泣きたいんだ
娘は人前では泣かないんだ
卒業式も家に帰ってから泣いた
つまづいて転んで
膝から血が滲むのを見ても
すっくと立ち上がって
水道で洗う
恐いお化け屋敷も
恐 ....
泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が
すべてを その 色に 染めました
その 匂いを感じるようになったのは いつ からでしょうか
泣きたくなるほど 別れ の匂いをのせた風、が ....
地球上の酸素を
30秒だけ
消してみたい
きっと、みんな
エアコンを使わなくなる
地球上の愛を
1日だけ
消してみたい
きっと、みんな
空っぽになる
....
恋は、、、
ときに 凡人を天才にする。
恋は、、、
ときに 天才を凡人にする。
街行く人たちの背中に
「半額」シールを貼っても
きっと
ほとんどの人は
誰にも買われやしない
買われるのは
外見が良い人
ばっかなんだろう
クラス全員の腰に
ライダ ....
春はすぐそこまで
来てるはずなのに
冬と談合してるんだな
雪でも降りそうな空だ
ジャスミンティーは
飲み飽きたから
ほうじ茶を飲んでる
眠気ぬぐえなくて困るな
近頃デジャヴはも ....
潔さにも限界がある
よく言う言葉があるっけ
「誰にも迷惑かけていないから」
例えば花
お前は誰にも迷惑はかけない
そう、
その其の侭が美しい
日々に疲れた私がいる
....
たとえば
水銀の
体温計の
危うさだよ
それは
けだるさの
端っこで
かすかに
午後の授業
先生
砂時計が
ぜんぶ
落ちたら
眠ります
少し
似ている
前髪 ....
君といれば 頭の中「可愛い 可愛い」で いっぱいになる
ふと浮かんだ「可愛い」以外の言葉を
フィルターを通さずに つい 口にしてしまうことがあって
君に 変態扱いされることもあるけ ....
ぼくたちは愛されたかったね
わたしたちは愛されたかったわ
ぼくたちは愛されたかった
だけど愛ってなぁに? どういうこと?
ロミオとジュリエット?
今は自由恋愛の時代よ
....
優しく抱いた棘は
長くも儚く
鋭くも寂しく貫いて
この心を真っ二つ割ってしまった
しょうがない
一度死んで
二度と蘇えらないんだ
だからどおって事は無い
死してなお ....
今でも覚えてる
あなたの大きくて
暖かい
優しい背中を
今だから覚えてる
あなたの大きくて
暖かすぎる
私には勿体無い背中を
辛くなって
あなたに違う道を歩かせる
怖くなっ ....
花茶を飲んでいる
うかぶ桜色の花弁
咲けるようにして
1枚くらいは口に入って
いつまでもきみを
いつまでもこのままで
いつか
今を失うときが来る
そのことは知っている
いつもそのこと ....
穴を開けて、
愉しんでいる。
穴の向こうには、
ぼくの目を見て愉しむきみ。
相思相愛って奴だね。
セックスしよう。
淫らになろう。
誤解でも曲解でも、
....
この心掴み取って差し出しましょう
透明なケースに入れて渡します
器は赤い薔薇の海に沈めてくれれば
全てを忘れられるでしょう
やり場のない感情を剣で切り裂いて
流した涙が滴り落ちて ....
悲しいを隠したくて
泣いてるのを隠したくって
目をとじる
ただ
目を閉じる
こころを とじる
見えない世界は
確かに美しくて
悲しいほどきれいだけど
君 ....
今よりもっと
空が高くて
今よりもっと
砂の中に潜む星を
見つけるのが上手だった頃
四歳の幼さで
舌足らずな
Ich liebe dich.
ドイツ原産の弟と話す為に
ひとつ ....
わたしは ねぇ
ひとって最終的にはひとりだと思って生きてきたの
今でもそう
生まれてくるときも 死んでゆくときも 誰も誰かと一緒にはいられないわ
其処から先はひとりでゆくし ....
とてもまじめに
ないこと と
たいけつしています
わたしなりに
いっぽもひかない
かまえです
でも
ないこと は
とてもみじめに
あわれっぽくて
なぐったり
ののしったり ....
花びらたちが
月の光を独り占めして
降り注ぐ。
私は自然と顔が綻ぶ。
好き過ぎて死にそうだ
苦し過ぎて
大好きなRADWIMPSの歌を聴くこともできない
だからこうやって書くよ
心臓が張り裂けて飛び出そうになっても書くよ
胃が荒れているのもそのせい ....
含んで、しまえば
丸くなるよ
抱き締めれば
角は、
取れて行く
そうやって地球は
丸く、なったよ
そうして世界は
愛を、見つけたよ
ある日からだった
鳥たちがいっせいに地下を飛ぶようになった
空を捨てて森を捨てて
鳥たちは土の中へと潜っていった
地上には鳥の姿は見られなくなった
人間は鳥の居場所を探したが
かなり深くま ....
盲目の愛
それに憧れをもつ人は多い
二人いつまでも色褪せることのない永遠の契り
ロマンチックなのかもしれない
愛の理想だと思う人もいるのかもしれない
でも
私は嫌い
私は恐ろ ....
何処でもない場所は
何処にもない場所ではなくて
そこには一輪の花が咲いています
それはとても美しく咲いていて
なかなか近づくこともできなくて
あるとき鳥が一羽やってきて言いました ....
見捨てられてしまった夢は
どこにも行く当てもないまま
下を向いて歩いていた
夢は希望を失ってしまったのだ
このまま消え果てゆく
そう思った
本来ならば夢は夢なのに
夢は夢をもてなくなった ....
言葉の全てが通り過ぎていく
幾百の思いを込めてみたとして
その全てが届かないように
分かるかい?
ベランダで見上げた空には
星が一つも見えないんだ
光など降って来やしない
例 ....
僕を見つけて
ここにいるよ
誰も気づいていないのかな?
この世の端の
淵の傍で待ってるから
見つけてよ
何で目を背けるんだい?
何で前を通り過ぎるだけなんだい?
....
壊れちゃったあたしのココロ
ギザギザのトゲトゲだったから
どこをどうくっ付けていいか分かんないの
?どこで買って来たの接着剤??
必死に直し始めたあなたに呆れ顔
....
ドアひらき
ホームにひかりと影かたち
風はまるで波のよう
地上にからんであらうよう
ひなたぼっこをいたしましょう
かげふみなどもいたしましょう
ドアひらき
....
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