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見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた
なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた
りょうてから
ふわり ....
君の、記憶の色をたどり始める
少し暖かくなってきたね、と
それでもふたり半分ずつ
かさなりあって歩いた
はや足のきみに
半歩だけ遅れる、わたし
つないだ手と手
暖 ....
深い深い記憶の奥
絡み合う蔦の
苔むした石橋
深緑に輝く水に
めくり上げた素足を浸し
木漏れ日に目を細める二人
手をとり
見上げ続ける
僕らはいつも一緒だった
それぞれが
....