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確信犯という言葉の意味が、気になって気になってしかたないので、辞書をひいてみた。

確信-犯【かくしん-はん】
自己の信念に基づき正当な行為と信じて行う犯罪。
[特に、宗教的・政治的な義務感・ ....
夜中に台所で誰かに話しかけたかったら
話しかけたらいい
誰もいなかったなら蛇口にでも話しかけたらいい
君は自由だ本質的に
誰の手にも負えないくらいに

卑猥なことを叫びたかったら
夜空に ....
年寄ると
雌牛の乳房はずるりとながい
地面につきそうなくらい
搾乳器にもかけにくい

隣の牛に踏まれると
乳房が裂ける
裂けると
いつものおじさんがきた

麻酔したのかしないのか
 ....
牛が生まれる
大騒ぎしているのは人間ばかりで
牛は慣れたもの
これで五度目のお産だ

まだちいさいわたしは
目をみひらいている

子牛は逆子で
おじさんは苦労している
どうやったも ....
わたしがまだとてもちいさかったころ
牛舎でチャボを放し飼いにしていた

あのころもたぶん
鳥インフルエンザはあった

卵を隠すチャボがいた
牧草の陰にふたつみっつとあった
探し当てると ....
またはレタス魔人の逆襲。じゃなかった「れ足す言葉」の逆襲。「れ足す言葉」が何か知らない人は、先にhttp://po-m.com/forum/showdoc.php?did=8106&from= .... ミミズには裏表があって、裏側は表に比べてちょっと色白で、ミミズは裏を下にしてないと這うことができない。こういうのこそ無駄な知識というべきで、ミミズを実際に手にとってみたひとは知ってるだろうし、ミミズな .... ちくりと腕が痛んだ。
蚊が刺したと思ったが違った。
淡い緑に黒い飾りの。
これはツマグロヨコバイだ。

きみが吸うのは
ヒトの血じゃなくて
草の汁でしょうが。
間違えないでほしいなあ。 ....
忘れてませんかね
繁栄を謳歌してるのは
地球の主役は
わたしらでっせ

哺乳動物がなんですかね
冷血どもがなんですかね
もちろん鳥なんて
あんなものは滅ぶべきですな

もっとも多く ....
人間はいつもゴキブリの飛翔におののく。
りっぱな羽根があるんだから、
ゴキブリにしてみりゃ、
飛ぶのは当たり前なんだが。

ゴキブリ自体は、
単に飛びたいときに飛ぶ。
問題をややこしくす ....
年明けて水の凍らぬ土地にゐて空を見上ぐる空は凍れり

さやうならと云ふ言葉のみ美しく響く気がする睦月中旬

迫り来る地獄の闇に名を付けよ死ね死ね団とかショッカーだとか

遠ざかる銀河遠のく ....
{引用=以下の文章は2001年春に書いたものに訂正加筆したものです。}
 ふっと思いついて、『新潮世界文学辞典』で「フェミニズム批評」を引いてみた。1990年版だからわるいのかもしれないが、そういう ....
「カテゴリについて」における「文句こくな耐えろ」という私の言葉が暴言と言える理由は、それがただひとつの基準で対象すべてをぶったぎっているからである。あんな暴言がいいもの正しいものであると、私はおもっち .... [まめ]

こまめにつかめ
たかめをつかめ

まめにかめかめ
わかめにごまめ



[ひめぎみのかぞえうた]

いちのひめぎみ いばらひめ
にいのひめぎみ にんぎょひめ
さ ....
森はくらく 山はしずか
河はふかく 木々はみどり
草はあおく 風はわずか
空はたかく わたしはひとり

雲はおどり 夜はふけて
月はひくく 丘をしたう
鳥はねむり 夢をかけて
星はとお ....
父はつまらぬ魚屋でございましたが、係累は多うございました。
たいそう古くから魚屋を営んでいたと申します。
けれども嫁はどこの馬の骨ともつかぬと祖母は母を貶めました。
わたしは母の係累をひとりも存 ....
東の空 雲間から矢のように落ちる光
あれはヤコブの梯子というのだと
少年に教えたクリスマスの朝
うすらいは俺の足に踏みにじられ
音も立てずに割れた

少年の茶色っぽいクセっ毛を  ....
きょうは朝から春の雨

森の仕事もできないし
畑の仕事もできないし
海草拾いもできないから
カイとふたりで赤いカサさして
てくてく出かける
ききみみ図書館

司書のおじいさんは
て ....
春愁なんていまさら歌えない
だからカカカと明るく笑って
カイの住んでる森に行き
おっきな声で春を告げる

おおい、カイ!
起きてよ!
雪の女王はもう死んじゃったよ!
でかけるよ!

