すべてのおすすめ
かつて心を置き去りにした土地で
足元を掬われないように前へ、前へ

敷き詰められた岩の隙間で浮かんでいるのは
汚れた発泡スチロールの欠片ばかり
忘れられたオモチャの残骸は
ひきつった笑顔を崩さないよう ....
傾いた日常の上
遠くへ消えてゆく遊園地
小さな観覧車が今日だけは大きく見えた
カタン、と揺れて 世間に揺られて

ただ西へ吸い込まれる


静まりかえったホームを歩く
冷たくなった1 ....
冬紅葉 鴉の瞳を染めて降る 
      
 
 
凩や 潜熱の葉に森燻ゆる 


    

*

 ....
最低ってのが一番下
当たり前だけどそうだけど

それを遥か下回ってる
矛盾してるけどそうだけど

でもそんなもんだろう
俺の安い働き安い言葉

だからそうなってんだろう
粗悪じみた 救済活動

明日 ....
{引用=

*



どの色も気に入らないの。欲しいのは唇をかむ痛みの赤さ


きつね花、天秤にして恋人のふるえる声を謀りにかける


しろはくろ、くろはしろからあ ....
母のことが なぜあんなに嫌いだったのだろう
殴られたことがあるからでもなく
押入れに閉じ込められたことがあるからでもなく
蹴飛ばされたことがあるからでもなく
わたしは母の愛情に満ちた視 ....
昔から
隅に居るような子供だったので
かくれんぼでは
何時も鬼をやらされた
両腕で眼を覆って
だけど
じゅう数えるまでは
どうしても待てない

いち、に、もういいかい

すぐ振り返ってしまう
隠れ ....
回転扉の向こうはサバンナだった。
「さぁ、はやく。」
何かに躊躇っているうちに
電解質と一緒に失われた
青という名の雷鳴。



「サバンナに広がるベッドには、 ....
   てっぽうゆり



武器の名を持つ 白い精神には
滑走路はありますか

新月の日の始めの朝には
草原を はだしで歩いてごらんなさいな
一足ごとに 露がはじけることでしょう
 ....
白い部屋の
白い窓辺のあなたに
向日葵を届けたい


朔の闇夜の月を
輝かせるほど
明るい向日葵を贈りたい


七色の虹が
黄色であふれるほど
たくさんたくさん贈りたい


あなた ....
{引用=地上では
夏を散らす風
恋しくて水面をみあげた
なぜかしら
感じたことのないものを
わたしは知ってる


水面には
ひかりの乱舞
銀が背に降り積もり
手のひらの ....
ゆく雲が
君を求めてのばした蔓から
ふわりと咲いた雪の花びら
彼方を白く染めるものの 
ひとつひとつの小ささを
ひとつひとつの儚さを
まるく含んだ湿り気が
花の波に匂いたつ
 ....
蜻蛉が雫に映るとき、
雨の一粒一粒に
空は宿る。
濡れては飛べぬその羽は、
悲哀の純度で透きとおる。


雨の最後の一滴が
蜻蛉の羽に落ちるとき、
無数の空は連なって
ひとつの空を ....
星は瞬きを禁じられ
月は白む空に輪郭を透かす
夜が死に
朝が生まれ落ちるまでの
混沌と森厳に漂う

四海の色を数える頂
一瞬は濃淡により誓われ
時は不動のまま移ろう

雲 ....
{引用=
ハイビスカス


なき濡れる ハイビスカスよ 咲かないで キミに会えない 夏はいらない 


「あいつって…」 噂話が 気になって ゆるゆる溶ける チョコレ ....
悲哀の音色と光の乱舞が
互いを完全に打ち消しあって
零れ落ちた沈黙に
回転木馬の夜がくる


