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{引用=




  くろ、ぼくら くろになる やまどりと まつばやしが 
  よるに のまれて しずみ ささやく 「いいか、めを その高音域の 大きな歌が
  とじる かんかくを きく ....
   一


寝息をたてている。
親父も最近、まるなったな。


福岡に住んでるとき、
一晩かけて車で京都に帰ってきて
舟岡山で大文字をみるのが毎年夏休みの楽しみでさ、
兄弟三 ....
{引用=



     しうしう、と

沈黙する。 アシッドに。
並んでいる  夜が逃げる、
山羊の、惰性と  六月。
 女の乳房を噛む弦、
  GとFを繰り返す
    挑発 ....
素潜りで
{ルビ鮑=あわび}を密漁する


丹後半島の
夜明け


海で生まれた太陽と
山に入る月の夢、
肩がこる


髭の男が少年や
座礁した五月


白身のま ....
山鳥は、
 語りえない

ゴム、しゃぼん
 せかいは いとも
  かんたんに

 喧嘩する
  きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
 ぼんの せかいは 簡単に
 ....
{引用=




  金色が たおれる 欠伸が 蔓延する 
  蛙のうた こもる ねむれない 五月 日々の罅に 滲む
           ゆううつの 書物 ふあんていの音楽
  刺身 ....
八十円切手を
丁寧に千切りながら、考えていた
軽四輪だったかどうだか
切断された偉そうな記憶だけが
粗大ゴミみたいに

音、

みいいんって
ああ、またかまただ
 ....
シロイ、

がたくさん

シロイがたくさん

かさなっていて

シロイのむこうに

エイエンがあって

エイエンが

ケハイを

ころしながら

 ....
   1


 ・
   ・
  羽虫の亡骸が
 そらに・うかんでる


     ・
   ・

     親指と
    人差・指でつまむ・
   ....
明星が
響いて
眉間から
無邪気さだけが
踊りだす


畦道から
蓮華の色彩だけを
怯えながら
手折るように
ことばを
間引くと
やっと

 ....
{引用=




  うすむらさきの 人々が 自転速度で 水平線から
  粉末になって 夜になる 太陽が 空にのぼるから
              きみは 太陽を掴まえる
  緋色の ....
ロカニクスさんのはらだまさるさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
hibiki- はらだま ...自由詩16*07-7-10
ダブルクリップ- はらだま ...自由詩14*07-6-20
yubisaki- はらだま ...自由詩16*07-5-31
密漁- はらだま ...自由詩29*07-5-21
ゴム- はらだま ...自由詩38*07-5-10
hibi- はらだま ...自由詩34*07-5-2
山翡翠- はらだま ...自由詩14*07-5-1
シロイ- はらだま ...自由詩15*07-4-17
ラジオと羽虫- はらだま ...自由詩23*07-4-9
蓮華- はらだま ...自由詩15*07-4-2
usumurasaki- はらだま ...自由詩24*07-3-20

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