葉を食べる虫を追い払う

のだと言うが
揺れる火はまるで
人魂 ....
 

つながっている
その声に
心がうつって


つながっている
指を絡めるように
ひとつのことばと
その隙間に


つながっている
瞳を
間近で見ている
ように

 ....
  

参道下の古ぼけた店で
岩魚の塩焼きを齧る
雨が降ってるので
ゆっくり と齧る


しらやまさんに降った雨は
百年後の加賀平野を潤す


その雨が
降っているので
ゆ ....
  

卒園式ではいつも以上に
園長先生のお話 長いね
と うちの子供が気にかかる
寝てはいないか
ちょっかい出してはいないか
そんな心配もなんのその
みんなちんまりと神妙な面もちで
 ....
  
  
どうして
こんなにも
遠くなってしまうんだろう


君の温もりの届かない場所へ
朝の
くうきを吸いに行く


そこにはもう

玉砂利の向こうで
手を合わせる ....
そこから先には進めないときがある
そのたびに思い出す風景があって
背中の方から温もりを感じながらも
とても不安そうな少年の瞳に

問いかけられた言葉

飲み込めないまま
風にも ....
かんぬしまちの
おさななじみだったおねえちゃん
がみこさんになったとき
ぼくのこころは
ふ ってはずれて
べっくうさんやのほうに
ぷかり ぷかり
とんでった


  きれいだったん ....
あの日のことを言い出すと
きっと君は泣いてしまうのだろう
と思っていたのに
パーティーで久しぶりに見た君の顔はもう
もう
とっくにお母さんの顔で
ふと見えたその横顔の一点
の中に
初め ....
いつも
あたしが
気持ちよくなりはじめる頃に
ママ
ってつぶやく


いいこ
 いいこ

いいこ
 いいこ

瞳の奥に
夏の空が晴れるころ
そこにようやく
あたし ....
  

なにか?
とあまりにも
涼し気に微笑む君
のせいで
僕はとりあえず
牛乳飲んで
落ち着こうと思う
確か僕は
君の肩に手をまわして
さりげない愛情と
そこからなにげなく続 ....
屋根裏部屋には
消しゴムの標本があるって
かりふぉるにあおじさんが
声高々に自慢してた
その中に
砂消しもあるんやろかと
梯子に右手をかけると
親指がちょとだけ(約1cm)
 ....
雨、降ってきたかと
てるてるぼうず

雨、降ってきたよと
へのへのもへじ

雨、降ったやろと
黄色い傘

雨、降ったんかと
お地蔵さん

雨宿りの軒先を探しながら
帰り道 ....
県庁跡の建物の中で期待もなく調べ物にとり
かかり、時間を待って香林坊に出る。そこは
ほんのひとにぎりの銀座で、渋谷で、新宿で
もあり池袋の匂いを探して片町に流れる。ス
クランブル交差点では ....
とっぷりとくれる
きょうのよるはきまえがいい

なのにぼくはねむれない


るるる と


{引用=初恋の頃の歌が聞こえてきました
耳を澄ますつもりはないのですが
それはもう
 ....
トボトボと
T-FAL の口から黒いマグカップに
安堵が注がれ
煎ったヘーゼルナッツの香が広がり
OA 椅子をクルクルと回すと
北窓から
向かいのブリック貼りの壁に映える陽射し


 ....
  



汗臭いソフトボール部室の角
グローブやベースが積まれた壁

  「すろー かーぶ おしえるけん

            やまねこ拝」

きたない赤い文字

   ....
  


観音山のすそ野に拡がる田が
今年は三色パステルの絨毯になって
そよと花が揺れる
ときおり
少し遅れて
風にすれる音が続く
明日
あの人に見せたい
と思う場所が
またひ ....
 

ぐるぐるまわる世界で
立ち止まるなんてこと
しなきゃよかった
空が広がって



     何人もの君への想いを
     愛しているかもしれないこと
     と唇から綴 ....
ガロイ先輩は
割れにくい卵の研究に6年

チブラさんは
すぐ割れる卵の研究に3年

間に挟まれる僕は
ただ暖め続けている
だけ


やがて

夕暮れになってやっと君たちは
 ....
 

おうい

て声が聞こえる
聞こえる

振り返らない

熊が山を降りてゆく
呼ばれたわけでもないのに

呼ばれたのは
君じゃないのか
とさっきから
そこでしゃがんでい ....
  



十五年ぶりに
山辺の路を歩く
あのときは誰と歩いたっけ

いくつもの寺や神社で
いくかのお願いをしながら
あのときは誰と

箸墓の謂れを読んでいるころから
みぞお ....
キュウちゃんいなくなった

ピーちゃん泣いた

おばあは笑った



じいちゃんいなくなった

みんな泣いた

おばあは笑った

おばあは笑ってた

お ....
と何回唱えても

僕の鼓動は少しずつ速くなって



よくあることさ

とつぶやくと

君は翼で空をひとつたたいて

すいと方角を変えて行く



見上げれば

立 ....
あの日

君と僕があの日拾った木の実の種は

同じように見えていたけど

そのうちに

芽が出て

葉がついて

茎がやがて幹になるころから

どちらの思いも

お ....
しりきれとんぼの君に
まる
いつもあたらしいおもちゃの方を向いて
振り向くこともなく
ぽいと捨てられた君のおもちゃに
まる

おけらの君にまる
最初の意気込みと
投げ出す言い訳の愛し ....
 卵を産もうとするシャケは身が白くなる。
まずまず白くなっても味は変わらないと思
うのだが、それでも紅いほうが美味しそう
に見えると、おじさんは卵を取り去った腹
に紅麹をなぶりつけて、 ....
全自動じいさんは全自動ですが、梅干しを混
入させると、寂びてしまう恐れがありす。
そこで、改良されたグレート全自動じいさん
は耐性が強く、決して寂びることも侘びるこ
ともないのですが、面白味は ....
たもつさんのAB(なかほど)さんおすすめリスト(161)
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