すべてのおすすめ
産まれた日の自分からすリ抜けようとしたんだ
そして向こう側へ適応しようとしたんだ
ネイキッドな美しさに
そのつど足して大きく膨らましてゆく
それでいいんだと思っていた
それが正しい ....
繰り返される風と雨は
石を山から転がし
石はその道の中で
削られて丸く小さくなり
やがて深い海の中へと
沈んでゆく

繰り返される下り坂と上り坂は
人を生へと動かし
人はその道の中で ....
ばらばらに散らばった
こころをかき集めて、


「こんなにも だよ」

って、見せるキミの手は
散りゆく破片で 血まみれで



降りそそぐ花びらは、

しきつめられて

 ....
りんご甘そうで、
きみは眠そうで。
とろり、とろり、
朝、だよ、って。
(ねぇ、おきてんの、)
あたし、上目づかい。
虎視眈々。
ほんとはきみも、甘そうで。

(おきて、る?) ....
本屋で写真集を買って売り出し中のアイドルと握手した。
机の下で何度も掌をジーンズにこすりつけているのを目撃した。
私は負けない。


吉牛で奮発して卵をつけた。
おもいっきし卵の殻が入って ....
君が僕に別れを告げてから
君ソックリのロボットを作ったんだ

君と違って言うことを利くし
我が儘も言わない

だけどね 君ソックリの声が痛いよ
だけどね 君ソックリの笑顔が痛いよ

 ....
基本的に明日はないと思って生きてる
だから毎日いさぎよく生きてる

好きって思ったら好きって云う
キスしたいと思ったらキスする
声ききたかったら電話する
ためらっても実行する

…明日 ....
地図の上に鉛筆を立てて
転がった位置まで歩いてみると
道路の真ん中にアルマジロがいた

それから早幾年月
アルマジロの実の弟
ジローに出会った
普通の人間の形をしている
折り目正しくス ....
嗚呼 今頃 汗を流しているかな
こっちは 思ったより 風が気持ちいいぞ

生命の縷々 断ち切れぬなら
流れのままに 摂理のままに

嗚呼 今頃 笑っているかな
こっちは 思ったより 風が ....
指から零れ落ちた

割れたガラスの欠片が

熱で溶けてゆく

炉の高温は素手には耐えられず

赤くなった指先が

悲鳴をあげるまで

熱を発するガラスに手を翳す

心の熱に ....
いくら、
書いても、
晒してしまえば、
それで死んでしまう。
次の瞬間には、
なにも書けていない気分。
気が付けば、
また死体を漁って、
屍書き、

 ....
 森の中では詩人達が集まって祭をやっている
皆豪勢な食べ物と酒を呑みながら自分の詩を発表して意見を交わし推敲してもらったりしたりしている
大抵の詩人はドワーフだ 美しい人間の女性の詩人もい ....
はるは蝶とささやきあい
  なつには蝉とうたいあい
    あきはむしとなぐさめあい
      ふゆにはみみずと遊びあい
風とは笑顔でダンスしあい
 光とはすなおに握手しあい
  雨とは ....
山田くん家の猫が 一度だけ
家出をしたことがあるという

「うちのみーちゃんは、とってもいいこなんだ!」
と笑っていた山田くんの顔は すごくひきつっていて

大丈夫、大丈夫と なだめる
 ....
世界の終焉とか考えてたら
        虚しくなった

そして 身近な悩みを考えたら
       もっと虚しくなった

世界の事なんか考えてる場合か

そして力が沸いてきた

 ....
雲間に見え隠れする太陽が

時おり暖かな日差しをくれて

今日は暖かくなりそうだと

ラジオが言っている

私は

学生カバンの蓋を

開けたり閉めたりしながら

となりに ....
丸い形が    ほんとの形       三日月も新月も ほんとの形       月触でさえ   ほんとの形       日触でさえ   ほんとの形                            .... バイト先に君臨する
みんなが女王と呼ぶあのお方

いつも凛として
一喝一瞥で皆震えあがり
誰も決して逆らえない

でも私は知ってるの
彼女が?クチュン?って
可愛いくしゃみを ....
暮れかかる
陽の手は伸びて
居ならぶ雲を
染めあげる
夜の扉をひらくため
灯された
あかりのように

瞬き、
という行為の
間に間に見える
人と人を結ぶ
曖昧な影
「優しさ」 ....
とりとめもない、セックスのはなし

セックスは、好きでもないけれど
たぶん、嫌いでもないのよね、と
彼女は昨日見た映画の感想でもいうような口ぶりで



?

