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{引用=ほろほろとくずれはしない鍵の化石があなたのからだをひらいています
記憶は銀河のように 白い、黒い乳房のあわいをすり抜ける
あたたかな指先であなたの軌跡に限りなく薄い爪痕 ....
*
ビブラートに揺らぐ空の裂け目を
幻視の鳥が飛ぶ
*
明滅をくりかえすビル群が剥がれ落ちる
((NYという記号を描くその一点として わたしが燃やされる))
....
*一時限目 数学*
美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く
カリカリカ ....
{引用=
赤くて甘い熟れた先端よりも白くて硬くてすっぱいお尻を
齧ったときのほうがずっと春に近づけるんだってさ。
朝から晩までへたのまわりに齧りついたのに、今日の天気は雪です。
舌がただれて痛 ....
{引用=うずくまる。
からだの表面積をちいさくして
世の中の37%を遮断する。
わたしのまるいふくらみと
わたしのしろいふとももをくっつけて
ひとつ。にすると
やわらかな鼓動を感じ ....
手を引かれ歩く。
懐かしい匂いのする君
その面影は記憶の水底
私が潜水夫になって強く握り返すと
つないだ手には水たまりができて
空の色を映す。
薄暗い緑の茂みの奥までくると
....
人の耳にはピチピチなんて
明るい音ではねる鰯の水揚げ
にぎわう港から鰯そのものへ視線をうつせば
全身でわななく声が 流線形のまま突き刺さる
何万もの銀の鱗が震えている
....
寄せる波に向かって
心の潮「A/アー/(ラ)」の音を放つ
わたしと海はパラレル
返す波からは原始の抑揚
「G/ゲ-/(ソ)」の音がかえってくる
海は ....
{引用=嬰子の褥
闇のひとつ奥に蠢動する白光体がたしかにあった
血に焼かれた嬰子が視えない手のひらに止まって
私の身体に続いている
いやへその緒はぜんまい状に闇に溶けて
それはもうわ ....
? 蝶
シ/モクレンの一秒は
蝶の魂と同じ
奇妙に歪んだ美醜の契りが
爪先で蠢いて翅にかわる
うす紫がゆっくりと溶け出し
バスタブの温度を下げる
浴室で眠る蝶の夢は
完全に対称 ....
渡 ひろこさんの夏嶋 真子さんおすすめリスト
(10)
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連詩_「_知覚_」_よもやま野原・竹中えん・なき・夏嶋真子
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夏嶋 真 ...
自由詩
18*
10-9-25
直線_9/11
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夏嶋 真 ...
自由詩
27*
10-9-11
17歳のエニオン
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夏嶋 真 ...
自由詩
45+*
10-5-31
((いちご)のつぶつぶ。)革命
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夏嶋 真 ...
自由詩
30*
10-2-2
うずく、まる。
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夏嶋 真 ...
自由詩
49
09-9-17
紫陽花
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夏嶋 真 ...
自由詩
26*
09-5-25
さかなの目
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夏嶋 真 ...
自由詩
15*
09-5-19
渚のドレミ_アゲハの音_木星のカケラ
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夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
19*
09-5-11
「嬰子の褥」返詩_胎児のわたしから母へ
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夏嶋 真 ...
自由詩
30+*
09-4-28
psyche_Ⅳ〜Ⅵ
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夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
20*
09-3-24
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