めぐり、とまる
とまり、めぐる


繰り返されてきた物語はその結末 ....
  {引用=
   憂鬱でふくらんだポニーテール
   
    不満でとんがったハイヒール

  足がつっておぼれかけたクロール

 干したまま雨にぬれたキャミソール

   ....
 わたしの中の真昼の闇
 闇の中の狼の虹彩
 虹彩の中のおまえの影
 ふるえている

 耐え切れない心を
 掻き毟るための
 1/4拍子を宿した指先

 どうかわたしの爪を切っ ....
6月4日AM0時05分

玄関の鍵をあけ、
わたしを窮屈な女に閉じこめている
ストッキングを脱ぐときが楽園。
爪をひっかけて伝線、
1回500円の過ちにイライラする。

 ....
そこそこの底にはいつも君がいて
そこそこの底ではいつも雨
そこそこの底の君が濡れないように
そこそこの底までおおう傘をひろげる

闇にも鮮やかな黄色い傘に
金の糸で縫いつけた心星が

そこ ....
キミのあいさつは
風が頬をなでるみたいで

キミの哀しい歌は
心の奥で優しく響いて

キミの世界には
朝露のひとしずくにも光があふれてた

風がやんで
歌もやんで
静まり ....
                 

 {引用=つかめない キミの正体 月と知り 浅い夢に まどろむ夕暮れ
              
               
       ....
緑さえて

花もえて

光こたえる




音きえて

時たえて

心ふるえる






君にあえて

君にあえて
そらまめ そらまめ


ぎゅっと つまってる 大地のちから

ぎゅぎゅっと つまってる パパの汗

ぎゅうぎゅう つまってる ママの愛

ぎゅうっと  ....
寄せる波に向かって
心の潮「A/アー/(ラ)」の音を放つ


わたしと海はパラレル


返す波からは原始の抑揚
「G/ゲ-/(ソ)」の音がかえってくる

海は ....
猫がのびをするように
舌を出して


髪を風に翳して
眠るうちに
世界の大半が嘘に染まって

太陽さえもイミテーションになってしまう



午後に於ける
2時00分と云うものは



ひときわ ....
あさとよる
うみとそら


砂浜は境界線
ふたつでひとつ
よせてかえして
あいまいに笑ってる


目はふたっつ
耳はふたっつ


瞬きのためいき
ふたつでひとつ
すってはいて
風が遠くを ....
 La Roue de Fortune
    [正]


運命の車輪は巡る

『見つけた』

仮想空間文字だけの世界
ビジュアルな媒体より
白と僅かの黒の世界で


葛藤や喪失が文章だけで伝 ....
 La Roue de Fortune
    [逆]


回転する
車輪は

あなたとわたしに
冷笑をあびせ
無駄な抵抗を続けながら押し寄せる終焉を客観的に観ていた


過去の教訓など忘れ
自 ....
里に寄せる
風向きの奏ず



羽二重と蕾む
鬱金香の艶やかに


絹擦れの音、軽く


君、聴こゆるか
アハウさんの携帯写真+詩おすすめリスト(86)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
防波堤の風- 中原 那 ...携帯写真+ ...12*09-12-1
railway- 中原 那 ...携帯写真+ ...8*09-11-7
初冬- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...10*09-11-7
明日の上下- 黒乃 桜携帯写真+ ...309-10-30
紅色- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...17+*09-9-30
私は_いつも_自由だった- るるりら携帯写真+ ...11*09-9-29
はいどあんどしーく- 吉田ぐん ...携帯写真+ ...1409-9-11
ポカリスエット- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...23*09-9-8
てっぽうゆり- るるりら携帯写真+ ...8*09-8-20
向日葵- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...18*09-8-20
こい- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...16*09-8-18
- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...35*09-8-8
蜻蛉- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...24*09-8-1
雲海- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...17*09-7-17
ハイビスカスのなみだ、梔子の恋- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...24*09-7-5
回転木馬- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-6-20
ロールキャベツをキャセロールで- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-6-18
- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...25*09-6-15
フィクション- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...22*09-6-3
雨傘- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-6-1
星に願いを- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...18*09-5-23
夕月_- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...12*09-5-21
静止画- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...11*09-5-20
そらまめ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...17*09-5-15
渚のドレミ_アゲハの音_木星のカケラ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-5-11
王様の部屋- オリーヴ携帯写真+ ...1009-5-5
ふたつ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-5-2
Spread+- オリーヴ携帯写真+ ...609-5-1
Spread-- オリーヴ携帯写真+ ...409-5-1
綾絹の小路- オリーヴ携帯写真+ ...1209-4-29

Home 次へ
1 2 3