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にくしみを
やさしさに

かなしみを
あいにして

ありは
いきている

たとえ
ふみつぶされても
いつか
ひとになるために

かぜとなり
はなとなり

ときにはきみの
ほおをながれる

なみだにさえ
なりました
まてんろうが
かすんでいる

かすみをたべて
くらすひとが

あのあたりにも
いるらしい
ぎゅうにゅうを
のめないこどもが

まさか
うしだったとは

なかなくていい
きみのめは

うしのように
うつくしい
ふりだしに
もどっていく

さいころを
いくらふっても

あがりまで
たどりつかない

おわらないのが
じんせいさ

きょうも
あしたも
きれいなひとの
くにがあった

きれいにうまれて
しんでいく

ひとのくには
うつくしかった

もっといきたい
よくぼうが

このくにを
さいせいし

さらに ....
いすにすわっている
ときのわたしは

いすにすわっている
ときのわたし

ところがひとたび
いすをたてば

いすにすわっていない
ときのわたし

わたしはいすを
 ....
みぎをむけば
まちがある

ひだりをむけば
はたけがある

そのまんなかを
あるいていく

まちでも
はたけでもない

まっすぐな
そのみちを
がれきのなかから
はっけんされた
テーブルのあし

そのしたから
しょうねんらしき
からだがひきだされていた

テーブルも
わたしもないた

はしらもかべも
れいぞ ....
しずかなよるはない
ほしもふらなかった

ただ
ゆきがふっていた

しらがになった
おじいちゃんとおばあちゃん

ふざけてあそぶ
わかいふたり

まどのそと
わた ....
やきにくくったら
することがあるじゃないかと

いやらしいおやじたちが
いうのだが

しんせんなにくを
やいてたべるだいしょうに

あたらしいのちを
にくをうむこういを ....
いま
おもったことを

もう
おもいだしている

はつこいしたとき
それはすでに
おもいでなのだ

きょうがおわれば
あすがはじまる

いや
そのすきまにこそ
 ....
きっとわたしが
しんだあとに

そのへんじは
くるのだろう

はるになれば
つぼみがふくらみ

なにごとも
なかったかのように
 
 
朝めざめると
あなたは哀しい
人の形をしていた

毎朝きまって
そうなのだとしても
本当のことは
けっして言わなかった

言葉にできないことや
したくないことを
たく ....
草野春心さんの小川 葉さんおすすめリスト(74)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 小川 葉自由詩111-4-28
いつか人になるために- 小川 葉自由詩111-4-27
摩天楼- 小川 葉自由詩411-4-24
牛乳を飲めない子供- 小川 葉自由詩411-4-23
ふりだし- 小川 葉自由詩411-4-22
きれいな人々- 小川 葉自由詩211-4-21
椅子- 小川 葉自由詩211-4-20
- 小川 葉自由詩211-4-18
行方不明者- 小川 葉自由詩411-4-8
若人- 小川 葉自由詩211-4-7
やきにく- 小川 葉自由詩211-3-31
思い出- 小川 葉自由詩411-3-28
返事は遅れてやってくる- 小川 葉自由詩5*11-3-21
さよなら二十世紀- 小川 葉自由詩1710-7-14

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