ライオンの世界は過酷だぜ
縄張り争いに負けたら
勝った雄に
子供なんかみんな食われちゃうんだってよ!
千尋の谷どころの騒ぎじゃないぜ

雄同士の闘いも
キンタマに噛みついたりさ
背骨噛 ....
  1 ある青年

この強力なバーナーから騰がる炎の熱を蓄えた
おおきな{ルビ布袋=ふたい}で空にのぼるのだ
「トーキョーだかニッポンだか知りませんが
ぼくには十世紀まえの遺跡です」
点在 ....
虎がくすくす笑って居るので
児童に英語をうまく教えられない
私の心は二兎を追って
天空へと翔けて行く
鳩が中々飛び立たないので
やはり英語をうまく教えられない
私は仕事の面接を二本予約して ....
「皆既月食です」とテレビの音がして
おやすみなさいを跳ね返す

賞味期限が切れた豆腐を
日付通りの零時に捨てた
ピンクのキティサンダル脱ぎ捨てて
前髪をちょんまげにした女が
冷蔵庫を覗き ....
「うわなにそのバッシュどこのメーカー?」
「神。」
「は?」
「神からもらったんだ」

おまえらには触らせねーよとか
はいはいわかってますよーとか
いつもの流れ。
でもアのバッシュ ....
このあおい夜を切り取って縫い付けた右腿は
ぐずぐずと黒く膿んでしまったから
風通しの良い洋服を探している
ふやけて黄ばんだ気に入りの本にはさんだ言葉をまだおぼえているか
いいえわすれて ....
NCM参加作品 僕は今もうんちですけど



「皆くたばってしまった。」


私はその男の詩を、いくつか、読んだことがある。
 数年前から私は『文学●●』という詩の投稿サイトを、だ ....
しにたい                 (モリマサ)
なんでこんなにみんなにあやまってばっか
つかれた
つかれた
つかれた
つかれた
詩をやめたい
てゆーか詩とかできない
コンセプト ....
線路が繰り返し
ひとの声をつれ
あしもとにのびる
夏の繁茂が
覆いかぶさったまま

ことばが違う
ようだった
毎日同じ場所に立つ
建物にはただしく
光が射す

帰る道すがら
 ....
宝籤はもうずいぶんりっぱな犬になった。しっぽのわずかな先と、胸もとと、それから腿のうしろにも毛羽立つような白い毛が生える、黒い犬だ。しっぽは太くてたっぷりしていて、よく動く。
雨のあがったきょう ....
たとえば飲み会の幹事をしたとして
のぞまれないのに
やたらと
むのうさを
おしだす
下司が
あって
それは
しぬべき
かも
直言はしない

 きらわれていて
 きらわれている ....
珈琲に角砂糖を溶かすようにひらがなにしてあまえていたい

うつくしいせかい あい そら すなのしろが わたしの中で代謝してゆく

しにたいとあいしあいたいのさかいめにおいてきているわたしの ....
ローカル線のまだ暗い無人駅
駅舎から少し離れた作業小屋
中ではストーブが赤々と燃えている
長靴についた雪はとけてゆく

庇には
外灯に照らされたツララが生っている
ほの明るいオレンジ色を ....
マダガスカルヴァニラの薫りが部屋中を支配している。キャメルのボックスとキャスター、鏡の後ろにはちゃっかりとホープを忍ばせておいた・「ウィスキーはお好き?」ブロンドのカールが作りこまれた口元の黒子が目立 ....  
 
月工場で
おじさんたちが
月を作っている
その日の形にあわせて
金属の板をくりぬき
乾いた布で
丁寧に磨いていく

月ができあがると
ロープでゆっくり引き上げる
くりぬ ....
T+74.130
Last radio signal from orbiter.{注*=Challenger timeline(UPI)}

切断された管をたなびかせながら
放物線を描いて ....
助手席で
車の運転が上手な、あなたのお話をきく

あの

なに言いたいんだかわかんないよ

あは

脳みそフル回転させても
なにを言いたいんだかさっぱりわからない
まるで
ピカ ....
僕が語ることの出来る中で、最も美しい物語を君にあげよう

それは過去形で語られる未来の物語
街を埋め尽くす春の予感
通り過ぎるたびに生まれ変わる新緑の境界
果てしないものは、
広がり続ける ....
夕月は君が
先に見つけた

でも

明日雪が降ることは
きっと教えてあげない

   *

君のいちばんのねがいを
たぶん私は知っている

でも

君のいちばんの ....
未来に流れる音楽を
私は耳にしたい
大切なもののそばで

いつかは止まる音を
大事にするのが生き物で
それは君も私も同じ

失うことを知ってるから 失わない強さを持ってる

過去の ....
1
野良犬のまねをしてみたかったんだ
ポリバケツをひっくり返して
生ものをむさぼる
野良犬のまねをしてみたかったんだ
枝と枝のすき間から
耳をおさえながら
牙を剥きだしにしている
けも ....
だいっ嫌いなひとと別れられる日は
いつだろう

声は雑音にしか聴こえなくて
胸がざわざわしてくる
目を合わせたくない
顔も見たくない

わたしの視界に入ってこないでほしい
だいっ嫌い ....
無理して詩なんて書ぎでぐもねのも
無理しででも書がねばいげねどぎってのが
とぎどきあんだよなぁ

んでいま無理して書いでんだげども、すんぐ尻すぼみさなっちまって、どうも上手ぐいがねがら、ってが ....
知人に言われた、今病院に行ったら、間違いなくボーダーって言われると。
そう診断してくれたほうがいい、
見てて思った事は、
ブスはブスだって事。

らもさんの本を読んだ。
らもさんは学校で ....
 冬の野原の湾曲、の真ん中の真冬、あー。

 残された記憶はもっと複雑、身体はまっすぐ、あー。

 笑う声は、あー、行き止まり。

 白樺の、あるいは、切断の、ずっと続く、あああー。
 ....
一体、これで何度目ー?

昼休み、カーテンの隙間から、
窓際に座る生徒がゴミを捨てるのをベランダから見ていた。
僕はそいつに近づいて、
「カーテンが揺れるだけだと思ったら大間違いだぞ!」
 ....
一番好きな人とは、結婚できない。


というのをいつだったか、聞いたことがある。
俺の父と母はなんか、互いの義務感と利害が一致して、そんでもって父の方がすこしだまされて結婚したんじ ....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす

ひくことも
さることも
 ....
ジーパンは死人の包帯

渇いた大腿部を

外灯が

曇り空の

なみだのように垂れて


ネオンは

地上で

唯一のひかり

同伴の

女は死化粧

妄想と ....
クリスマスローズ (慰め)


クリスマスなんて大嫌いと吐き捨てる

君の傷跡が透けて見えそうな夜

瘡蓋の上に貼りつけただけの棘に

僕が金色の星を灯してもいいかな

 ....
かとりさんのおすすめリスト(168)
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