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人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている

私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ....
 
心に夕陽が沈むと

満天の星

ことばたちがキラキラと



 
 
赤い糸があるなら

断ち切りたい

だって、自ら紡ぎたいじゃないか




 
 
もしも鳥だったら?

あたしゃ、きっとペンギンさ

灰色の空を見上げるだけのペンギンさ




 
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幼い日
五月五日
かしわもちが右手の親指にからみつく
ふわふわした髪
大きな耳
口元に大きなえくぼがあった
一瞬の喜び
木の床に ....
 
雨上がりの傘はステッキ代わり

クルクル回してスキップすれば、水たまりにパシャリ

そして、キャッキャ、キャッキャと


 
もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま

それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみた

やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった


 ....
もうちょっとを掬い集めても
もうちょっとはもうちょっとのまま

それでも息なんかふぅっと吹き付けたら
袖口でゴシゴシ磨いてみたけど

やっぱし、もうちょっとはもうちょっとのままだった

 ....
「愛してる」

簡単じゃないはずなのに
誰もが街なかでささやきあっている

君だけを
このひろい世界を




勘違いしてしまうのかな

束縛されたく無いはずなのに
相手 ....
 
八重桜

そこで枯れていくのか

{ルビ雪洞=ぼんぼり}もとうにないその公園で


 
君にとっての世界

それはこの部屋のなかがすべて

出かけてくるよ

君は寂しげに小首をかしげ

ドアをあける気配に

まだかなまだかなと待ちきれない様子で玄関を覗き込む


 ....
大空に心を飛ばそう
美しいコトバを追いかけて
風船のようにふわふわ漂いながら
心の中に綺麗な模様を描く
それは私だけのオリジナル
私には 『 創作 』という翼がある

誰にも理解されな ....
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おいらは鈎にぶらさがったあんこうさ
口からいっぱい水を呑まされて
ぶらさげられて
身を削ぎ落とされる

皮も
鰭も
胃も
腸も
 ....
四月病ってあるらしい
さりとて年度替りの初々しい賑わいとは
とうに縁遠くなっているのだから

花散らしの雨もあがり葉桜と化した桜並木を
これでよいのだと独りごちながら歩む




 ....
一緒に生まれてきたはずなのに
生きていた痕跡が何ひとつ残っていない
私と同じ遺伝子を持つ {ルビ方割れ=かたわ}
誰の脳裏にも浮かぶことのない
母が亡くなった 今は……
私だけが知っている  ....
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多くの季節を生きて
わたしは幾度も春を迎えてきた
そして 毎年 
いろんな桜と出会っている

真新しい制服に身を包み
新たな出会いに心躍ら ....
おさんぽカーには幼い顔が幾つも並び
桜の木の下をゆっくりと進む

時おり吹き抜ける風の冷たさに

ぐずる子がいて
あやす保母さんの肩には桜の花びら舞う





手を繋ぎあう ....
 
ものに名をつけるのは ひとの営み

ときに名をつけるのは ひとの奢り

ことに名をつけるのは ひとの悲しみ



  
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その一本の桜の木は
古い民家の門扉の横にあって
左右に大きな枝を広げていた

ごつごつとして人を寄せ付けず
大地の力を漲らせ
雨風にそ ....
期待してしまうから
疑うのか

それとも明日の訪れを信じられなくて
疑ってしまうのか

その何れでもあるんだろうけど




今年の冬はことのほか寒かったはずなのに
疑い知ら ....
僕らの脳は杏仁豆腐で出来ている 甘くて軟らかい
ねぇ 顔文字は象形文字の進化型なんだって知ってたか?
火を発見したのはネアンデルタール人? どうでもいいけど
なみなみ注がれたコップの水は運ぶより ....
僕のなかには日常とは違った時間が流れている
それを詩の時間とでも名付けようか
遠いところからやってきた亡くした妹の様に
僕の本当の名前をささやいてくれるもの

日常がすべて散文的だとは限らな ....
宇宙ぐらい叩き割ってやんよ!   #poem24



星々が金魚の餌に春宇宙   #poem24 #jhaiku #haiku

駅前の宇宙漂う螢烏賊    #poem24 #jha ....
こと切れる最期の瞬間まで
彼はひとりの少年だった

とっつきにくさは彼の持ち味だったし
時代を憂いても
希望を捨て去ることはなかった




そんな彼との接点
あったのかな
 ....
人のこころは
おそらく丸い

誰かに
支えられなければ
何処かに
転がっていってしまう

ころころこころ

人のこころは
おそらく丸い

どんなに
縛りつけたところで
 ....
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忘れられた想い出 / 勘太郎川 紅橋付近


ぶらり ぶらぶら
裏町通り
場末の路地の夕餉時

さあさ いらはい いらはいよ
 ....
ゆうてみて
あたしのどこがきつねなのか

そらぁ
お天気の日に雨はおっかしわなぁ
そんでもなぁ
この雨を降らしたんはあんたやで
しょぼくれた顔してうどん食べてたから
声かけたん ....


必要と頷いても
近くにあっては困るらしい

それは遠くにあって
必要なときにだけお世話になる

ありがとうございました

添えたお礼と深く折り曲げた腰を上げてしまえば
あと ....
幼いころ
のっ原をかけまわっていたあたしの

いつもそばにあったその草花が
いぬふぐり、で
あると知ったのは
高校生のときだった

かわいらしいひびきに
その名をおぼえた
 ....
知っていますか
あなたが長い黒髪をなびかせたとき
真昼の純粋で無垢な輝きを消し去ってしまうこと

知っていますか
あなたが落ち着いた声で語るとき
街中のにぎやかな喧騒を消し去ってしまう ....
ささやま ひろさんの自由詩おすすめリスト(434)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人はみな心の中に花園を持っている- beebee自由詩27*12-11-12
満天の星- 殿上 童自由詩26*12-10-4
紡ぎたい- 殿上 童自由詩28*12-9-27
ペンギンさ- 殿上 童自由詩25*12-8-7
参観日_/_幼稚園の記憶- beebee自由詩26+*12-5-14
雨上がり- 殿上 童自由詩22*12-5-12
もうちょっとなひと(みんなありがとう!)- 恋月 ぴ ...自由詩3812-5-9
葉陰のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*12-5-7
Raindrops(ちぎるひと)- 恋月 ぴ ...自由詩28*12-4-30
八重桜- 殿上 童自由詩20*12-4-29
うつろぎのひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*12-4-23
【_翼_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-4-22
あんこう鍋_/_悪食賛歌- beebee自由詩25*12-4-16
口ずさむひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-4-16
【_ペルソナ_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-16
【_桜アルバム_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-12
陽春のひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*12-4-9
名をつけるのは- 殿上 童自由詩28*12-4-8
桜木_/_その大きな木は生かされている- beebee自由詩28*12-4-7
幕間のひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*12-4-2
【_短絡且つ安易な思考回路_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-3-29
詩の時間- 梅昆布茶自由詩2512-3-29
#poem24_宇宙水槽- 北大路京 ...自由詩24*12-3-26
Fish_&_Chips(時代少年)- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-3-26
ころころこころ- nonya自由詩23*12-3-24
忘れられた想い出_/_勘太郎川_紅橋付近- beebee自由詩24*12-3-23
きつねうどん- たま自由詩40*12-3-21
望むひと- 恋月 ぴ ...自由詩2812-3-19
いぬふぐりに会いたい- 森の猫自由詩19*12-3-18
知っていますか- 乱太郎自由詩16*12-3-14

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