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プリンを冷やし固めている間に、僕はこっそりと旅に出ました。
知らない街で少し心細いですが、僕にはあのプリンがついています。
理科室の奥に理科準備室があり、そのまた奥に蛋白室がある。
授業開始の数分前、その小部屋にて理科教師は肉体を形成する。
見上げた冬の夜空に図星が一つ輝いている。
あの星だけが、僕の小さな悪事を見抜いている。
身から出たサビにAメロとBメロをつけた。
とても醜い歌だけど、とても僕らしい歌です。
蟹光線を浴びてしまったせいで、僕は蟹アレルギーです。
ちなみに海老もダメなので、海老光線も浴びたみたいです。
雨の午後、僕は水を得た魚座の青年になる。
乾燥肌が和らぎ、滑らかな動きで筋トレをする。
ある冬夜、僕を布団に残し、俺は家を飛び出した。
持っているなかで最も武骨なジャンパーを羽織って。
転校生は心の内壁に小さな刺青を持っている。
転校生は誰も、そんな秘密ゆえに転校してくる。
古着の青いネルシャツ、兄に黙って借りた記憶。
もちろん僕に兄はいないし、だけれど必ず返さなきゃ。
両祖父とも僕の初恋を待たずして逝ってしまった。
父とは出来ない色んな話、3人でしてみたかったなぁ。
青森の形はメタモンか、ベトベトンか。
どちらにしても、青森はむらさきで塗る。
前の住人が忘れてった風鈴。
干し竿で晩夏が首を吊ってるよ。
幽霊は容易く夏を越える。
水色のゼリー、たったの一つで。