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 虎になった
 黄色と黒で 都会のようで
 {ルビ四本=しほん}の足が 致命的で
 
 神秘と静寂のギリギリに
 透き通るように立ちつくす
 
 虎になった
 爪と牙が 怯えのよう .... 
色を持たない水彩画のように
雨が。
数えてよ そのいくすじか
みつめてよ その息づかい
ふるふれ 雨の無表情
  
 .... 
甦るのは思い出だけです 
断片という名の時の死体です 
「昨日は、昨日は、昨日は」と繰り返す事がARTだと囁く幽霊が日常です。 
あなた今22歳で ボクは25歳 
驚きの年代はもう過ぎた話です .... 
