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彼女達3人で煙草を吸っている
ブルーの外国車が走り去る
日本の国旗を立てていたみたいだ
海がきれいだ
砂浜もきれい
真っ黒に焼けた体
何不自由ない生活 装飾品がモノを言わせている
昼から ....
この街では交通事故で他人の命を奪ってしまった人間達が交通手段としてバスを利用している もちろんこの街には同様の理由で人の命を奪ってしまった人間しかいない 君の家まで行くのにどうしてもこの街のバスを乗ら ....
バスに乗って学校へ行く
車内には誰もいないのに吊革に掴まって真ん中で立っている
乳白色の雲は均等にぴったりと空に張り付いている
ストップし動き出す毎に内臓が揺れる それがすごく心地良い
座椅子 ....
じっとりと雨に濡れた夜の草の匂いが外からする
窓は閉め切っているのに 雨も降っていないし 夜でもないのに 外に草むらがないのにだ
裸足で大都会を歩いて抜けて郊外に出ると風に新幹線に乗って ....
君と
薄暗い世界を色取り取りのスポットライトで照らそう
そしてその中心でみんなに囲まれて踊るんだ
君の歌に合わせて
側転だってバック転だってできるんだ
いつまでも歌い続けて
革命を起こそう ....
僕の心は世界だ
大草原をあらゆる動物達が太陽目がけて走り抜けていく
ポケットの中に入るぐらいのサイズの宇宙を携えて
現実で大空へ羽ばたこう
照り付ける真夏の太陽が眩しい
心の世界を現実にする ....
森の中で宙に浮かんで君の手を離さない
君とイヤフォンでこの曲を聴くよ
太陽の光を遮って君と僕だけの世界に視界を沈ませるんだ
海水を泳ぐようにどこまでも進んでいく
心の中を泳ぐように暗闇に塗れて ....
ビルに横になる 空と心がくっつく
様々な角度から見た景色がビルにくっついていく
巨大な塊となって宙に浮かんでいる
まるでルネ・マグリットのピレネーの城のようだ
どの方向から見ても二次 ....
君の存在を世に知らせる為に僕は詩を書く
毎日欠かさず 君に近づく為に
手放しでも確実に天国に近づいているよ
自殺した人は何処に行くんだろうね?
僕の考えた世界かな?
このまま終わ ....
近代化の波を受けた川の大都市は工場を次々と建設し朝早くから煙をもくもくと吐き出している
その傍らには経営が上手く行かず潰れてしまった工場が
人間の生きる為の象徴のようなバーミリオンの太陽が地 ....
「なんで歌の中で貴方って呼んでくれないのかってね」 と僕は君に文句を言う
「貴方って何か年上の方の言い方っぽくて嫌なのよ」と君
部屋の中に光が射し込んでいる お祭りの前日の為か外の世界は浮 ....
始発のバスのプシューという音がして空を見上げると光輪ができている
空気は蒼い
シンボルの時計が印象的だ
人が疎らに歩いていて噴水が噴き出し始めた
途端に駅の雰囲気が変わった 小鳥が囀 ....
ヘッドフォンをして「ドラマチックレコード」を聴いた時だけあの頃に戻れる
あの頃に戻らないと決めたのに曲を聴いている自分がいる
風が強く怒ってそうな曇り空で暗闇が広がり小雨が降るかもしれない
....
君の歌をポケットに忍ばせて故郷を歩き続けるよ
まずは何と言っても学校 現在は新しいグラウンドになっている
夢の中で古い校舎の玄関の鍵を開けて 現実で中に入っていくんだ
空想を広げて 同級 ....
僕の安らげる景色 それは近くて遠い所
雨が降っている それは涙が零れるほど長く続く
その中で君に逢えることを待っている 世界に2人だけしかいなく 寿命が同じだ そんな世界を諦観している僕がい ....
眠っている時 港から船の汽笛が聞こえた 潮の香りが酷い
白で統一された僕の部屋は洗練さで満ちていて 読みかけのトルストイの「戦争と平和」の文庫本が潮風に吹かれてパラパラとページを捲る 水差しが透 ....