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走る戦場に文字を投げつけてると
膠着した後、跳ねられました。
それは拒否ですね
戦いからも弾かれる
世の隅で土を掘り
突き当てた文字を
渡したかっただけなのに
今は黒い空を見て
....
柳の慈悲に手を払う
今私の道の側に
不器用な目で在る柳
振り返らず歩き去り
月に伝言を頼んだ
いつか必ず立ち止まり
枝をつかむその日まで
ただ見つめてと
ワインで誰かを呼びながら
逃げ出そうする神経
全ての縄をほどいてきたのに
血管がかたまってしまった
ただピアノの弾く光を
追いかけることで
時間に恥じなくてすんだ
少しも珍しくな ....
跳んでみろ
ちゃりんちゃりん
持ってるな
最近のかつあげは
小銭じゃないらしい
もしもの対策に
ポケットにグロッシェン
いっぱい用意していたのに
グロッシェン
公園のゴミ箱に ....
抑えられて ふくらむ青
咳一つごとに 飛び散る景色
定まらぬ正中線が
欠片を探している
打ち上げられた海鳥が一声鳴いたとか
なぞったものを 刷り込めば
たがうことなく歩む夏
しば ....
直角先生の背中を覚えてる
今にも椅子に座りそうな歩き方をしてた
私が勝手に背伸びしたのだよ
行動の意味もわからず
その後を追った
つもりだった
カクカク キカキカ
物静かな先 ....
絶対割れない泥団子だよ
あの山の土と水に
恩と憎しみ混ぜて
ぎゅぎゅと固めるとできるんだ
それを繰り返すこと十年
鉄のボールみたいでしょ
と少年に手渡すと
彼はすぐにコンクリート ....