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今日太陽はその底に・・・
長い眠りを眠る日
冬至
もの皆 眠る 日
静かな一日 ほら遠く
赤子の寝息のような
曇天の雲が行く・・・
静かな 眠るごご
チベット死者の書をぱらぱら
....
まだ 行ったことのない 場所
静かに 雪の落ちる 北の国
広場に 夢の イルミネーション
降り来る 聖霊と 光のつぶて
夕の祈りを告げる教会の鐘
聖夜に降り来る雪を震わす
生か ....
船
青く
触れると
消え入りそうな
船
ここ
我らが母体
青の時間船
地球号
ここ
こころと
からだを
養う
青の
時間船
地球号
*
大航海時代・・・ ....
この 響きの 深く
清めた 場所で
流れる感情の帯 旗として 掲げ
密かに 掲げ 夜を見詰めて
この 夜を祈り通し
星をいだき
星をささえ
深まる 夜ごと 夜ごと
闇が静 ....
恐いものなど
一つも無い
恐いものなど
僕
夢見る術を知ってる
空を飛ぶことも
愛すべきこの街に
このアスファルトの道に
自由に白線を引く
方法も知ってる
フ フ
....
青く煙る 夕暮れ
窓から 黄昏の気息 忍び寄り
一人 聖書よむ 我
ロザリオ握り締め ラテンの呪文など唱え
夕焼けの紅 粗末な卓にかかり 青く遠く 紅 近く
偉大な日没を見入る もう夕べの祈 ....
そら 雲集 あるいは 雲散する
電撃の言論 フォーラム ここ
情報にあふれて
しかし何も心へ響かない
『あなたは暖かくも冷たくもないから私は吐き出す』
とは聖書の聖句
欺きの虚報に ....
耳もとで小鳥さえずる曇天の
空きよめたし唱題ととも
躓きの石をけるよう子供たち
放課の午後に帰路は遠きか
日輪 ....
新しき季節の感覚詠むべきか
春に入道秋は霞むぞ
月光が南の空を埋めつくし
仄かに白い闇はてし無く
深き夜冷気のような月光は
....
善悪の徴(しるし)を見たし満月の
澄清(ちょうせい)のそら雲ひとつなく
端々へ光が渡る天空に
在って在るべき雲流れ行く
夕焼けがビル ....
祈っている
在天の父や 慈悲の仏に
頭が痛くなるほど
体が浮いてしまうほど
祈っている
ほら
善良な魂が
悪を狩り出し
地獄の業火に叩き落している
清くあれ 幸いあれと響 ....
遠く 見晴らす 草原
凍える手に 情熱にほだされた 息かけ
圧倒的な 旭日は希望と共に 昇り
草花の露は 烈風に揺れ 輝きを増す
地響きがする 遠く遥かな 思いを湛え
{ルビ群馬=ぐんば ....
きっと 世界に血が滴っていて
この地球の自転に関与していて
血判のため採られたり
自由のため流されたり
人命救助のため輸血されたり
蚊に吸い取られたり
世界に血の意味を求めて
採血さ ....
人肌のぬめり
満ち足りた舌
極彩色が
降り来る
清涼な 愛
濃密な 霧
金色の 雲
漂いの快楽
そしてその髪を濡らした
広まる 幽体
聞こえる楽の音
色 ....
こんじき らでん 夜の濃い靄
この 霊視の夜に 深い夜の香り
立ち込む いにしえの情緒は
まどろみの息へ 溶ける
幻想の写し絵 螺鈿の箱
靄たつ 夜の不可思議
磨きだされた 貝 ....