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 幻聴 それは孤独な僕には良き話し相手さ
 灰色の荒野には凍り付いた骸が地平線の向こうまで続いている
 僕はその真ん中に胡座をかき 両手を合わせて宇宙から風に乗ってやって来る煩悩を心に取り入れてい ....
 木に登った 景色が見えた
 君の街並が海岸に沿って大きく左にカーブしている
 僕は時間のことを忘れた すると本当にこの世界から時間は無くなっていった
 ここの眺めは最高だ まだ昼ご飯を食べてな ....
 午前2時を過ぎた
 今日はクリスマス・イヴではないのに
 クリスマス・イヴの雰囲気がする
 僕はパソコンの前でキーボードを打っている
 少し横に向くとムードに飲み込まれそうになる
 僕のい ....
 センター試験 前日の夜
 僕は父と試験会場である医大を下見しにやって来た
 白の車をただっ広い駐車場に止めると車から降りた
 大学内は無人だった
 外は手足顔が凍てつくほど寒く 僕は思わずフ ....
 スクランブル交差点の真ん中で仰向けになって倒れた
 人々は僕を避けるようにして交差点を渡っている
 信号が赤に変わった
 地獄を渡りきった人々は僕のその様子をじっと心配そうに見ている
 天国 ....
 地球の人々は夜6時に起きて朝6時に眠る それに背く者は刑務所に入れられる
 世界の王様が考え出した新しい掟だ
 どうしてそんな掟を作ったのかというと 王様が夜が好きなのと 生まれつき夜行性である ....
 下肢の無い僕はサーカスのピエロになりたくて 物心ついた時から 毎日車椅子を動かせて街に出て大道芸人の先輩の隣で滑稽なメーキャップとお母さんが作ってくれた服装でパフォーマンスの練習をしている
 車椅 ....
 昔或る国が或る国を占領した 国民全てが捕らえられ 牢屋へ入れられた
 占領した側のお姫様は牢屋を見回っている時に 占領された側の王子を見た
 それは一瞬のことだった しかし永遠のものとなった お ....
 遠くの景色ばかり見る骸骨 人形
 ぺんぺん草が生えた土地にぽつんと一軒だけ立つ 露店と店屋
 この店は主に肉体を無くした魂や影によって賑わっている
 この近くで大きな戦争があった
 大勢の戦 ....
 私達家族がゆっくりと団欒できるのは決まってこの週末の土曜日である
 私は公務員で 朝起きてくる時間が違う所から一日は始まる
 まず 今年小学一年生に上がった5人家族の次男が午前7時にまず一番初め ....
 間違って配達されたのが原因だけど君から手紙が届いたのが始まりだよ 手紙の最後に君が好きな人宛に書いた詩が載っていたよ とても感動したよ
 僕は他人宛の手紙だと知りつつも何百回も詩を読み返したよ そ ....
 第三次世界大戦の最中のある国の海軍の巨大航空母艦に所属する彼は 大の中トロ好きである
 敵国の日本の文化が大変好きで 特に寿司を好んでいる
 この空母で日本が好きなどころか寿司が好きな者は彼一人 ....
 こんな空の夜には詩を書こう
 蝋燭の炎が微かに揺らめいて蝋燭の液状が受け皿に垂れていく
 部屋の暖かい闇が蝋燭の炎に合わせて揺れていてその存在に気付くと僕と一体になる
 窓からは満天の夜空が覗 ....
 午後十時を過ぎると外は絶対零度に陥る
 誰も外に出る者はいない
 一年中 この調子だ
 どうしても出掛けなければならない用事があって 外に出る時には 宇宙服のような最高の防寒具を着て出る
  ....
 僕は二人いる
 一人は僕
 もう一人は悪魔だ
 悪魔はいっつも僕の邪魔をする
顔まで一緒だ ただ心は凶悪だ
悪魔は両方の耳元で好きな女性の声で囁いて誘惑してくる
 当然のように僕 ....
 大粒の涙でメーキャップが滲んだ道化師
 大泣きして顔は物凄まじく酷い
顔に大量の黒い縞ができていて 顔だけ牢屋に入れられているように見える
 明かりの点いていない参加者専用の楽屋で黒のステ ....
 こんな夜に君は何を想う
 僕は君に会う度に好きになっていく
 外が死ぬ程しんとしていて
 鼻が凍る程冷え込んでいる
 その中で星は眩しい程に輝き
 数多のドラゴン達や冬の妖精達や様々な種類 ....
 液体状の光が漏れていて僕の靴につくとキラキラと輝いていた
 どうやら外の世界に触れると液状になるらしい
 床に広がった光はゼリーのようにプルンとしていた
 僕は光の先へと進んでいった
 そこ ....
君を信じた瞬間に
 僕は極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望の中へ突き落とされる
 僕は身を縮め吹雪に耐えながら
 誰が来るわけでもないのに襲われる妄想を胸に抱き 狭苦しい空間がぴったりと全身にく ....
 気が付くと何もかもが始まっていた
 戦争や受精や無限なんかがとてつもない規模で広がっていった
 僕達は真っ黒になった体で敵地に乗り込もうとしている
 空は神様の胸 大地を覆うようにしていらっし ....
 はじまりはいつも闇
 闇
 闇
 白い風が渦を巻いて出てきたのは赤ん坊
 幻聴 ハイハイして渦の中を飛び出した
 これからろくでもないことをしようぜ
 と僕は赤ん坊に言う
 赤ん坊を抱 ....
 世界中では雨が降っている
 誰も天気予報を必要としない
 毎日人々は傘を持って外出している
 飛行機なんてない世界だから誰も雲の上に出たことがない
 雲の上には神様の国が存在していると信じら ....
アハウさんのはじめさんおすすめリスト(82)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いつかブッダになれたら- はじめ自由詩4*07-4-5
埋葬- はじめ自由詩3*07-4-4
午前2時のクリスマス・イヴ- はじめ自由詩8*07-4-4
センター試験_前日の夜に- はじめ自由詩3*07-4-4
淡淡しい青空- はじめ自由詩4*07-4-3
電気の無い世界で- はじめ自由詩6*07-4-3
僕はサーカスのピエロ- はじめ自由詩5*07-4-3
お姫様と王子- はじめ自由詩4*07-4-1
肉体屋_またの名をヤドカリ屋- はじめ自由詩8*07-4-1
幸せな週末- はじめ自由詩2*07-4-1
白山羊さんからの手紙- はじめ自由詩4*07-3-31
中トロ大佐- はじめ自由詩2*07-3-31
蝋燭と闇- はじめ自由詩1*07-3-31
真夏のアブソリュート・ゼロ- はじめ自由詩8*07-3-30
僕と悪魔- はじめ自由詩2*07-3-30
象殺- はじめ自由詩3*07-3-30
神様が舞い降りた夜- はじめ自由詩3*07-3-29
壊れた扉から- はじめ自由詩2*07-3-29
極寒と殺害の恐怖と閉塞した絶望- はじめ自由詩4*07-3-25
戦争と平安- はじめ自由詩1*07-2-15
第2章- はじめ自由詩2*07-2-15
雨雲に覆われた地球- はじめ自由詩7*07-2-14

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