 ....
誰がなんと言おうとも、私は三流怪奇詩人でありたい。インターネット上において、私は、ポエム書きのパキーネだったり、リリック&ことばあそび書きのりりと☆だったり、連作詩書き兼マルクス主義フェミニストのルク .... [さ]


さあ差し向かいで
鯖煮
里芋
さよりの刺身
薩摩焼酎
差しつ差されつ

さわさわさざめき
早苗さみどり


さかなではさかしら
さかねじはさかうらみ
さしず ....
[へりくつのうた]


へりくつりくつ
かたっぽのくつ
へりくつりくつ
くらいどうくつ
へりくつりくつ
なんてたいくつ





[たらたらのうた]


 ....
日本文学盛衰史
高橋 源一郎著
出版:講談社
ISBN:4-06-210585-3
発行年月:2001.5 本体価格: \2,500

 この600ページ近い大冊を書評するのは、個人的に ....
[バリケードのこっち側]


その前日
あたしは工場で残業した
まんまるいちんち段ボールの箱と格闘して
それでもまだ働けとベルが鳴った

自転車をこいで家に帰ると
戦いは明日だと言う ....
[か]


彼女は語る
空笑いを髪に飾って
かりそめに交わすカタルシスを
からみあうカドリールを
軽やかなカデンツァを
金切り声で語る語る

彼は彼で
寡黙な肩で風切って
 ....
[あ]


憐れみを集めても
飽きられあしらわれ
愛されない

諦めはあたしに合わない

綾織りの雨を浴びて
あてなく歩こう

嵐のあと
あげひばりは
明るくあらがい
 ....
「わが青春の詩人たち」三木卓著 岩波書店 ISBN【4-00-002642-9】\2,500

 本を読んでいて、巻末に著者年譜があると、いつも、現在の自分の年齢にあたる部分を熟読してしまう。この ....
あいつは普通の人間なのだと、地上でごく当たり前に生きているひとりの男なのだと、そしてあいつとの交渉はつまりセックスに過ぎないのだと、そういうことにしてしまいたい誘惑に駆られる。そうしてしまえば、これら .... 秘密の宝石箱はもうすっかりぶちまけてしまった

どうせみんなまがいもので
いちばん高級なやつでも貝パールに過ぎなくて
いちばん安っぽいやつはきらきらするキャンディの包み紙で
そもそも宝石箱自 ....
そういや私が最初に「たもつ」なる名前に目をしたのは、考えてみたら「醤油」を読んだときではなかった。

某PJでレビュウに値する詩を探していた私は、幼いが鋭い何かを感じさせる短い詩「さめ」に注目した ....
みつべえさんの佐々宝砂さんおすすめリスト(99)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
確信犯について- 佐々宝砂散文(批評 ...604-3-24
夜中に台所で誰かに- 佐々宝砂自由詩8*04-3-17
むかしばなし3- 佐々宝砂自由詩6*04-3-3
むかしばなし2- 佐々宝砂自由詩7*04-3-3
むかしばなし- 佐々宝砂自由詩304-3-3
続レレレのレッ!- 佐々宝砂散文(批評 ...5*04-2-29
虫も殺さぬ- 佐々宝砂散文(批評 ...904-2-1
ツマグロヨコバイ(百蟲譜19)- 佐々宝砂自由詩404-1-28
六本脚からごあいさつ- 佐々宝砂自由詩4*04-1-26
ゴキブリ(百蟲譜18)- 佐々宝砂自由詩5*04-1-25
この空の青- 佐々宝砂短歌304-1-14
雑感&書評『テクスチュアル・ハラスメント』- 佐々宝砂散文(批評 ...10*03-12-29
私のダブルスタンダード- 佐々宝砂散文(批評 ...403-12-25
りりと☆のことばあそびうた、また- 佐々宝砂自由詩5*03-12-19
森のうた- 佐々宝砂自由詩303-12-19
ゆうこく- 佐々宝砂自由詩7+*03-12-17
ヤコブの梯子- 佐々宝砂自由詩203-12-16
ききみみ図書館- 佐々宝砂自由詩403-12-10
春咲ねこのて- 佐々宝砂自由詩5*03-12-10
二流詩人7つの条件- 佐々宝砂散文(批評 ...30*03-12-9
五十音頭韻ポエムさ〜そ- 佐々宝砂自由詩6*03-12-7
りりと☆のことばあそびうた- 佐々宝砂自由詩7*03-12-6
「日本文学盛衰史」書評- 佐々宝砂散文(批評 ...4*03-12-5
小詩集「マルメロジャムをもう一瓶」- 佐々宝砂自由詩18*03-12-3
五十音頭韻ポエムか〜こ- 佐々宝砂自由詩3*03-12-3
五十音頭韻ポエムあ〜お- 佐々宝砂自由詩3*03-12-3
三木卓『わが青春の詩人たち』書評- 佐々宝砂散文(批評 ...403-12-3
あいつとわたし_その3- 佐々宝砂自由詩203-12-2
秘密の宝石箱は- 佐々宝砂自由詩3*03-12-1
たもつ家のほうへ_—_たもつさんの詩の印象_2_—- 佐々宝砂散文(批評 ...603-11-25

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