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ただいま正月おかえり新年
抱負は毎年変わらず 無事
蟹を食べ始めるまでは賑やかでした
虱潰しに暇潰す
初笑いとの根競べ
初の雑煮に既に飽き
....
なんてことない不在の言葉に
愛しさを汚されたその時は
無情の荒野にうずもれて
枯れ草毟ってやり過ごそう
なんてことない不定の言葉に
審美眼を汚されたその時は
悲観の海をたゆたって
船 ....
空前絶後のはにかみ屋
距離感間違え馬鹿のふり
自分に厳しく飴で鞭
手折っても手折っても茂る煩悩
笑顔の旋毛が禿げだした
思い留まるたび迷子
....
赤い砂漠をトボトボと
白いドレスの女は行くよ
背中に担いだ木の十字架は
太陽に焼かれ{ルビ暗の暗=くらのくら}
既に神は干からびたもうた
軽い軽い炭のクロス
....
ガムは
包んで
屑篭へ
煙草は
消して
灰皿へ
服は
畳んで
押入れへ
さて
この感傷
何処へやろ
飲み込んで
腹の中に?
揉み消して
道の端 ....
朗らかだろう
安らかだろう
健やかだろう
なあ、
陽気で
呑気で
幼気で
穏和で
親身で
温厚だろう
それでいて、コイツ
まだ生きてやがるんだぜ
期待という期待 ....
寂しさの上に
雨が降る
怒髪の上に
雨が降る
導きの上に
雨が降る
約束の上に
雨が降る
しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん
そんな気の良いもんじゃない
じとじとべ ....
失った
後悔を
追いかける
俺は無常
無くなった
腹減った
飯を食う
俺は無常
虫が湧く
無視をする
虫になる
俺は無常
情熱に
蓋をする
莫迦になる
俺は無 ....
持ち前の笑顔とやらの裏にある疑心のやり場がまだ見当たらず
舞い込んだ平穏にさえ整合性 求めてしまうみだりなユーウツ
孤独だと自惚れるより幸福を受け入れるほうがよっぽど難儀
....
冷静沈着というよりは枯木死灰だ
天衣無縫というよりは無知蒙昧だ
多面的というよりは気まぐれだ
ひたむきというよりは妄執だ
奇抜というよりは悪ノリだ
繊 ....
顔を上げるとそこは晴れ
雲が犇めく青い空
或る者がそれを美しいと尊び
まるで人の心みたいね、と
浅はかなリリックを書き連ねる
それと恰度おんなじ頃
社会生活にあぶれた蛇が
安アパートのポ ....
儚くも逞しくもない雑草
卑屈になるには育ち過ぎた
真綿で自殺を図るような詩人
歯に十二単着せてスマイル
まだ息が白くないから秋だ
劇的な何かを待ち望む ....
きれいなうたを歌おうと想い
きれいなものを見上げていました
しかし私は愚か者
気付けばそれらすべてのものを
もろとも見下しておりました
そんな自分を軽蔑し
慈善などとも想いはしました
....
哀愁のコートを纏い
感傷の中を走り抜けて
憂鬱の煙を吸い
恍惚のため息を吐き
嘲りのヒールを鳴らすと
マゾヒックな水溜りが弾けた
煩わし ....
奇を衒う、という作風は
技才ある方がやるもんです
私のようなあんぽんたんには
到底真似できやしないのです
弁えております
それに及ぶ才がないことも
学に費やす気がないことも
努力 ....
血液という海に守られている
骨という外壁に守られている
わかっていながら、
あたしはその中で平気で紛争を起こします
それを片や、狂気沙汰に批判します
....
北大路京介さんのfaikさんおすすめリスト
(46)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「ただいま正月おかえり新年」自由律十編
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faik
俳句
10*
12-1-2
相性
-
faik
自由詩
16*
11-12-20
「平和を望む歯噛みうた」自由律十編
-
faik
俳句
5*
11-12-16
赤い砂漠
-
faik
自由詩
11+*
11-12-13
_
-
faik
自由詩
12+*
11-12-13
ダーティーボム
-
faik
自由詩
14+*
11-12-8
雨女
-
faik
自由詩
15*
11-12-6
俺は無常
-
faik
自由詩
23*
11-12-2
憂鬱になれる内が花
-
faik
短歌
9*
11-12-1
「孤独というよりは当然の結果だ」自由律十伍篇
-
faik
俳句
15*
11-11-25
殺風景
-
faik
自由詩
13*
11-11-18
「大安吉日大寝坊」自由律十篇
-
faik
俳句
6*
11-11-14
きれいなうた
-
faik
自由詩
8*
11-11-2
道化
-
faik
自由詩
7*
11-10-18
遠吠
-
faik
自由詩
5*
11-10-17
机上での自己解剖
-
faik
自由詩
5*
11-10-16
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