すべてのおすすめ
「パトラッシュ もう疲れたよ」 ひとりごと
納期に追われ 今日も眠れず
「青」と「黒」 その名を背負う少年が
教えてくれたルーベンスの絵
名作をCR機で想い出す
大当たりから薄れ ....
噴水が零した星屑かき集め君の名の星座夜空に作る
伸び始めた前髪の隙間から見えるきみは幾重にも刻まれている
まっしろなしんしんというねのなかで記憶をこわさずとどめていたい
....
白空のヒビは街路樹の冷たい手 聞け言の葉の声をココロで
外套の襟をかすめる単音のグロリア今宵は木枯らしのイヴ
買った父が誇らしげに笑う。ぎゅっとつまった、初みかんの味。
暮れどきに見た木の、やわらかな色彩に、心からこの町をいとしいと思う。
天気予報見ずに失敗した、とふるえるあなたに、この赤いマフラ ....
みかんみかんみかんあ・な・た・の・み・か・ん!ほら口の中がすっぱくなった。
あははははははは自分の急所もそこだから刺せないんでしょ?えいっ!。
囚わ ....
花言葉
名付けし人の
恋路などを
思って寄り添う
車道の縁
「ブリザード」
梢吠え闇の怒りと共鳴し生を償う旅路震わす
零℃切るなみだ氷雨が張り詰めた世界の銀を裂くデリュージョン
ブリザード膝つき見上げる万華鏡身を刺す寒もい ....
舌先が絡める熱い銃口の鉄の苦みは血の味に似て
約束の指でいざなうライフリング自我突き破る濡れた弾丸
背徳を縛る鎖の錠を撃つ。ふたつの魂(たま)は逝く果てもなく
ペンギンの求愛よりも美しく 季節はずれの半そでの君
マフラーの巻き方すこし横着で 君の名を呼ぶ朝のただいま
ヘンな角度の頬づえで秋の夜の作戦会議 恋をしている
....
霏々と降る、雨。黝いparanoia不協波紋よ咲かせ憂鬱
信号の点滅さえも響いてる月の爪痕冴え渡る夜
加速度をゆがんだ都会(まち)で確かめて スカイラインへ突き抜け ....
誠実な嘘で騙してあげるから
死ぬまで一緒にいてくれないか
緋の蝶を君のみぞ知る胸に彫る無血のいたみ翅広げ咲く
手のなかの諸刃はいつしか時じくの命となりて食らうかなしみ
疼くはばたき連れて生きるというならばわれをともない生きてくれぬか
朝焼けに
みちゆく人の
影のびて
うきよ離れし
君思い出づ
寝る前に
S.O.Sを
キャッチした
京阪ならば
まだ走ってる
河原町落としたコインを追ううちに逆巻かれてた日曜の波
白線のバリア破って日常が隣で呼吸してる烏丸
かつら、カツラ、桂。わだちの枝に今日も葉が行き交うひとの数だけ茂る
文字盤の ....
魔性より上の一手で栓をする
豹柄手錠似合う黒蝶
あなたとの すきまに落ちた 恋心 浮かばれるまで 漂っている
唄え愚者
己が小心
奮わせて
賢しき知恵より
愚直なる意志
原谷は 蒼い桜も咲くのかな
来年の春 探しませんか?
地下鉄のホームで風を浴びている
風光明媚なのはポスター
シルクでも ミンクでもない手触りで
愛想ふりふり ベンガル無敵
*
たい・まぐろ
高級猫缶
大好きニャ
嬉しさアピり
またオネダリす
*
セルシオ ....
狂うほど 心ねじれる想いごと
京都御苑にサファイアの雨
髪をすく仕草で届きそうな月青い温度は抱きしめて知る
スカイタワー高層ビルに隠された月を映せり「ひとりじゃない」と
宇宙には同じ星などないそんなことは昔に確かめ合った
....
君はもう忘れたんだろ角にあるセブンイレブンでキスをしたのは
冗談にならない嵐 外に聞き“永遠はない”わかってはいる
「もしもし」とのろい私を罵ってくれるウサギが君ならよかった
....
格闘技観戦が吉 おひつじ座
リングサイドで熱を感じて
無理をせず健康管理大切に
おうし座の君 野菜足りてる?
双子座の陽気な魅力曇りがち
楽観的に甘えてごらん
恋愛はフォロー大 ....
夕されば高き帳に望月の影透けて咲きよいやみを待つ
ゆくへなき水だに君に恋すてふ命のなごりに青霧となる
秋と言ひ長き夢路を眩ませし霧は瀬に立つ蒼き陽炎(かげろ ....
信号の青が延延続いてて
都大路を駆ける跳ね馬
捨ててきた夏のカードと引き換えに虹よりたしかなセヴンブリッジ
仮面の下で抜いた{ルビ剣=つるぎ}に嘲笑う君を刺すのもまた{ルビ運命=さだめ}かと
夢見よう手札はいつも風まかせ無 ....
■「三銃士007」■
声をあげ まだ温かいリボルバー君がためならロシアンもやる
〜ダルタニアン〜
トリガーを引ききる時の痛みさえ分かたぬおまえの傷に刺すキス
....
こめかみの銃口我に味方せり引くも引かぬもその強さゆえ
撃鉄を起こす刹那の走馬灯 涙とともに溢るる思い
悲鳴とも歓喜の叫びとも聞こえたが俺は応える「闘え、この ....
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