あなたとセックスした ....
終電が過ぎて真夜中
ひとりきり家路を辿れば
無音ばかりがこだましてやるせない

呼吸をするたびに白い息は空に溶けていくのに
うまく言葉にできない気持ちは
もやがかかったまま解けてはくれない ....
こころを耕す
お日様をあびて
雨をよろこんで
実りを願うんじゃなくて

わたしは耕す
わたしを耕す
いいことばかりはなくていい
やさしさはほんのひとつぶでいい

実ったものは
み ....
ぱっくりと割れた
蛍光灯の光が
あんたの足元に
突入している

あたしは足元に広がる地面を
かきむしり始めた
誠実な犬のように

驚いたあんたは
その場所から動けな ....
それは只の憧れ
ひとつの夜の幻覚か

理想
思念することにより
創りあげられた
霧氷の幻人

緑の綺麗な茶碗に
お前が
今宵吸い込む
真実を集めよう

それは或いは悲 ....
祈っている
在天の父や 慈悲の仏に

頭が痛くなるほど
体が浮いてしまうほど
祈っている

ほら
善良な魂が
悪を狩り出し
地獄の業火に叩き落している

清くあれ 幸いあれと響 ....
映画館のないその街の市民が
映画を観られる唯一の場所「公民館」
そこに私は技師として勤めている

 あなたがレコードを出した
 レコードで聴くその声はあの頃
 そうパブで私とはしゃいでいた ....
すっかり日が短くなってしまったから
夕方の散歩のつもりが
夜の徘徊になってしまい
帰り道が見つからず困ってるんです

周りにいたはずの誰かも
いつの間にやらみんな帰ってしまって
とても静 ....
幸せな日々を送りたい
あなたと
そして 他に何人かいたらいいな
そうだったらいいな
なんてかなわないかな
これはわがままなことですか
ただ幸せな人生を歩みたいだけ
夢をかなえたいだけ
 ....
それは自然のなせる業にはちがひないが

梢からまつすぐ

命中するやうに頭に降つてきた木の実

重たく硬い木の実


何か不当な打擲を受けたやうで

穏やかではなかつ ....
本当の暗闇と出会う
それって
なかなか難しい
ひとつひとつの灯火を消しても
寝付けぬ夜に何処より話し声が漏れて
この街の闇は仄かに明るい
本当の暗闇
それは遠い日の感触
胎内にいたとき ....
相良ゆうさんの自由詩おすすめリスト(160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハロゲン- maynard自由詩107-5-8
繰り返しの中で- ぽえむ君自由詩8*07-5-3
きらきら_キラキラ- わら自由詩27*07-4-25
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私は負けない。- もののあ ...自由詩31*07-4-21
Only_One- 北大路京 ...自由詩25*07-4-19
日々是愛情。- 朽木 裕自由詩6*07-4-13
アルマジロに花束を- ロカニク ...自由詩307-4-7
風が気持ちいいぞ- 蒼穹自由詩6*07-4-3
夕凪蒼想- 彌月自由詩6*07-3-30
「_詩体。_」- PULL.自由詩4*07-3-15
カーニバル- はじめ自由詩5*07-3-13
微吟(四)- 信天翁自由詩807-3-12
山田くんと猫と私(僕)- 仲本いす ...自由詩6*07-2-19
世界の終焉- cass自由詩6*07-2-18
初恋の日々- yoshi自由詩207-2-14
- あるぺん ...自由詩407-2-13
- 優飛自由詩11*07-2-2
あかり- LEO自由詩31*07-1-17
とりとめもない、セックスのはなし- 砦希(ユ ...自由詩807-1-14
春待ち人- 夕凪ここ ...自由詩11*07-1-11
こころを耕す- ふぁんバ ...自由詩8*07-1-9
大きな木の下で- むらさき自由詩4*07-1-9
カリン樹- キメラ自由詩506-12-20
この小さな部屋から- アハウ自由詩206-12-5
映写技師- 佐野みお自由詩706-12-4
散歩- 水中原動 ...自由詩406-11-8
幸せな日々- きみ自由詩6*06-10-17
頭に弾いた木の実について- 杉菜 晃自由詩12*06-10-14
永遠ということ- 恋月 ぴ ...自由詩43*06-10-11

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