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つきを
見上げるための、その装置を
湖底にそっと、
眠らせて

ノスタルジアが、いま、
宝石に
なる、



 王冠は
 燃え盛ろうとする、あの
 いつわりの技巧
 ....
 かがやいてしまう星の名を、
 つなぎ留めたかった
 防波堤



かなえたものは

夜を、
彩ることの、
つづけざまの果て、

失うはずなど無いというのに
のが ....
桜の小枝にかえります

ほのかに色づいては
失うそぶり、の
はかりごと



お逃げなさい、と
ともる影

うなずく首は
まだみじかくて

黒の
とちゅうで
染 ....
ひたむきだから
汗をかく

それは
おろかであるかも知れないけれど
ふしあわせの向こうが
しあわせであったり
するもので

虹は
しずかに消えてゆく


あおぞらがき ....
おもてはどこですか

みぎは 
ひだりは
うらがわは


問いかけるほど
しずかになるから
物言わずには 
いられない

すぐにも 
あしたは来るけれど
ちいさな点 ....
散文的であるかも知れない
晴れ間を見つける
こころはいつも


古くはならない
あたらしくもならない
それが空なら
繰り返すものごとに
少しだけ優しくなれそうな
そんな気が ....
ほつれた糸はよるをゆく

いつか
余裕をうしなえば
たやすく降られてしまうから
どの肩も
つかれつかれて
しなだれてしまう


うらも
おもても
やわらかいのに
ひとつの ....
爪からこぼれる蜜の香りは
やさしく手毬に
塗り込めましょう

今宵
千切れてしまう羽はいくつ
枯れてしまう草木はいくつ
夜露は静かに
鏡となって
子守唄がにじみます
いつわりの片鱗 ....
ajisaiさんの千波 一也さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シークレットブルー- 千波 一 ...自由詩18*07-7-13
涙腺- 千波 一 ...自由詩16*07-7-5
爪飾り- 千波 一 ...自由詩12*07-6-20
あおぞらがきれい- 千波 一 ...自由詩17*07-6-15
輪をなぞる- 千波 一 ...自由詩22*07-5-30
空のしるべ- 千波 一 ...自由詩28*07-1-21
むらさき刺繍- 千波 一 ...自由詩19*06-12-19
十五夜- 千波 一 ...自由詩17*06-9-28

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